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新しい風が吹くことで、新しい光景へと変わっていく新日本プロレス

新日本プロレス「G1 CLIMAX34」で行われた『G1 CLIMAX 34』出場者決定トーナメントは、Aブロックはカラム・ニューマンがYOSHI-HASHIを破り、Bブロックはボルチン・オレッグがタイチを破り、G1 CLIAMXへの出場を決めた。

新日本プロレス「G1 CLIMAX34」で行われた『G1 CLIMAX 34』出場者決定トーナメントは、Aブロックはカラム・ニューマンがYOSHI-HASHIを破り、Bブロックはボルチン・オレッグがタイチを破り、G1 CLIAMXへの出場を決めた。

トーナメントでは棚橋弘至、矢野通、YOSHI-HASHI、タイチ、小島聡、KENTA、高橋裕二郎など、G1常連組がエントリーしていたが、その常連組が脱落、G1を2度に渡り優勝し、22年連続で出場していた棚橋も準決勝でボルチンに敗れ、連続出場が途絶えてしまった。

カラムはウィル・オスプレイの推薦で新日本プロレスに参戦、UNITED EMPIREの一員として活躍していたが、ポジション的には”下っ端”だった。だが新日本プロレスに定着してからはウエイトをあげヘビー級として活躍するようになっていた。

またボルチンもヤングライオンだが棚橋&矢野と組んでNEVER6人タッグ王座も奪取するなど、ヤングライオンの枠を越えた活躍をしていた。正直言ってタイチ戦はボルチンにとってかなり厳しい試合だったが、フィニッシュ前に使っていたF5は、おそらくほとんど咄嗟に出た技だと思う。だがF5を使うボルチンの姿はブロック・レスナーを彷彿させ、カミカゼを越えるフィニッシュを編み出したボルチンにとって大きかった。

カラムとボルチンがG1でどんな活躍を見せ成長していくのか。注目でもある。

その新しい風は新日本プロレスジュニアにも吹いた、DOUKIがエル・デスペラードを破りIWGPジュニアヘビー王座を奪取した。DOUKIの今年に入って2度目だが、今年のDOUKIは高橋ヒロムに2連勝、BOSJでもベスト4に残る活躍をするなど成長が著しかった。新日本プロレスジュニアは高橋ヒロムとエル・デスペラードの2強による時代となっているが、今回奪取したDOUKI、元王者のSHOがその二人の時代に風穴を開けた。

新日本プロレスはオカダ・カズチカやオスプレイ、タマ・トンガなどが去っていったが、その穴を埋める新しい選手が台頭し始め、新しい風が吹くことで、新しい光景へと変わろうとしている。

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