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心臓をハグしたいって思った話

入院生活4日目。ずいぶんしゃべりも良くなったし、血圧のコントロールもうまくいっている。最初麻痺してパソコンのブラインドタッチができなかった左手も、ずいぶんと元に戻った。なによりも、これを機に自分と向き合う時間ができました。

今日理学療法士と話してわかったことは、私は運動しても元々心拍数が上がらないタイプ、サーキットトレーニングで追い込んでもなかなか心拍数がレッドゾーンにいかないです。これが今回の脳出血に深く関係していたのです。

学生時代にバスケットボールをしてて、学校のマラソン大会でも上位に入るほど持久力自慢で運動をしても息も脈も乱れない。それは今でもそうで、

『俺ってスポーツ心臓だから普段から脈が45くらいで遅いし、俺の心臓は優秀なんだよね』 

って思ってた。スポーツ心臓だと心臓が人より大きくて運動をした時に脈拍を早くすることで全身の血流量を維持するのではなく、鍛えたポンプの力が強いがゆえに一回の心臓の拍動で脈拍は遅いままで血流を維持すると。つまり心臓がズドン!と大砲のように血液をながす優秀な能力があるから俺の体は脈拍を上げて血流量を維持するのではなく血圧を上げていた。めちゃくちゃ頑張り屋の心臓が強がって俺ががんばってどうにかしてやる!ってやることで血管に圧力をかけていた。でも、心臓と同じ強さが全ての血管にあるわけじゃないから。そんなにがんばらないで、血管の脈拍に仕事を任していれば破たんしないのに。。。。

頑張って能力を高めて、自分が背負いこんで良かれと思って頑張り続けた心臓。結果として高血圧という症状を生み出し、脳出血という破たんが待っていた。

でもその心臓を責める気にはなれない。。だってその心臓が私自身の人生そのもののように思えてしまうから。今日は自分の心臓が愛しくなり。ちょっとセンチな気分です。・・・だから俺の心臓を抱きしめて言ってあげたい

「お前もよくがんばったな。大丈夫お前は何も悪くないぞ。俺はお前を心から愛してる。」

いままで俺も一人で抱えてがんばりがちだった。仲間は助けたいとおもっていただろうに。やっぱり自分の生き方が臓器にも出ますね。。。俺の生き方の課題でありテーマ。運動しても脈が上がらないというメリットの裏には、高血圧というデメリットがあったわけで

今日は読者の皆さんも、当たり前のように日頃支えてくれている臓器に感謝して、当たり前のようにがんばっている自分自身を認めハグして寝ましょ♡

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