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何かを失ったという幻想が痛みを作るのだbyトニーロビンス

こんばんは入院3日目です。脳出血の箇所から血圧が上昇して出血が広がるとまずいのですが、CTとMRIで検査したところ、出血は広がっていないようで、手術はしないで、薬による血圧のコントロールに主眼が置かれた治療をしています。出血した血液はじきに吸収されるそうです。おかげさまで、血圧はコントロールできていて、今日から薬効が強い点滴の降圧剤ではなく、退院に向けて内服薬の降圧剤になりました。この状態で様々なリハビリ(運動)をして、退院後にどういう状況で血圧があがりやすいかモニターしながら過ごしていきます。NETFLIXで遅ればせながら「全裸監督」を見ましたが、「全裸監督」を見た後に血圧を測ったらやばそうです。見てびっくりですが、ほぼセクシーじゃないですかこれ。

その前に心電図がナースステーションでモニターされているので、「吉田さん何か心拍数が早くなって興奮してるみたい」とは気づかれてそうですが。。。

今回入院してわかることは、入院生活ではコロナの喧騒がありません。病院内には基本的にコロナの患者さんがいません。そしてコロナを心配している嫁もいません。基本的にテレビもついていません。毎日顔を合わせる人もほとんどが入院患者のご老人。みんなコロナ以上に目の前の病と闘っている人たち。コロナという単語も出てこない。こういう環境ではコロナに対する恐れは無くなります。 

わたしは入院する前は考えている事の大きな部分をコロナが占めてたように思いますが、何にFOCUSするのか?どういう環境を選択するのか?は自分をコントロールする上で非常に大切ですね。コロナに対して余計な心配をしない。それよりもいま自分の人生にとってもっと大事なことがある大事なものを明確にして心配せずに行動をし続けて過ごして生きたいですね。まだ何かを失ったわけではないのだから。いや確かに志村けんを失ったけれど。本当の意味で失ってはいない。志村けんからもらったギフトが沢山ある。そしてスマホの再生装置を使えばいつでも志村けんが笑いをくれる。

今回病気をしてみて思ったのですが、沢山の方がコメントをくれました。とても懐かしい方からも連絡頂きました。本当にありがとうございます。僕はむしろこの病気で沢山の愛や縁が繋がるきっかけももらいました。脳出血という病気は私にとって痛みでは無いようです。たとえ麻痺になっても、麻痺を言い訳にする人生を私が選ばない限り、麻痺が私の人生を支配することはできない。私は決めている事があります。絶対にバイクを運転して神戸に行くと。とはいえ、わたしも今回は弱者となり臆病にもなりましたが、こんな弱い自分もまた愛しいです。看護師さんに弱音を吐いて慰めてもらって。沢山の愛を感じています。

なにより、私の実母が脳出血の麻痺を乗り越えたサバイバーであり、その姿を間近で見てきましたから。二代目としてはやりがいがありますよ。

そう。なにも失っちゃいない!全ての痛みや問題は幻想なんだ。

だから今日を精一杯楽しんでやる


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