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ファン投票って何?

東京スポーツの記事を見たが、

どっちがメインにするかをファン投票という形でやるかどうかわからないが、2014年に実施した時は棚橋弘至vs中邑真輔のIWGPインターコンチネンタル選手権と、オカダ・カズチカvs内藤哲也のIWGPヘビー級選手権がどっちが”トリ”に相応しいかファン投票に委ねられ、結果として棚橋vs中邑がトリに選ばれた。まだ棚橋も中邑もトップで活躍していただけでなけ、内藤自身も覚醒していなかったこともあって、まだオカダと内藤の時代ではなかったことを票になって表れた形だったと思う。

2024年の1・4東京ドームはWWEでトップとして活躍したブライアン・ダニエルソンが参戦し、オカダ・カズチカと対戦する、ブライアンはレッスルマニアの主役にもなったという大きなブランド力もあるため、それなりの扱いもしなければならない、今年のNOAH元日武道館でも、グレート・ムタvs中邑真輔戦が実現したことで清宮海斗vs拳王のGHCヘビー級選手権がトリにならなかったが、今思えば、それだけ清宮と拳王、またNOAH自体のブランド力も、ムタと中邑のブランド力の高さには及ばなかったことを、トリにならなかったことで現れていたのかもしれない。またNOAH2005年に開催された東京ドームでも力皇猛vs棚橋弘至によるGHCヘビー級選手権が組まれていたにもかかわらず、三沢光晴vs川田利明、小橋建太vs佐々木健介という豪華カードが揃っていたことで、セミ以下で組まれていたこともあった。

当日はオカダvsブライアン、IWGP世界ヘビー級選手権のSANADAvs内藤哲也と一緒にセットの形でダブルメインにするつもりかもしれないが、一番最後の試合はいわば”トリ”だから、締めの部分を考えると、扱いも微妙に違ってくる。特に内藤の場合は2020年の1・5東京ドームで飯伏幸太を降しIWGPヘビー級王者になったにもかかわらず、KENTAという邪魔者のおかげで”ハポン締め”が出来ないどころか、コロナ渦での興行中止の影響で、自分自身の時代を満足に作り切れなかったことを考えると、ドームでのトリや締めをかなり意識しているはず、ただ問題なのはSANADAの方で、LIJから独立しタイチらと共にJUST 5 GUYSを率い、オカダを破りIWGP世界ヘビー級王者にはなったが、それでオカダや内藤のように自身のブランド力を高めたかというと、疑問に思う部分があり、仮にファン投票になれば、SANADAのブランド力の部分が大きく響いてくるのではと思っている。

1・4東京ドームのメインがファン投票に委ねられるかどうか現時点ではわからない、看板タイトルの選手権がメインになることが理想だが、選手がタイトル以上にブランドが高くなると、そうせざる得ないというのが現実なのかもしれない。

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