介護拒否のある人の対応

今回は、介護拒否のある人の対応についてお話していきたいと思います!


介護の仕事をしていると、絶対に当たる壁が介護拒否です。

認知症の方や、もともと人付き合いなどが苦手な方など、介護拒否をするのには色々な理由がありますが、介助する側としては辛いですよね。

特に、お風呂が嫌いでお誘いしてもなかなか入ってくれない、失禁しているのに更衣や排泄介助に入れないなど、緊急でやらなければいけない介助に限り、拒否が強く出てしまうものです。

労働時間が決まっている中で、尚且つみんな忙しく、バタバタ働いている中で拒否されると、本当に辛いですよね。


今回は、そんな介護拒否をされた時の対応を私個人の考えなのですが話していきたいと思います。

現在、介護現場で働いている方やこれから介護の仕事をしてみたいと思っている方は是非参考にしてください!


それでは、介護拒否があり、介入の難しい利用者に対してのアプローチについて考えていきたいと思います。


○時間を置いて介助する

認知症の方などは一度介護拒否があったとしても、時間を置くと声をかけたことを忘れてしまうので、再度声をかけて介助するというのが基本の形となります。

しかし時間を置いても、また介助を拒否されたらどうしよう、という不安な気持ちを抱えたままの介助だと、誘い方もぎこちないものとなってしまいます。

また不安な気持ちというのは相手にも伝わってしまうものなので、また拒否されてしまうという悪循環が生まれてしまいます。

個人的な見解なのですが、時間を置いて介助するというのは正解として50%くらいだと思っています。


じゃあ、どうすればいいのかというと、


○時間を置いて、別の人に介助を頼む


が正解だと私は思っています。

前述した通り、介助を拒否されて、2回目に介助に行く際に、また拒否されたらどうしようと焦ってしまい、その気持が相手に伝わり拒否されてしまうという悪循環が生まれてしまうことがあります。

なので、1人で頑張らずに、他の人に任せることも大事だと思います。

もし、頼む人が忙しそうにしていたら、その人の仕事を代わりに引き継いででも介助を変わってもらいましょう。

それで頼んだ人が介護拒否されたら、少し時間を置いて、3回目は自分で介助に行きましょう。

そうすることで、他の人でも拒否されるんだ、自分だけでは無いんだと心に余裕がある状態で介助ができるため、割と拒否無く介助させてくれることもあります。

その後は、介護拒否があったことを2人で上長に報告しましょう。

1人で報告すると、あなたの声のかけ方がいけなかったんじゃないの?とか、介助の仕方が下手なんじゃない?とか言われのないことを言われるかもしれません。

しかし、2人で報告することで、その利用者さんの介護拒否があることを確実に伝えることができ、フィードバッグもしやすくなります。

しっかり介護記録に残すことも忘れないようにしましょう。


お風呂に強い抵抗のある方の介助方法は、まずは、他愛のない話から相手の信頼を得てから、なぜお風呂が嫌いなのか聞いてみても良いかもしれません。

水が苦手なのか、入るのが面倒なのか、誰かに身体を触られるのが嫌いなのかを聞いてみるとなぜお風呂に入りたくないのか分かるかもしれません。

後は、無理をせずに全身清拭などで対応するしかない場合もあると思います。

なぜお風呂に入りたくないのかは人それぞれによって違うので、色々とお話を聞いて、対応策を職場の人や利用者さん自身に聞いてみて対応しましょう。

大事なのは、介護の仕事は1人でやっているわけではなく、チームケアでみんなで仕事をしているんだという気持ちで臨むことだと思います。


お読みいただきありがとうございました!



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