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Lesson 2 /ɑː/ in art


Nativeの口


私の口

発音のコツ

👄
口は /æ/ の時よりも縦方向にあける。(口角を上げる必要は無し)
下顎を下げる。
(ネイティブの口は下顎があまり下がっていませんね。ネイティブは口の中の舌の形のみで音を変えられます。私達は下顎を下げることで舌の位置を即座に彼等に近づける事ができます。)

👅
舌の奥を下げて喉を開き気味にする。
舌先は下の前歯の裏に軽く触れておく。


説明

舌の奥が下がって喉が開き気味になるのがポイントです。鏡を見ながら舌の奥の方を自分で下げられるよう、練習してみてください。お医者さんで舌の奥を下げられる事がありますね。あれを自力でやる感じです。舌の奥が下がって喉が開くと、合唱をする時のようないい声が出ます。
舌先は下の前歯の裏。スペルにrが見えても、絶対に舌先をカールさせないように気をつけてください。
この音も、出すこと自体は簡単です。難しいのは多分、単語によってはつい 、 /r/ を入れてしまいそうになる事、そして、どの単語にこの音が入っているのかわかりづらい、という事だと思います。思わぬ単語が、この長母音だったりします。bath, class, dance, laugh 等、まさか長母音だったとは思わないですよね。イギリスでも北部の人は、これを短母音で発音したりするので、本当に覚えるのが難しいと思います。
とりあえず、単語のアクセントの来る位置に「ar」この組み合わせのスペリングが合った場合は、この母音だと思っておきましょう。  あとは、イギリス英語ネイティブの発音をよく聞いて長母音か短母音か覚えていくのと、自分でもこまめに辞書を引いて発音記号をチェックして地道に覚えましょう。

こんな感じの音になります。↓


では、単語を練習してみましょう!

🎦
car      art      part      dark    park     heart     bath       dance    
last    bark    after     start    aunt     party     large     calm
chance    half   laugh    can't    palm   giraffe    fast   class

Native、私、の順で録音してあります。私の口の方が動きが激しいと思います。前回も書きましたが、非NativeにはNativeのように舌の動きのみで音を変えるのが難しい事が多いので、口の動きを使った方がやりやすいと思います。


では次の文章を、/a: /  の発音だけを意識して、ゆっくり読んでみましょう。
下顎を下げ、後舌を下げ気味にする事を意識して。
下の文章のどの単語のどの音が /a:/ の発音か、まず確認してから練習してみてください。(こまめに辞書をチェックして、音を覚えましょう。)

🎦

I can't park my car near the big park. The charity marathon will start soon.

In winter time, I have to start the engine and warm up the car before the school run.

Mark has a heart of gold. He's loved by everyone.

My aunt started laughing when she heard my baby's loud fart!!

Martha was startled by the sudden loud bark of the dog.

I met her at the dance party in France and we fell in love, but she broke my heart afterwards.

A lot of stars shone brightly in the night sky above Prague. The artist started painting excitedly.

It was rather obvious that my father was devastated when his father passed away. 

I didn't miss the chance. I acted so fast. Now I'm married to a superstar!

One of my dreams is making a spa bath in a large bathroom!


注意点

発音するのは簡単ですが、普通に文章の中に入ってくるとついつい正しく発音するのを忘れてしまって /æ/ と混同しがちになります。
口の形、舌の位置に注意して、鏡を見て自分の口を確認しながら、

🎦 /æ/  /a:/    /æ/  /a:/   /æ/  /a:/    /æ/  /a:/   /æ/  /a:/ 

と交互に発音し、2つの音の違いを舌と口周りの筋肉にしっかりと覚え込ませましょう!      


今後の全てのレッスンに共通するアドバイスです。

ゆっくり練習すること。早口だと上手に聞こえると勘違いして早く発音しようとしない方がいいです。舌の位置と口の動きを筋肉に覚えさせるためにも、ゆっくり練習しましょう。

レッスンのターゲットの音のみに意識を集中。(今回だったら /a:/ の音。)
他の部分がうまくいかなくても構いません。ターゲットの音を地道に確実にものにしましょう。

身の回りにある簡単な英語の文章を毎日5分音読しましょう。 その文章の中で、練習したターゲット音を見つけておいて、そこのみに意識を集中させて、ターゲット音は必ず出来るようにしましょう。どの単語にその音が入っているのかを確認するのにも役立ちます。文章は簡単なものをおすすめします。NHKラジオの基礎英語等のテキスト、ネットの英語学習者用の記事、子供の絵本等、ご自分に合ったものを探してみてください。


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