帝王の帰還という物語

本題に入る前に、ジェイク・リーが新日本プロレスへ正式入団となった。

この発表には驚いてしまった。なぜならジェイクはKENTA同様外国人枠で新日本プロレスへ参戦すると思っていたからだ。

ジェイクは入団記者会見で「私が入団したいんじゃない。新日本プロレスが私を欲するか、欲しないかだ。会社と選手との契約なんてそんなものじゃないのか。選手はあくまで商品だ。その商品が高値で売れるとなったら、そりゃ会社としてはねぇ？そういうことだよ」と発言したが、「選手はあくまで商品だ。その商品が高値で売れる」はまさにTAJIRIイズムで、フランシスコ・アキラが全日本プロレスから新日本プロレスへ移籍する際に悩んだが、TAJIRIが「自分を高く評価してくれるところへ移るべきだ」と背中を押して、アキラは新日本プロレスへ移ることを決断した。

「この団体は日本屈指の団体だ。やる価値は十二分にある。骨を埋めたっていい。心の底からそう思う。私に“心”があればだがね」

新日本プロレス“所属”となったジェイク・リー選手が入団会見！報道陣には“逆質問”を連発!!

9.3会見全文は
⇒https://t.co/wMZDoWR4Tc#njdest #njpw @JakeLee19890119 pic.twitter.com/sDudhE62Da

— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 3, 2024

ジェイクも全日本プロレス時代にTOTAL ECLIPSEを結成した際にメンバーの一人にTAJIRIを招いたが、ジェイクもTAJIRIからいろんなものを学び、レスラーとしての生き方も学んだ。ジェイクにとってTAJIRIはまさに師匠の一人でもある。

本題に入るが3日の後楽園ホールで「TAKAYAMANIA」が5年ぶりに開催された。