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スターダム代々木大会で起きた二つのバットエンドの意味

スターダム、代々木大会で行われたクイーンズクエストvs大江戸隊によるイリミネーションマッチは、大江戸隊がクイーンズクエストを破って、ルールに則り、最後にフォール負けを喫した上谷を除く4人のメンバーがクイーンズクエストから追放となって、クイーンズクエストは上谷一人となってしまった。

決戦にあたっては、上谷が桃にクイーンズクエストへ帰って欲しいとアプローチをかけ、桃も刀羅ナツコとの連係が同士討ちになるなど、怪しげな雰囲気になっていた。

終盤でバットでナツコを殴打した桃が一旦クイーンズクエストに加担して、ナツコを追い詰めていったが、最後の最後で桃がイスで上谷をフルスイング、桃の騙し討ちにあった上谷が敗れてしまった。

これでクイーンズクエストは上谷一人となってしまったが、クイーンズクエストは紫雷イオ(イヨ・スカイ)が立ち上げ、現在の形を桃やマリーゴールドへ移籍した林下詩美が築いていった。

桃にしてみれば、自分や詩美が率いていたクイーンズクエストは、詩美がいなくなった時点で終わった、後はどうするか自分で考えろ、もし上谷がクイーンズクエストを続けたいのであれば、上谷のカラーに染まったクイーンズクエストを作り上げろと言いたかったのかもしれない。

そしてスターライト・キッドが鈴季すず、星来芽依と新ユニットを結成しAZMと天咲を勧誘した。大江戸隊から追放されたキッドは様々なユニットから勧誘を受けたが、選んだのは独立で、キッドはキッドで誰の下にもつかず、自分のカラーに染まったユニットを作ることを選択したようだ。

セミファイナルで行われたワンダー・オブ・スターダム選手権、王者の安納サオリvs挑戦者のセンダイガールズプロレスリングの岩田美香は、岩田が変形ツームストーンパイルドライバーで3カウントを奪い王座を奪取、安納は王座を他団体に流出させるという事態を招いてしまった。

試合も安納が右脚攻めで試合を有利に進め、余裕さえ持っていたが、その右脚での打撃で試合の流れが変わってしまった、岩田の蹴りは安納の顎にシューズの跡が着くぐらい強烈だったが、安納にしてみれば大誤算だったかもしれない。
試合後の安納は悔しかったのか泣き崩れ茫然自失となり、なつぽいの怒りの問いかけにも何も答えられなかった。その中でファンから厳しいヤジも飛んだという。

ヤジに関してはNOAHもリング内で行われている光景が気に食わなかったか、鉄柵を蹴りつけるファンがいたが、安納の場合は負けたくない相手に負けた、そのショックの方が大きかったと思う。
岩田はセンダイガールズプロレスリングで防衛戦を行うとしたが、安納は再び挑戦するのか、何も答えようとしなかった、ただ言えることは負けてもそこから這いあがっていくのがプロレスラー、自分のミスは自分で取り返すしかないのだ。

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