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続報!都がやり直し「石神井川上流地下調節池の費用対効果」が再提示。事業費は予算案公表時の1.2倍の1,310億円に上昇し、B/Cは1.31から1.11へ。算出根拠は原則公表へと運用変更へ。

私の3月の予算特別委員会の質疑を受けて、都は費用対効果の計算をやり直すことになっていた、石神井川上流地下調節池について、昨日、都の専門家委員会が開催されました。

ちなみに、都はこのやり直しの専門家委員会が開催されることを、私に事前に一切教えませんでした。私は他の市民の方から教えて頂き、知りました。私の3月の予算特別委員会での質疑がなければ、今も国にばれず、今回のやり直しの専門家委員会にはかることにはならなかったものですが、関心をもっている都議会議員に知らせないというのが都のやり方で、極めて不誠実だと思います。
基本、都議には知らせません。都民に説明しよう、分かってもらおうと言う姿勢はありません。

また、今朝(2024年7月24日)の読売新聞でも記事になっていました(一番下に掲載)。

シールドマシンの高騰等で、コストが半年で約200億円以上、値上がりし、B/Cは1.31だったものが、1.11となりました。1ぎりぎりですし、正しい数値に再計算したら、0.2も下がって驚きです。

また、私が委員会で指摘した2ケースでの計算などは、「中小河川」だからとのことであり、一定程度の説明はあったかと思います。根拠は不明なところもありますが、ここは国がマニュアルを作成しているので、国の判断にゆだねることになると思います。
その他、氾濫図など疑問点もありますが、この点の詳細な議論はされませんでした。

今後、都はやり直しの専門家委員会を経たということで、補助金を国に申請することになります。
よって、今後は国の判断にゆだねられます。

なお、昨日の委員会では費用便益分析の公表の在り方も審議されました。
これまで非公表だったものが、これからはわかりやすく説明を付けて、今後は公表するようにするとのことです。この点は大きく運用が改善します。今後の善福寺川地下調節池にとっても、費用便益分析の根拠が公開されるはずです。
ここは質疑しなければいまも非公表のままだったので、ここは大きく変えられてよかったと思います。

私は、石神井川上流地下調節池整備事業については、マニュアルに反する点があるのではないか、正しい数値と計算に基づいて、算出すべきだと主張してきました。

今後も、流域対策含めた治水事業の在り方について勉強し、厳しく都政を監視していきたいと思います。

引き続き、注視します。

2024年7月24日読売新聞都民版 抜粋


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