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変革vs保守、重みvs発信の闘い

いよいよ明日、NOAH後楽園ホール大会のメインでGHCヘビー級選手権(王者)拳王vs(挑戦者)潮崎豪が行われる。

潮崎は1・2有明アリーナ大会でモハメド ヨネ、齋藤彰俊、小峠篤司、Hi69と共に新ユニット”TEAM NOAH"を結成したが、拳王に挑戦する際に潮崎の掛け声である「I am NOAH」をかけることになり、拳王が「潮崎の『I am NOAH』までなくなったら、TEAM NOAHはいきなり存在意義を失うだろ」と言い放った通り、結成していきなり潮崎は敢えて崖っぷちの戦いに臨むことになった。

潮崎の挑戦はまだ早いのではと言われているが、昨年度の「N-1 VICTORY 2023」の優勝決定戦で潮崎は拳王を破って優勝したことから、拳王への挑戦の資格は十分にあるものの、肝心のGHCヘビー級選手権では王者だったジェイク・リーに敗れてしまった。「N-1 VICTORY」を優勝したことで誰もが完全復活したかと思ったが、潮崎自身は「“思わしくない一年だった"という思いが強かったんでね」とコメントした通り、まだ完全復活とは言い難いまま優勝してしまい、ジェイクに挑戦してしまった。

拳王は「正直言って、NOAH史上最も期待されてないユニットだろ。どんなユニットでもできた時って大体盛り上がるのに、ここまで盛り上がらないこともあるもんだなと逆に感心したよ。移籍組と出戻りしかいないのに『TEAM NOAH』というのもよく分からないしな」と切って捨てているが、潮崎は「NOAHとして変わってはいけないもの、大切にしないといけないものがある。変革するにも軸がなければいけないと思ってるんでね。NOAHが大きく変わった今だからこそ、改めて“NOAHの闘い"の本質をみせないといけない」とコメントした通り、NOAHが新しくなっても、残すべきものは残さなければならない、特に潮崎はGHCヘビー級選手権の戦いを知っているだけに、戦いの重みだけは守らなければならないと考えている。

潮崎は敢えて『I am NOAH』をかけるのは、拳王にGHCヘビー級選手権に相応しい重みのある戦いが出来るか、拳王は自らの主張をアピールすることで発信し続けているが、それに中身が伴っているのか、問われる選手権になってくると思う。

ただ自分の意見とすれば、現在のNOAHの戦いを中身のある充実したものにするためには、『I am NOAH』を掲げてカリスマ性のある潮崎が必要だと思っている。

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