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多忙のエル・デスペラードが見せた”ビックリ箱”

6月10日 後楽園ホールで行われた「DESPE-invitacional」は大盛況に終わった。

観客も1506人札止め、各団体が集客で一苦労するなか、どんなカードが組まれて、男色ディーノを除いて、どの選手が出るのかわからないまま、よく動員出来たと思う。

NOAHの「MANDAY MAGIC」のそうだが、何か出てくるかわからないビックリ箱、それが当たりか外れか運次第、それが気になるか気にならないか、そういう人間の心理を突いてくるものが、意外と興行としては当たるものなのかもしれない

今回は新日本プロレスの力だけではないだろう、主催者であるエル・デスペラードのプロレス幅の広さがで大会だった。DDTのような文化系、FREEDOMSのようなデスマッチ&ハードコア系、ハードヒットのような格闘技スタイル、そして女子プロレスと、デスペラードが見てきた世界を新日本プロレスの選手が挑戦したのだ。新日本プロレスの選手らも良く付き合った。

高橋ヒロムが挑戦したレゴマッチも、本来は植木嵩行は良く使っている画鋲を使うはずだったと思う。それはさすがに新日本プロレスからNGが出たのか、レゴを使用することになったが、それでもヒロム自身も痛さを十分体感したとはずだ。

デスペラード自身も「オレがどんだけ転売で精神的に来てたか。二度とやらねえからな! マジで、マジで、興行始まる前も石森さん、HAYATAさんとやる前と違うストレスですごかったんだよ(場内笑)。正直、こうやってしゃべってんのも、いつまでも愚痴をしゃべっていてくらいなんだけど、でもそれをやってると、プロレスを楽しみに来たのに、オレの愚痴を聞かせて帰りましたってなったら、本末転倒なんで。」と言った通り、前日の大阪城ホールでは「BEST OF THE SUPERJr.34」で優勝したばかりで、翌日にプロデュース興行と肉体隊的や精神的にもハードな日々を過ごしていたと思う。けど少し休むと16日のきたえーるでSHOの保持するIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦で、試合形式は金網デスマッチとハードな試合を控えている。デスペラードも大変だろうが、まだまだ闘いは続くようだ。


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