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2021/5/2 Power Into Tohoku ツアー Team いぎなり東北産 2021 いわき1日目1部


いぎなり東北産のPITツアー、
《Power Into Tohoku ツアー Team いぎなり東北産 2021》いわき公演
が5月2日,3日の2日間計4公演行われた。

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いぎなりちゃん(年下組)がメインとなった釜石公演に続き、
とうほくちゃん(年上組)メインの公演となった。




本項は初日第1部のレポとなる。




今回のライブのコンセプトは「元気なとうほくちゃん」
普段は大人っぽい雰囲気を担当することが多いが、
今回は年齢以上に幼さを感じさせるような小道具や演出が随所に散りばめられていた。

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会場では各メンバーが選んだ客入れBGMが流れ、
猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」が終わると会場が暗転。
今回のツアーの為に用意された新しい「overture」と共に、
制服衣装にランドセル姿の律月ひかる、北美梨寧、葉月結菜、安杜羽加、吉瀬真珠が登場した。




1曲目の青春修学旅行では、普段はマイクを持たない葉月の歌い出しからスタート。
間奏では音楽が一旦ストップし
「修学旅行の夜」
をテーマにした寸劇(コント)が繰り広げられた。

修学旅行の夜といえば恋バナ。
一人ずつ好きな人の頭文字を挙げていくという展開になり、
全員が同じ
「か」
という頭文字の人物が好きだとわかり、言い争いに発展。
とりわけ、安杜の
「この前お昼の時間に箸貸したし」発言と、それに対する
「箸?!スプーンじゃなくて箸?!」というツッコミは客席の爆笑をかっさらった。

言い争いはそのまま定番の枕投げにもつれ込み、"いざ開戦じゃ!"の台詞とともに音楽が再開。
メンバー同士で激しい枕の投げ合いになる中、袖から橘花怜が登場する。
「呼んだ?」とアピールする橘に対し、とうほくちゃんは
「誰?」「あなたじゃない」「枕片付けといて」
と散々な反応で、ここでも客席の笑いを誘った。

"とりあえず万引きはやめてね"
のパートでは、従来の振り付けから、
律月が葉月の頬をビンタするというものに変化。
1曲目から観客を大いに楽しませた。

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2曲目には先輩グループの私立恵比寿中学のカバーで「大人はわかってくれない」を披露。
1曲目の破天荒な雰囲気から打って変わって、
確かなパフォーマンス力を皆産へ見せつけた。

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その後のMCでは、お辞儀の際に
"ランドセルの中身が全て零れ落ちる"
という、"お約束"のギャグで再び皆産の心を掴む。
ランドセルにはそれぞれ小学校時代の思い出の品が入っており、
それにまつわるエピソードが語られた。

なお、ランドセルは現物を既に寄付した律月以外のメンバーは、
実際に小学生の頃に背負っていた私物だという。
律月は代わりに
"かるぼなーら"
と名付けたうさぎのリュックを背負っており、ここでも"ひかるんワールド"全開の様子だった。

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※参考:2018/4/28-5/6 いぎなり東北物産展 ゴールデン 内展示


そしてMC後半では今回のライブのコンセプト
「元気なとうほくちゃん」
にならい、メンバーの昔の写真を公開するコーナーに。

小田和正の「たしかなこと」をBGMに、
律月の"プチトマトを2つ口に頬張る"幼少期の写真
が会場に投影されると、メンバーからは
「可愛い」の声が挙がった。
まるでハムスターのように頬を膨らませている姿は、今でも楽屋でよく見られる光景だそう。


続く北美は母との2ショット。
あどけなさの残る顔立ちだが、
この時から今の美しさの片鱗を垣間見せていたようだ。


葉月は幼少期に年賀状用に撮ったというピースの写真。
何枚も写真を送ったそうで、
どの写真が採用されるか内心ドキドキしていたと心中を語った。


安杜は3~5歳頃に家族でサイクリングに行ったという写真を公開。
道で寝そべるというインパクトの強い1枚に、
会場もメンバーも大きな衝撃を受けた。


最後の吉瀬は、幼少期に仙台でお祭りに参加した時の写真。
自身も参加したという葉月と、地元トークで盛り上がった。

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全員の幼少期の振り返りが終わると、
橘、藤谷美海、伊達花彩の3人が舞台袖から登場し、ライブが再開した。
※桜ひなのは体調不良のため欠席。



「トラベル」「恋はじめ」と可愛らしさに溢れた2曲を8人で立て続けに披露した後、
今回初カバーとなるももいろクローバーZの「MOON PRIDE」
をとうほくちゃんの5人で歌唱。
今回の公演を迎えるにあたり、スタプラ所属グループからカバー楽曲を選ぶこととなり、
メンバー協議の結果、この曲が選ばれたという。
ちなみに「MOON PRIDE」は葉月の提案によるもの。
各メンバーの提案した楽曲は以下の通り。


律月:イマジネーション(ももいろクローバーZ)
北美:吼えろ(ももいろクローバーZ)
葉月:MOON PRIDE(ももいろクローバーZ)
安杜:黒い週末(ももいろクローバーZ)
吉瀬:リンドバーグ(ukka)


