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MR2を選んだ理由と『猫』

悪いことは悪いことなので、迷惑をかけた人が過去にいましたら改めて謝罪致します。



ほぼ現役ではないのですが、今でも走り屋であるスポーツカー好きのオッさんの戯言です。

トヨタMR2という90年代に製造されたクーペスタイルのスポーツカーを所有して22年経ちました。
MR2を買った時以上に貧乏になり、MR2の維持もヒーヒーなのですが、3代目のオーナーとして命尽きる時までいっしょのつもりです。

とはいえ、俺のMR2を足代わりに運転できるような女性がいたら降りるとは思います。
運転のしやすさは数多あるMR2の中でトップクラスだという自負がありますし、女性の耳に不快な異音が聞こえないようなパーツ選定も慎重にしましたし、この車、面白い!と言ってもらえるような車に仕上げましたから。

『快速デート仕様』ってコンセプトはネタではなくガチです(笑)

ガチガチに硬いだけの車高調、バキバキガコガコいう機械式デフ、筋肉痛必至の重いクラッチ、会話もできない爆音マフラーで不快な思いを女性にして欲しくないじゃないですか。
スポーツカーは乗りやすさこそ正義だと思いますし、その乗りやすさが女性にも理解してもらえてこそ、真の意味で乗りやすい車であることを証明できると思ってます。

硬いだけの奴、うるさい奴、臭い奴とSEXしたいと思います?
そういうことです。

硬くて、うるさくて、臭くなっても許されるのはベッドの上だけです。
そういうことです。


 ちなみに、以前は自分のハンドルネームで検索すると、みんカラの履歴などから自分のMR2が見ることができ、イグニット=MR2に乗る人だと知ってもらっていました。

いわゆる走り屋仕様(完全合法)です。

旧NSXでもないし、FDでもないですヨ。

購入時に、同じトヨタの車種の純正色でオールペン(全塗装)しているため、純正のシルバーとは違うけど、純正として最初からあるような色だったんじゃないかと錯覚する深みのあるシルバーをオーダーしたのです(ドヤヤッ)

ちなみに、ダイソーのツヤだしクロスのパッケージのイメージカーとして使用されたこともあります。

あれれ〜?
MR2純正のシルバーは、もっと安っぽいシルバーなのですがおかしいですね〜?
サイドウィンカーがモールからフェンダーに位置が変わったので、このMR2の型は4型以降確定ですね〜。
自分の乗っているMR2と同じ4型でしょうかね?色といい、不思議な偶然ですね〜。
フロントウィンカーも4型からオレンジからクリアで、これもクリアですね〜。
反射板の位置をオレンジにしているのはアクセントかなあ?
リアスポイラーは3型と4型の純正リアスポイラーっぽいけど、04年にGTウイング買って早々に売ったから、そこは他のMR2の写真から参考にしたのかな〜?
ホイールは5型かあ、いろいろ参考にしてるなあ〜。
ドアミラーは純正だから、ガナドールミラーに変える15年以前の写真をトレースしたのかな〜。
みんカラやってた時期だし、この角度の写真しかあげてなかったからなあ。

ねえ、これを描いたのは誰だい???
怒らないから正直に言ってごらん???
ねえ、これ描いたのは誰かなあ???

昔、ショップがチューニング雑誌にデモカーとして紹介していたことがありました。
某メーカーのカタログ、パーツ紹介のページにしれっと載ってたこともあります。
そのどれもが、MR2の所有者である自分に一言も断りも無しだったんですが、こういうことってモラルとしてどうなのでしょう?

無許可の撮影は不愉快です。

あなたはOKでも、俺は不愉快です。

無断使用はやめてください。パーツを変えりゃいいってもんでもないです。
わからなくすりゃいいだろってもんじゃないんです。

自分の子供を他人が勝手に被写体として撮ってたら気持ち悪いでしょ?
それと全く同じことです。

そういう雑なことばっかしてるから、車界隈はマナーが悪いって印象が改善できないんじゃないのかい???

改造車が文化として花開かないのは、あんたたちみたいな自由と無法を履き違えた、自分に甘い奴らがいるからなんじゃないの???

ついでに晒しときますが、俺の車を○万円で改造した俺の愛車だと勝手に紹介するカーチューンキッズも現れたし、車界隈の民度の低さは、ス○○スなどという動物園も登場し、下がることはあっても上がることはありません(ゲンナリ)

はー……(クソデカため息)


ちなみに、走り屋をやってたことを一切弁明する気はありません。
そういう車を、そういうことする目的で買った以上、そういうことをした自分がどういう目で世間から見られるかは十二分に認識しております。
マナーもモラルもなっていない走り屋と同じに見られても仕方ないと思ってます。
その通りでございます。

MR2が納車された日、弟を乗せて目指した先が赤城山で、20代は某サーキットでの1分切りが夢でした。
改造費用の捻出で苦しみながら、今も車が、とくにスポーツカーが好きで好きでしょうがない奴です。

