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ZERO1とREAL ZERO1

3月3日、後楽園ホールにてZERO1旗揚げ23周年記念大会が開催された。しかし、そこから聞こえるのは「23周年記念大会と言いながら、これまでZERO1を支えてきたベテラン勢を出場させないというのは納得できない。
失礼すぎるでしょう。それなら周年記念とか言わないで欲しい」
という声で、カードを見ても本来なら出場すべき田中将斗や久保田ブラザーズなどのベテラン勢の名前が入っていなかった。

現在のZERO1は若手勢が栃木プロレス、ベテラン勢がREAL ZERO1と別れており、それぞれで興行を行っている。ただREAL ZERO1は本来のダイコーが親会社となっているが、栃木プロレスは別会社が親会社になって運営されており、元旦興行や旗揚げ記念興行もZERO1の看板が掲げられているが、実質上は栃木プロレスの主催で、REAL ZERO1側は一切タッチしていない。

この状態になっているのは昨年10月からで、最初は世代闘争の一環だと思われていたが、いつの間にか双方で興行を行うようになった。だが、別に双方が揉めているわけでないのだが、事情を知らないファンとすれば分裂に見えてしまうのかもしれない。

本来なら双方の会社がコンセプトを説明しなければならないのだが、ファンから不満が出ているということは説明不足ということなのか、ただ旗揚げ記念興行なのに、古株である田中将斗の姿がないのは、寂しく感じてしまう。


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