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UTMF中止会見と鏑木さん哲学。

UTMF2020中止会見から1週間。

たった1週間で、世界の状況が…
春のUTMFどころか夏のオリンピックすら…

この現状を予測していたはずもないだろうに。

賢明なタイミングと前倒しな発表に改めて感謝を。

友人たちが帰国できない。
戦後はこうして在日外国人が…
カナダ旅で隣席のおばぁさんが話を思い出した。
兄弟に逢いに行くの。
でもお互いの言葉が通じないの。
カナダと日本それぞれ違う国で育ったから、と。

ライト兄弟が飛行機をつくってから100年。
戦後70年。たった70年!

鏑木さんのいう、様々な国の人が時を同じくして。
異国の人たちと同じゴールを目指す。
なんて平和な時代に私たちは産まれたのだろう。

会見は、誠意と誠実さに敬意しかなかった。
ただただ想いを伝えてくれた。
トレイルランナーで良かったや。と思った夜。

鏑木さんの言葉を書き残したくて、
会見LIVEから書き起こし。

ドッグスキャラバン岩佐氏「様々な参加者がいらっしゃる中で、極端な方であれば、トレイルランニングは自分を試す究極なスポーツである。エイドスーテションで休憩することもなし、開会式も閉会式もなし。それであっても100マイルの夢を果たしたい。少なからずもそう言った方もいらっしゃると思います。そういった方にはどういったメッセージを送られますでしょうか」
鏑木さん「おっしゃる通り確かにそういう考え方もあると思うし、僕はそういうスタイルも否定するつもりはないはないし、素晴らしいスタイルだと思う。ただ、僕がそもそもウルトラトレイルマウントフジを作ったきっかけが、世界最高峰のUTMB、モンブランを一周をするUTMBです。あの時に感じたのは、多くのスタッフ、ボランティア、さまざまな各国選手と、時を同じくして旅をしながら、ただ単にレースだけでなく、いろんな人生の価値観を共有した。そういう時間。それこそがウルトラトレイル僕自身の考え方を思って。なので、ソロで走るということは、大会自体として私の哲学とは違う。それがUTMFかというと、そうではないと思っている。」
https://www.facebook.com/ultratrailmtfujiofficial/videos/589647498286515/UzpfSTgyODcxOTE2NToxMDE1ODIxODA2Mjg2NDE2Ng/
LIVE開始から50分ほど

そう100マイルって旅。
いろんな人にパワーもらって前に進む旅。

決して一人では走れない。
サポートや応援なしなんて、そんなのUTMFじゃない。

え、エイドなしとか、全くワクワクしないんやけど、と。
それならソロで走ればいいやん、と。
実は2月末段階の発表は、そう思っていた。

UTMFは現地に行けない人も家族も含めて
一緒に100マイルを楽しむお祭りだ。

今回、私のもやもやを
鏑木さんの言葉がクリアにしてくれた。

人のチカラなくして走れない。
それを味わえるのが100マイルの醍醐味。
私もセブンルールに書いた通り。

ギリギリガールの100マイル完走 セブンルール
https://note.com/iguchika/n/n5c0c48a6cf3a

2015。UTMF何か知らずに応援に行った日から、私の人生は変わった。
あんな風に誰かに感動を与えてみたい、と。
2016。UTMBのスタートを観るご縁があって、更に私の人生は変わった。
まだ4年前。50km走るが精一杯の頃だ。

まさか数年後、自分が100マイルのスタートに立つなんて夢にも思わなかった。
UTMF2018、UTMF2020。
自分の可能性は自分が決めれる。
運も味方につければいい。そう学んだ。

大勢の仲間に応援とミラクルの連続で
仲間の力を誰よりも貰ったUTMFとUTMB。
お祭り人間の私はレース中に投稿しまくって
皆を巻き込んで誰よりも楽しんだ。

いろいろな人に出逢って、今の私がある。

フルマラソン走る人アホや、と、言った私が 笑
ネパールでぶーたれてハイキングした私が 笑

人生何があるかホントわからない。

それだけトレイルランを通して
出逢う人たちが魅力的だった。

1人で山に行くわけでもなく
1人で走るわけでもない。

ただただ皆とワイワイしたかっただけ。
距離がのびればのびるほど
ゆっくり景色を楽しめること
人のチカラがエネルギーなることを知った。

イグチャレを達成できたのは、
紛れもなくたくさんのご縁のおかげだ。

恩を返したい。

UTMBみたいに国内レースを盛り上げたい、そうボランティア参加を。
山での会話が厳しく山企画ができないかわりに、ブログをはじめた。

鏑木さんのUTMFへの想いを本番数日前に読んだ雑誌が印象的で。
UTMFを日本で開催したい、第一人者としての想いも感じずにいられらなかった。
ご縁あって鏑木さんにも六花先生ともお話しできたことも大きいかもしれない。


UTMFの先にはUTMBがある。
ポイントシステムが変わることもあり
中止だけは避けたかっただろう。
苦渋の決断は、Liveを聴いていて泣きそうになった。
でも彼らはトレイルを愛する人たちとその応援する人たちを守ったんだな、と。
この記事からも鏑木さんの人柄と謙虚さがわかる。

誰かが整備してくれているから、そこにトレイルがある。
山の中を友達を走れる健康な身体も、家族が元気なことも奇跡。
爆弾も飛んでこない。
トレイルランニングはまだまだ富裕国のスポーツだ。
東欧ですらアウトドアショップ自体が殆どない。

この時間を割いてLiveで誠意と誠実さを伝えてくれた
鏑木さん、六花先生、千葉さん。3人には敬意しかありません。
山の中での夜明けの富士山は、人生でいちばん美しかった。
2021 開催楽しみにしています。

そして
100年続く箱根駅伝のように、30年続くウェスタンスティツのように、
鏑木さんの想いや哲学が、皆のUTMFへの想いが、
10年後20年後30年後、後世に繋がりますように。この自然の美しさも。

#UTMF2020
#UTMF中止会見
#鏑木哲学
#鏑木マインド
#感情の記録


この世界は愛と優しさで溢れている。BASHARのワクワクの法則の人生実験をしながら、あの頃の私に伝えたいことを発信していきます!