今日の短歌
階段の下を覗けば鰐の口 上を覗けば鋸の刃
古のロケットのごとき給水塔 存在隠す太古の街路樹
目の前にいても私は映らない 君の瞳に光るスマートフォン
給料を前にチャラチャラ鳴る財布 127円の存在感
「パズドラと私のどっちが大事なの」スマホゲームに負けてる女
一首目、階段は日常に潜む凶器。私たちを簡単に殺せる。
二首目、横浜市旭区の市沢団地というところの給水塔がとても神秘的で写真を見返して詠んだ。
三首目、目の前にいるのにスマホばっかやられるとむかつくよね。
四首目、これが私のリアルです。
五首目、人間を救うのは人間ではなくソシャゲかもしれない。そんなこともあるかもしれない。
写真はお気に入りの酒場。
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