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【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第5回

こんにちは。

IGOcompany【U】です。

囲碁をビジネスに起業して「宇佐美囲碁教室」っていう教室を運営したり、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて指導碁や交流会をしたり、

「新百合囲碁学園」の学園長を任されたりしながら、世田谷や麹町、大学などで囲碁を教えて、ご飯を食べてます。

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第5回、

になります!

棋譜解説の前に、

(すみませんが)ちょっと宣伝で、

Amazonにて、僕の本が絶賛発売中です。

できるだけ優しい内容の本を目指して、級位者から有段者まで、囲碁に必要な知識を詰め込んでいますので、良かったら、サンプルだけでも眺めてみて下さい^^。

毎日noteも毎週の有料記事更新も、(どうにか)継続できています。

読んでくれている皆さん、本当にありがとうございます!!

リアクション頂いた方のnoteは、時間がかかるかもしれませんが、必ず読ませて頂いています!!

前回の棋譜解説は、こちら。

※必ず前回のnoteを載せていますので、興味があったら遡ってみて下さい。前半の無料部分にも、役立つ知識が載っています。

前にも書きましたが、

囲碁を上達するためには、

対局を重ねることはもちろんですが(詰碁や手筋を勉強することも大切です)、その上で「たくさん棋譜(解説)に触れる」必要があります!

囲碁は、これだけを覚えれば大丈夫!ってことが(ナカナカ)ないんですね。

応用の連続と言いますか、難しい言葉で表現すると「棋理(囲碁の理屈)」の理解が重要です。

色々な局面に対応するために、それぞれの知識が必要になるので、たくさんの棋譜解説を読んで、囲碁の知識の引き出しを増やしていかないといけません。

身も蓋もない言い方をすれば、兎に角、数をこなさないことには強くならないんですよね(笑。

だからこそ、少しでも皆様の棋力向上に役立つように、第100回を目指してこれから棋譜解説を定期的にコツコツと書いていこうと思っています!

週に1回、定期的に解説していけば、年間50局分以上の「新しい知識」に触れることが出来るので、皆様の棋力向上に役に立つこと間違いなしです。

有料記事は、有料noteのマガジンにまとめておきますので、全部読みたい人はこちらからどうぞ(今まで書いた有料記事の全てが読めます!)。

購入してもらわなくても、

キのリアクションを頂けるだけでもモチベーションになりますので、宜しくお願い致します!!

それでは、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第5回

を始めます!(※途中から有料noteになります)。

参考教材は、こちら。

こちらは、オンライン指導の棋譜を題材にしました。

僕が白番で、お相手の方は、二、三段前後の棋力です。
互先の勉強したいという事で、逆コミが15目の定先で指導しています。

良かったら、碁盤に石を並べながら解説を読んでみて下さい。

今回のテーマ図は、

ダイレクト三々からの、この白38のノゾキに対する着手です。

【テーマ図】

黒番です。白38とこう打たれた時に、黒はどう打ってみたいでしょうか?

まずは、テーマ図までの棋譜を解説します。

何度も言いますが、棋譜解説の中で、色々な事を書いていきますので、ちょっとずつ知識の引き出しを増やしてみて下さい。

【黒1手目~黒11手目まで】

左上隅、白4の三々に対して、黒5のカタツキ。

黒5の星に対して、三々に入ったような変化になりました。

Aのようなヒラキを打つ碁は少なくなりました

このような局面で、黒11でAの位置などにヒラキを打ちたくなる方もいるかもしれませんが(それもそれで悪い手ではありませんが)、

最近の感覚としては、左上隅の黒の三子は「そんなに弱くない(いつでもサバキを打てる)」ので、気楽に扱うことが多いです(サバキの手法はハネカケツギなど)。

という事で、

黒は黒11ではシマリを選択しています。

【白12手目~黒31手目まで】

右上隅は、両ガカリの定石。黒21でひと段落です。

今、本にまとめようと思っているのですが、両ガカリの時は片方の石をしっかりと制しておけば、そんなに悪いことにはなりません。

白22がスソガカリ

次に白は、白22のスソガカリの変化を選択しました。

黒も、黒23で隅をしっかりと守っています。

【参考図①】

白が工夫するとしたら、白1のワリコミです。

もし、黒2で白3の位置に受けてくれるなら、ホンのちょっとだけ白が得な変化(実戦より隅の地を減らしています)。

しかし、下の図のように、

白2のワリコミに対して、黒2の反発を打たれてしまうと、これは黒が良い変化になってしまいます。

難しいですが、黒2の反発の変化を覚えておくとお得です

最近は、白13をアテで打つ手もあるのですが、昔ながらの定石で紹介。

昔は、このワカレは「定石」なので、互角とされていましたが、今は黒が良いとされています。

右上隅の黒がしっかりしているので、白が外側に厚みを得ても働かない局面ですしね。

なので、白1のワリコミは、あまり見ない手になってきました。

【白32手目~黒35手目まで】

黒31のカカリに対して、白の着手の選択はたくさんありますが、

実戦は、白32と左辺にハサミといいますか、ツメを打ってみました。

この手によって、左上隅の黒3子の強弱を意識させています。

黒33のコスミツケはサバキの時の様子見の一手。

こちらの無料noteでも、

サバキの手を紹介しています。

実戦は、白34と受けたので、黒35のノビを選択しました。

この手も有力な選択です。

黒35のノビではハネも考えられます!

【参考図②】

黒35のノビではまだ黒石がおさまっていないので、

他には黒1でハネを選択し、形を決めるような定石もあります。

ちょっと難しいですが、下の図を並べてみて下さい。

白8は黒1の位置

黒13とシチョウに抱えることが出来れば、黒も悪くない変化。

白が左辺、黒が上辺を大切にしたような格好ですね。

ちょっと、宣伝ですが、

こちらの書籍でも三々定石についてまとめています。

最初に出版した1冊目の書籍なので、構成などがあまいトコロは多々あるのですが(でも、その時は初出版なので全力でした)、

三々定石の基礎事項をひたすたまとめていますので、良かったら読んでみて下さい。

【それではテーマ図へ!】

実戦の黒35のノビを選択すると、白は36とハイを打ってから、白38のノゾキが狙いのひとつです。

もし、実戦のようにツギで打ってしまうと…

【白38手目~白40手目まで】

白40のトビまでで、左上隅の黒の一団は「重い」。

取られることはないと思いますが、白に攻められているような印象がありませんか?

このようになれば白は成功と言われています。

左上隅の黒の一団は、まだはっきりとは眼がありません。

なので、

ここでは黒39のツナギ以外を選択したいのです。

この白38のノゾキにたいして、黒はどう打ってみたいでしょうか??

答えは、

以下の有料部分で解説します。

※これ以下、有料部分。

※ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

【参考図③】

白△のノゾキに対して、黒は反発を考えたい。

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