【囲碁】仲邑菫先生の移籍ついて
こんにちは。IGOcompany【U】です。
さっきのnoteで、
今日明日中に感想をって書いたんですが、出勤中に書き上げる事が出来たので載せてみます(急いで書いたので、後で書き直すと思います)。
※移籍は確定じゃなく申請(?)だと思うので、そういう間違いがあったら、すみません。
ツラツラとした拙い文章ですが、良かったら読んでみて下さい。
※ちなみに、何かを批判するとか、そういう意図は全くありませんので、広い心でこういう考えもあるんだと受け止めて頂けると嬉しいです。
さきほどは「朝に何気なくTwitterを見てたら、ワリと衝撃的なニュースが!」って書いたんですけど、
よく考えると、世間一般には「あぁ、そうなんだ、若くて強い女性棋士の先生が、海外に挑戦するのね」ってだけなんだと思います。
囲碁界では、(ほぼ)初の出来事なので、この界隈が驚いたってだけの話かもしれません。
個人的には、メジャーリーグに挑戦をした野茂英雄が、当時はもの凄い批判をされてしまいましたけど、そういう事がないといいなぁと。
仲邑菫先生の挑戦を見守っていく!というスタンスが単純に良いんじゃないかと感じました(いや、いろんな意見があったんで)。
あの大谷翔平ですら、最初は二刀流を批判されてたんですよ?信じられます!?(僕は大谷翔平さんと同じ市出身だったりします)。
まあ、野球と囲碁は違うかもしれませんが、今は海外の棋戦の情報も(少しは)入ってくるので、そのラインを強化して欲しいなとは思います。
応援したいですからね。
で、
囲碁界的には、何が衝撃かというと
基本的に、だいたいの人は、囲碁の本場は日本だと捉えているワケです(いや、それも間違いじゃないんですが)。
ピアノやバレエだったら、日本から本場の海外に留学したりするの普通じゃないですか?
でも、サッカーのプレミアリーグから、例えば、日本の地方リーグに移籍する人はナカナカいないワケです(地方リーグを貶しているとか、そういう意図ではないです)。
日本から海外っていうのは、今まで例を見ない話だったので、ちょっと色んな意見がSNSで見られています。
僕は、そういう事もあるかもなって思いましたが、何故にわざわざ海外に?って捉えていると、ちょっと違いが生まれるのかもしれません。
※日本が囲碁界のプレミアリーグじゃないって意味ではありませんので、怒らないで下さい。
ちなみに、
日本が囲碁の「本場」っていうのは間違いじゃなくて、
囲碁の発祥は数千年前の中国だと考えられていますが(諸説あり)、ずっと文化としての囲碁の「世界の中心」にいたのは日本なんですね。
仏教と共に囲碁は伝来して、ずっと日本の文化の中にありました。
戦国武将も囲碁を嗜んでましたし、徳川家康が囲碁棋士を保護した事によって、江戸時代から近代、現代に繋がる「囲碁文化の基盤」が出来ました。
※歴史的に色々あったんですが、それは別のトコロで書く予定があるので、割愛。
読んでいる方は、囲碁の本場は日本である(あった)って部分だけをしっかり把握して頂ければ(日本人として誇っても良いと思います)。
事実、
国際棋戦があれば、ずっと日本は世界一でした。
そう、2000年前後までは。。。
囲碁に興味がない人は知らないと思いますが、その頃から、韓国・中国の台頭が見られます。この2カ国の実力が、日本を超えるようになったのです。
今は頭ひとつ分(囲碁ファンとしては、そうは思いたくないので、頭半分くらい)上になってしまいました。
あまり知られていませんが(だからこそ、書きますが)、2000年前後から、全員というワケではありませんが、プロ試験(棋士になるための試験)の前に韓国に授業に行くという流れも出来ています。
韓国で修業した方が実力がつくということなんです。
理由としては、なんなんでしょうね。
日本だと棋士になれば(とりあえずは)生活が出来るので、ハングリーさが足りないのではないかと言われていたり(韓国・中国では勝てないと生活出来ない)、
韓国は、学習塾以上に囲碁塾があるので(テレビ放送も盛んらしいです)、囲碁の普及率や人気が高いとか、
中国は、何千人も見込みのある子供を国家として集めて囲碁の訓練をしている体制ができている、などが考えられます。
日本では、才能のある子供が集まって修行するっていう院生の制度がありますが、これは東京・名古屋・大阪のコに限られているような印象です(稀に地方からも来ますが、今は本当に少ない)。
僕も今でこそ囲碁でご飯を食べていますが、高校生くらいまでは、そんな制度があったことすら知りませんでした。
そして、大人になってから囲碁を覚えたんじゃ遅い!大成出来ない!!
と言われるのが囲碁の世界です。このnoteを読んでいる方も、ほとんどはどうやって囲碁のプロになるかわからない方も多いと思います。
そういった「文化の手厚さ」みたいなものの違いが段々と出ているんじゃないかと推察します。
インターネットの普及やAIの登場も大きいかもしれません。
ちなみに、もし、この移籍で批判される(?)ことがあるとしたら、
仲邑菫先生が特別採用枠の棋士であること、今現在女流棋聖というタイトルを持っていることだと思います(私達が育てたんだ的な想いもあるでしょうし)。
とは言っても、それは構造上の問題であり、仲邑菫先生の責任でもないので移籍自体は通るんじゃないかと。
あとは何年向こうに行くとか、そういうことを決めるんじゃないかと思います。←違ったら、すみません。
もともと契約書とか、そういうのがしっかりない文化(今はあるかもしれないですけど)なので、どういう形に落ち着くのを見守りたいですね。
ないと思いますが、移籍撤回って可能性もあるかもしれないですし。
こういうのは囲碁は文化人枠と言いますか、ファンがいて成り立つ人気商売の部分もあるので、SNSで色々な意見が出たりするのは仕方ないかもしれませんが、
ただ、あまりゴタゴタせずに、上手く廻って欲しいなと願うばかりです。
まあ、今日は、ツラツラと感想のようなものを書いてみましたが(急いで書いたので文章も拙いですが)、
こういうのは数年後にはこういう事があったよねぇ的なことになると思うので、いち囲碁ファンとして、応援しています、頑張って下さいと見守る姿勢でいたいと思います。
仲邑菫先生に取材をしたワケじゃないので、間違っているかもしれませんが、僕は、純粋に囲碁の実力を上げるための挑戦なんじゃないかと感じています。立派な姿勢だなと。
そんなことを思ったnoteでした。
それでは、この辺で(※あくまで一意見です)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
サポートありがとうございます。コロナの影響もあり、今囲碁界はどんどん縮小していっています。どうにかしたいと思っている方は多いと思います。まずは小さな一歩から、囲碁の本を買ったり、近くの囲碁サロンに行ってみたり、周りに囲碁を教えてみて下さい。サポートは囲碁普及に使わせて頂きます。