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ワンパチと旅がしたくて15年ぶりにポケモンを買った話

気づけば年の瀬ですね。いろいろずるずるやってたらもう2019年終わりそうです。

それはさておき、ポケモンやってます。シールドです。

ポケモン歴は兄がプレイするゲームボーイのピカチュウ版?を見ていた記憶と、あとはアドバンスのファイアレッドを幼少期にやっていた程度。最初の151匹は把握している…程度のあさーい知識だけ持っています。

そんな厳選?色違い?夢?な成人が、15年くらいの時を経てポケモンを購入しました。

理由はただ一つ、今回初登場したこいぬポケモンのワンパチの存在。

旅パを初期の初期から支えてくれる、頼もしくも愛くるしい毛むくじゃらです。

うぐいす色のくりっとした瞳に、ボリューミーな首元の毛並み、ちまちまとした短足とくびれ知らずのむっちり寸胴ボディ。

かわいいが渋滞したその容姿は多くのトレーナーを虜にしたことでしょう。

ちなみに私は

「あーポケモンの新作出るんか、きっと推しが配信するだろうし楽しみだな」

くらいの気持ちだったので自身でプレイする予定はありませんでした。

が、発売後にツイッターで流れてくるワンパチの動画や情報を見るたび、あっという間にワンパチと旅がしたい気持ちを抑えきれない状態に。

気づけば発売から1週間が経った頃、衝動に任せて閉店間際のショップに駆け込んでいました。

その日のうちに念願のワンパチ2匹(命名ワンとパチ)を仲間にして、私はガラルを飛び回る新人トレーナー人生をスタートするに至りました。

いやもう初期の151匹のポケモンしか記憶にないので、出会うポケモンの大半がはじめましてです。

「この見た目だから多分この技効くだろ。え、効果はイマイチやんけ。」

そんなタイプ相性も把握していない無知トレーナーだったので、バトル1つ1つが誇張ではなく真剣勝負。ジム戦は手に汗握る熱戦だらけ(当社比)でした。

道中をともにしたポケモンたちには、不甲斐ないトレーナーゆえたくさん苦労をかけました。おいしくないカレーをワンパチたちに食べさせたこともあったし…必死だったんよごめんね…。

そんなドタバタ道中ながら、ポケモンの名前やら基礎やらやさしい有識者の方々に教えていただきつつ、無事2週間程で殿堂入りができました。

もちろん初日から一緒に旅したワンとパチとともに。

いやあ楽しかったな…。

ここ数年ゲームにのめり込むこともなかったゲーム下手の自分が、隙間時間ぜんぶをポケモンにつぎ込みました。今はたくさんのワンパチとキャンプできゃっきゃする仕事に携わっています。

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さて話は変わって。

ワンパチへの焦がれた気持ちを発症したのは、かつて実家にいた愛犬と姿が重なったからでした。

愛犬は人生の大半を共に過ごした相棒であり、妹で私の半身です。

私は子供時代、学校よりも病院がお友達の入院人生でした。それゆえ友人を満足に作れない様子を見かねて、家族が犬を飼おうと持ちかけてくれたのが小学生に上がった頃のこと。

散歩すれば体力がつくし、病気も治せるかもしれないとの計らいでした。

それから愛犬は約16年間、誰よりも私のそばにぴったりと寄り添ってくれました。家にいるときも出かけるときも寝るのも一緒。毎日車もろくに通らない未舗装の田んぼ道を愛犬と歩く。そんな日常こそが私の青春のかたまりで、今不自由なく働ける心身の健康につながりました。

ガラルの自然あふれる景色を自転車で走っていると、愛犬と毎日通った田舎道を鮮明に思い出します。

春は田植えをする農家の方々を見ながら愛犬と陽気を浴び、夏は早朝のキリっと澄んだ空気を胸一杯に吸い込んでようやく目を覚まし、秋は頭を垂れる稲穂が夕陽で黄金に輝く様を眺め、陽がおちたら帰路につく。

けっして流行の遊びはできないけれど、今思えば大好きな愛犬と全身で四季を感じて過ごしていた幼少時代だったと思います。

そんな私はポケモンで新たな街に突入するたび、愛犬との冒険の思い出をなぞりひっそりと懐かしんでいました。そしてジムバッジの数が増えるたび、新たにワンパチとの思い出を作ることもできました。

成長もバトルも全部記録に残したくて、気づけばスイッチ本体の容量ぱんっぱんで動画撮影できなくなりましたね…microSDを早めに買っておくべきでした。

そして親の庇護の元に居た子供たちが、さまざまな経験や出会いを経てポケモントレーナーとして一人前に成長していく。

このストーリーがまた、成人して薄らぼんやり生きてる今だからこそ心に響くものがありました。子供の頃にプレイしてたらポケモンマスターになりたいと、突拍子もなく荷造りを始めていたことでしょう。


あとは最近のシリーズをまったく知らなかったので、ポケモンが感情豊かであることにも衝撃を受けまくりでした。

トレーナーを悲しませまいと気合で攻撃に耐えたり、まひなどの状態異常を自力で治したり。そしてこうかばつぐんの技が決まれば、ぴょんぴょんと跳ねて喜びを表現する。

こちらがかけた愛情や時間を、ポケモンたちはバトルで十分すぎるほど返してくれます。

あんないじらしい姿を見たら過剰な愛着が沸くのは必至です。歴が浅かった私はポケモンをあくまで種として見ていましたが、彼らは間違いなく個ですね…。ライトな楽しみ方をしていてこの情です。ポケモンを長年愛し、多くのバトルを重ねてきたトレーナーさんたちはどんな深い想いを抱くのだろうとふと頭をよぎります。

ワンとパチをはじめ、殿堂入りしたポケモンたちは激戦をくぐり抜け、同じ釜の飯を食ったかけがえのない戦友になりました。15年ぶりにポケモンをやってよかった。たくさんのワクワクと感動と驚きを体験できました。


そんなこんなで長くなりましたが、本日言いたかったことはポケモントレーナーライフゆるく楽しんでますという。

ただ主人公がかわいいので服コーディネートするだけで1時間過ぎる。最早本質的にポケモンしてない時間も長い。ので、もうちょっとご利用を計画的にしたい。


お夕飯のおかずが一品ふえます。読んでくださってありがとうございます。