なお、律月は提案した楽曲こそ「イマジネーション」だったものの、
実は「MOON PRIDE」との二択で考えていたことを明かし、
他メンバーからは練習中も特に律月がノリノリだったと語られた。

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MCを挟んだ後、今回はとうほくちゃんフューチャー公演ということで、
メンバー同士で選んだソロ曲メドレーが各公演で披露された。
また、このソロ曲メドレーが今公演の撮影可能タイムとなった。

葉月がカバーしたのはSHISHAMOの「明日も」

 "月火水木金 働いた (中略) 大丈夫 週末は僕のヒーローに会いに行く"

という歌詞にあるように、東北産と皆産の関係とも取れるようなこの曲を、高いキーにも負けずに見事に歌い切った。

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続く北美がカバーしたのは、大塚愛の「さくらんぼ」 
客席にピースを向けながら、堂々としたパフォーマンスを披露してくれた。
客席は"もう一回!"とコールしたくなる気持ちを抑え、
ソロに聴き入っているようであった。

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吉瀬がカバーしたのはAAAの「恋音と雨空」 
原曲は男性ボーカルと女性ボーカルが各パートを担当する楽曲だが、
それを一人で歌うポテンシャルの高さを見せつけた。

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しっとりとした吉瀬の歌唱から一転、
明るくポップな前奏と共に現れたのは安杜だ。
彼女がカバーしたのはE-Girlsの「ごめんなさいのKissing You」 
曲の雰囲気に違わず、笑顔が溢れるソロとなった。

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ここまで4人がソロを披露し、
満を持してトリを飾ったのが律月である。カバーしたのは、本人も
"人生の第1章のテーマ曲"
と公言するほどお気に入りだという、
Silent Sirenの「ぐるぐるワンダーランド」 
間奏中には、背負っていたうさぎのリュック(かるぼなーら)からうさぎの被り物を取り出し、客席を大いに沸かせた。

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ソロメドレーの興奮が冷めやらぬまま、立て続けに披露されたのが、
今回が初披露となるとうほくちゃんの新曲「未成年」である。
全員がラップに挑戦するというファンク調の楽曲で、
初披露にも関わらず客席は大盛り上がり。
今後のライブでのパフォーマンスにも期待感が高まる門出となった。

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直後のMCでは橘、藤谷、伊達が再登場し、
3人を交えてトークが進められた。
いつも通りの和やかな雰囲気のトークが続くが、誰かの
"これからもお願いします"
という発言からシームレスに「あなたは」のパフォーマンスへ移行。
不意打ちでの曲入りに、客席はどよめいたようだった。
ヘドバン後のアップテンポな間奏では、しばらく
"あっち向いてホイ"
に取って代わられていた
"イーヤーサーサー"
コールが久しぶりの復活。
メンバーや皆産のヘドバンもいつも以上に気合が入っているように見えた。

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ヘドバンでヘトヘトになった様子の客席だったが、
そこから更にノンストップで流れたのは、
まさかのチームしゃちほこ(現:TEAM SHACHI)の
「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」 
東北産のカバー曲の中でも特に人気の高い楽曲で、
2曲連続のヘドバン曲となった。
躊躇ないセットリストに、会場のボルテージも一段階アップ。
疲労をまるで感じさせないパフォーマンスで観客との一体感を更に高めた。

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そしてMCもそこそこに、ライブはいよいよラストスパートに。
"もっとテンション上げていきましょう!"
というMCの通り、「re;star」を披露。
続く「おぼろ花火」もエモーショナルに歌い上げ、
表現の幅広さを感じさせた。

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最後の一曲は、とうほくちゃん初ユニット曲の「Love is here」
元気なとうほくちゃん」がコンセプトのいわき公演だったが、
初披露の2018年12月30日"いぎなり東北大忘年会"から約2年半が経過し、
確かな成長を感じさせる「Love is here」となった。




最後は
「以上!うぢら、みちのくのスターダスト!いぎなり東北産でがんした!ありがとうございました!」
という挨拶と深いお辞儀によって、無事に公演は終了した。
総じて、セルフプロデュース公演らしさを残しながら、
ステップアップを感じさせる素晴らしいライブとなった。

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《Power Into Tohoku ツアー Team いぎなり東北産 2021》 2021.05.02 いわきPIT 1部公演 セットリスト
1.青春修学旅行
2.大人はわかってくれない(私立恵比寿中学)
3.トラベル
4.恋はじめ
5.MOON PRIDE(ももいろクローバーZ)
6.明日も(葉月/SHISHAMO)
7.さくらんぼ(北美/大塚愛)
8.恋音と雨空(吉瀬/AAA)
9.ごめんなさいのKissing You(安杜/E-Girls)
10.ぐるぐるワンダーランド(律月/Silent Siren)
11.未成年【新曲】
12.あなたは
13.ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL(チームしゃちほこ)
14.re;star
15.おぼろ花火
16.Love is here


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