自分を知るという事の価値

入院5日目、今日からシャワーが解禁!自由が増えてきました。退院も近いです。今日ある方とメッセンジャーでやり取りをしていたら、こう言われました

「私はヨシタクさんをずっと避けてきました。なぜならこの人にわかられてるんじゃないかなーって思うから」

と。あまり自分を開示しないでいきてきたから、見抜かれそうでなんか僕が怖いってことらしいのですが。よく言われるんです。でもわかってあげるんだからいいんじゃないかと思うし、僕が研修で毎回みんなに聞くことがあって、

『みなさん自分のことを一番よくわかってるのって誰ですか?』「自分!」『本当に?絶対ウソだよ!!そんなことない。いまこの私がどんな表情でみんなに話しているか私自身がわからない。今の私をよくわかってるのはみんなのほうでしょ?』

 自分の事が自分で一番よくわからないからみんな占いが好きなんだし、自分の部下に自分がなることはできないから自分のマネジメントにどんな課題があるかわからない。だからこそ、自分と向き合うのが人生において重要なわけで。人生は全て自分の思考と行動の習慣の積み重ねです。でも私自身も含めて自分の習慣にこそなかなか気づけない。だから私のやるような研修、私みたいなコーチがこの世には存在している。自分を知ることを恐れないで。手遅れになる前に。人生のブレーキは恐れです。恐れは単なる思い込みから始まってるのですが、多くの人は自分を知ることに対する恐れを持っていると思います。本当の自分を知ってしまうと、今までの自分が全否定されるかもしれないからでしょうか?

いいじゃないですか。それも。

僕が昔自分でビジネスをしていた時に当時のメンター(師匠)に言われて今でも強烈に覚えている言葉があります。僕の人生を変えた言葉です。その方は人の行動や習慣をみるだけで、その裏側にある思い込みや考え方をパッと見抜かれる方でした。何と言われたか?というと

「ヨシタク!あなたには愛がない 」

と言われたのです。愛が無いなんて全否定過ぎて頭がパニックになりました。自分では周りへの愛のつもりでさまざまな事をやっていましたからね。「そのやり方は愛が無いやり方よ」ではないんです。バッサリ「愛が無い」と。自分の中で『愛』と向き合うきっかけでした。『愛』とはいったいなんだ?あの時は頭を使って表面上のやり方で愛を理解しようとしていましたから、反抗心もありました。「あなたがやれと言ったやり方でやってるのに何で愛が無いなんて人格否定のようなことを言われないといけないの?あなたこそ愛が無いじゃないか」本当にいいタイミングでした。『愛』ってなんだ?

「俺には愛が無いのか?」自問自答しました。

「愛を知らずに育ったのか?」そのたびに首を振って

「いやいや、俺は両親からは愛されていたぞ」「ん?それって本当?」

みたいに。「娘のことも愛してる」「本当に?」みたいな。結構苦しかったのでよく覚えています。自分で思ってることを否定していく作業ですから。

そうすると自分で綺麗に包んでいた自分のエゴみたいなものも見えてきて。

で、自分の内側の答えがでた瞬間がありました。愛とは知ることから始まります。相手の事を知らずに相手を愛することはできないし、自分を知らずに自分を愛することはできない。自分のことを知ったというかありのままの見たくなかった自分も含めてわかった瞬間がありました昨日の心臓の話みたいに。それから不思議と、目に飛び込んでくる色々なものが本当に愛おしくなったのです。いまはあの時があってからなんとなくわかるようになりました。色々と自分の事も含めて許せるようにもなりました。

私は毎回研修をするたびに受講生を愛します。「よくぞ、今までの人生を積み上げて私の前に来てくれました。とっても会いたかったよ。」「どうやってここにきたの?」「今までどんな人生だった?」「大丈夫絶対にすべてうまくいくから」「よくがんばってきたね」という想いです。目の前の人を愛せば愛すほど、相手の輪郭が見えてきて、自分の内側の想いが溢れて気が付いたら相手に必要な言葉が口から勝手に溢れてくる。勝手に目から涙があふれてる。ぶっちゃけ研修のコンテンツは本当になんでもいいんです。

こういう境地になれたのも、あの時期に『愛』と向き合ったからだろうなと今思います。だから自分を知る事、自分と向き合うことを恐れないで!自分を知れば知るほど、愛おしくなりますから。自分に対する自信が生まれるから。

この感覚になれた理由として、トニーロビンスと出会ったことも大きかったです。こういう存在感で人を導くんだというのを直に体感しましたから。だから研修講師や教育をしている人は全員トニーロビンスのDWDを受講して欲しい。騙されたと思って。今年は中止になっちゃったけど。トニーもいつまで現役かわかりませんからね。


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