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集中できる環境音の秘密

皆様いかがお過ごしでしょうか。イガなおです。


今日は、近所のカフェをハシゴして読書にふけっておりました。

その中でふと気がついた、「集中できる環境音」について共有します。


今日は、1店舗目での読書はとても良く集中できたのですが、2店舗目では換気扇の音が大きく、少し気が散るな、と感じていることに気が付きました。

その時に1店舗目のカフェを音の観点から思い返してみると、「程よく小さな音量のBGM」と「食器を洗う音」が聞こえていたのを思い出しました。

これは完全に僕の感覚なのですが、図書館のような無音に近い環境だと、呼吸音や服の擦れる些細な音が強調されて、それらが気になってしまうことがあります。これに対し、前者の「小さなBGM」は、一定の音圧によりそれらをかき消す機能を果たしているんじゃないかと思います。ただし、2店舗目のカフェで感じたように、音量が大きすぎると、それはそれで気が散ってしまうので、いい塩梅であることが必要です。

また、後者の「食器を洗う音」がいいアクセントになっていて、本に集中しすぎている状態から一瞬解き放たれることで、リフレッシュ効果があるように思います。ここでは、陶器がぶつかりあうときの高音域の音が鳴るので、「小さな音量であっても人の耳に聞こえやすい音域」であることもGoodです。

まとめると、
 ・小さなBGM(一定の音圧)→雑音の排除
 ・食器を洗う音(定期的な高音)→リフレッシュ効果
といった所ですね。


上記はただの仮説ですが、一応後ろ盾として、「クラシック音楽は勉強や車の運転に有効である」という話があり、言われてみればクラシックは上記2つの特性を満たしています。

また、集中するのに最も適していると言われている音楽「Weightless」も、パッド系の音が裏でずっと鳴っている中で、たまに、ベル系、ピアノ、ギター等の高音が聞こえるような曲で、これも「一定の音圧」+「定期的な高音」という構成になっているな、と気づきました。


そこそこ信頼性のある説なんじゃないかと思います。


これを転用してみると、「ししおどしのある日本庭園」とか、かなり集中するのにベストな環境なんじゃないかなと思います(風流だしね!)。


ちなみに、読んでいたのは松田行生さん著の「にほん的」。
日本と西洋の文化の違いについて多角的に整理されています。情報量は広く浅く、という印象ですが、日本の強みを文化の視点から考えるにあたっては、参考になる一冊です。

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