ただ、ドリフトの開祖とかは好きではありません。
というか、有料記事で後述しますが、ドリフトには良い印象がありません。
悪しからず。

 ちなみに、前回の日記でも書きましたが、車に関して2人から強い影響を受けたのは間違いありません。
ただ、走り屋になろうとした理由がだいぶ変わっていたと思います。

『飛び出してきた猫を轢きたくない』

猫に限らず、犬もそうですし、他の野生動物も同様です。
もし、自分の運転する車の前に飛び出してきたとしても、焦らず慌てず、正しく対処をし、誰も悲しい思いをしないで済むようにしたいからです。

20歳の頃、まだ免許のなかった自分をキューブ乗りの親友がいつものようにドライブに連れ出してくれたんですね。
1日中車に乗っていたので、自分も彼もクタクタでした。
夕闇も終わって真っ暗で、彼の家に向かう途中の道、走り慣れた道でした。
前方を照らすのはハロゲンライトだけ。
いつもの道、いつものように談笑していた時に、脇の草むらから猫が飛び出してきたんです。
親友は前の車と一定の車間距離を取り、安全運転をしていたなかの、前の車が過ぎての急に真横から猫が飛び出してきたのです。
親友は急ブレーキを踏み停車させようとしましたが、彼にも俺にも間に合ったかわからないギリギリのタイミング。
ぶつかった衝撃があったかなかったかもわからず、急いで車から降りました。
キューブには猫がぶつかったらしきあとも、血痕もありません。
猫が行こうとした先を見ても、飛び出してきたところを見ても、猫は見当たりません。
キューブの下を覗き込んでも猫がうずくまってたりもしておらず、親友のナイス判断で猫はぶつからず、うまく逃げられたんだろうと胸を撫で下ろして、親友にナイス判断と言おうとしたその瞬間でした。

「なんで飛び出てきたんだよ!!!!」

初めて聞く親友の大声、怒りの声にとてもびっくりしました。

親友は、とっさのこととはいえ、急ブレーキを踏んで猫を回避したのです。
後続車も来てないと判断しての最速のタイミングです。
猫を轢いてないし、彼はなにも悪くないのです。

むしろ、悪いのは1日中運転させていた自分では無いでしょうか?
雑談で運転の集中を削いでいた自分ではないでしょうか?

責めるべきは車の運転ができない自分では無いのかと、無言となった彼に寮まで送られながら、彼になんて言葉をかけるべきか考え続けました。

その結果が、「轢いてないし、気にする必要ないよ」という安直な言葉でした。

相乗りさせてもらってる分際で、タダ乗りしてる分際の癖して、何様だって感じですよね?

20年も経ち、親友はそのときのことを覚えていません。
しかし、自分は忘れられず、車に乗るたびに思い出します。

運転している以上はすべての責任は自分にあります。
猫がいつ飛び出してきても事故らず安全に回避できるようになること。
MR2を選んだのは、機械いじりが好きで他にいじっている人が少ないからという拗れた理由です。
ですが、車を走らせるうえで基本的なこと、走る、曲がる、止まるということをキチンとできないと走らせることはできない車で、運転技術を向上させる車として最適だと判断したからです。
アクセルを踏み込めば誰でも200kmのスピードまで出せる、誰でも飛ばせる車です。
でも、誰でも運転できるような車ではなく、誰でも速くなれるような車じゃないからこそ、基礎の反復練習に最適だと思ったんですね。

手軽に速い車に乗りたい。
そんな面倒くさがりには面倒なMR2は一生乗りこなせないからこそ、俺は生涯の相棒としてMR2を選んだんです。

路面状態が悪くても、タイヤが悪くても、乱暴にアクセルを踏み込めばスピンするMR2は、若いからこそ憧れがちなスピードという麻薬に対していい足枷でした。

MR2を通して、チャンスが来るまで我慢するということを教えてもらいました。
車だけに、来るまで、ね。

昼間からアクセル踏むな、一般車がいる時は飛ばすな、前の車を煽るな、後ろから来た車には譲れ、走り屋だからこそ車はもちろん、まわりにも紳士でいろと、後進に口を酸っぱくして言うような厄介おじさんです。

事故で死んだ仲間もいますし、大怪我負いながらも懲りない仲間もいます。
彼らにも当然俺はお説教をします。

だって、車を運転するということは自分を守るためでもあり、同乗者も乗っていれば同情車を守る必要があるわけで、自分を守ることが大切な人を守ることにも繋がるんです。

走り屋に対して言えば、自分を守る運転をするということは、仲間を守る運転を心がけるということに繋がり、仲間を守る走りをするということは走る場所を守るということに繋がる。
そう思って欲しいと思ってます。

自分を守る走りってなんだよ?って思うかもしれません。
それは、自分にも車にも周りにも無茶な走りをしないってことです。

無茶な走りしてませんか?
イキってアクセル踏んでませんか?
いいところ見せようと、整備不良車を公道で走らせてませんか?

少しだけでもいい。
走るということを考えてください。
爆音轟かせるまえに、まわりのことを考えてあげてください。
大切な人のことを考えてあげてください。


この動画みたいにさ。
亡くなってから後悔しても遅いんだよ。


ちなみに、見出し画像の写真はMR2のある場所に貼られているのですが、いったいどこでしょう?
答えは有料記事で!

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