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思わぬ逆風もプラスにした都電プロレス


6月29日 DDTが都電プロレスを開催、昨年9月は新幹線の車内で髙木三四郎と鈴木みのるが対戦し、大きな話題を読んだが、今度は都電とややスケールは下がったものの、鈴木みのると髙木三四郎が再び対戦、世界の獣神でWWE殿堂者である獣神サンダー・ライガー、WWEスーパースターである里村明衣子、アーティストであるファンキー加藤さん、芸人のスギちゃんを巻き込んでカオスの空間の中、鈴木みのるが今回も髙木三四郎を返り討ちにした。


ところが、今回の都電プロレスでは思わぬ逆風が吹いた。一つは小池百合子都知事が乗車したこと、東京は現在都知事選挙の真っ最中、公務で訪れたというか、選挙利用ではないかと言われたという。しかし「WRESTLE UNIVERSE」で見る限りでは一切そういう話はなく、政治的な話も出ていなかった。おそらく立会人を務め、DDTではレスラーとしてリングに上がっている川松真一郎都議会議員からアドバイスもあったと思うが、都電プロレスの空間の中では、そういった野暮な話は言いっこなし、小池都知事もそれを理解したうえで充分に楽しんでくれていた。

そしてもう一つは鈴木みのる、都電プロレスをやったことで、かなり批判が多かったという。そういった人らは「アントニオ猪木ならそんなことをしない」「猪木イズムに反している」とか、偏った人間たち言ってるレベルの話だと思う。だが5月、NOAHで拳王と対戦した際に鈴木みのるが負けたことで、「鈴木みのるが負けブック」を飲んだという声が出た。

だから自分はこう言い返した「負けても鈴木みのるは強かった、負けて自分の評価を下げる試合をしましたか?それが全てです」

鈴木みのるが都電プロレスに出ることで、評価を下げたか?自分は都電プロレスをやっていた鈴木みのるを見て、時には面白く、大人げなく、お茶目な一面を見せる。それもまた鈴木みのるであり、決して評価を下げているわけでない。それを言った人物はそれっきり返答はしてこなかった

鈴木みのるの一件も小池都知事の延長で出た批判なのだろうが、ただこういった逆風から来る反響も、それだけ都電プロレスが話題になった証拠、DDTはマイナスとマイナスを足してプラスにしてしまう。髙木三四郎はまもなく休業するが、不思議な力を持っているうちは、DDTは逆風にさらされても大丈夫である。

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