FP2級を、1000円+受験料で取ったよ〜(マヂラブ野田さん風に)

とっても系統の変わるnoteですが、せっかく取ったので覚書。

#医学部5年生
#2021年5月にFP3級、2021年9月にFP2級を取得(FP協会)。
#FP2級の結果は、学科44/60、実技84/100。
#勉強期間は(実習に行きながら)1ヶ月半。

医学生がFP2級を取る意味

父母に、3級取ったなら2級も取りなよ〜いいじゃん〜履歴書にかけるじゃん!って言われて、ノリで申し込んだFP2級。
無事合格した今、何が変わったって書類ボックスにFP2級合格の賞状が増えたくらい。
もともとFPは役に立たないと言われがちな資格だし、私の生活がガラッと変わることはあまり期待していなかったのでそれはOK。

そんななかで、医学生がFP2級を取る意味をあえて見出すとすれば、「マネーリテラシー」「社会の仕組みを知る」の2点が挙げられると思う。

<マネーリテラシーに関して>
私は親の老後資金や奨学金を学費にしている。そのため、考えると泣き叫びたくなるくらいの多額な借金を18歳から背負っている。
自然と、借金を返すために、どうしたらなるべく損せずたくさん儲けられるんだろう!?ということに興味が湧き、財テクとか税金の仕組みが知りたくなった。
FP2級を取ったからといって、こうすれば儲かる!ということがわかるようにはならなかった。
しかし、ふるさと納税、一般NISAと普通NISAの違い、住宅ローンについてなど働き始めてからすぐ役立ちそうな話題や、おおまかなライフプランニングの考え方、不動産について、年金のしくみについて、相続についてなど、今後自分にふりかかってくるだろうお金関係の諸々の概要を学べたのは良かった。
概要を知ることができたので、今後、給与明細もらった!家を買うことになった!ってなったときに詳しく調べやすいし、美味しい話を聞いても騙されにくいかなと思った(所感)。

<社会の仕組みを知る>
実習する中で、医師の仕事は、患者さんの病気をみるだけではないと何度も思わされた。
医療と社会福祉はかなり密接に関わっていると思う。
例えば、高額療養費制度や介護保険について、医師が説明している場面を何度も見た。
経済的な問題で治療をどうしようか悩む患者さんも少なくないと思う。

そんな中で、医療のことしか知りません!ではなく、経済的、社会的な知識もある医者は患者さんをよりサポートできると思う。
健康保険の種別によって、見えてくる患者さんの背景も変わってくるんじゃないかななんて思ったり。

働いているうちに、必要な社会的・経済的知識は自然と身につくのだろうと思うけど、早い段階で知っているのはアドバンテージになると思う(というかそう信じたい…)。

FP2級を最安で取る方法

①過去問(無料)
多分、過去問をやりこめる人は過去問だけで取れる。受験料だけで合格できると思う。

過去問を3回分解くだけで、FP試験は過去問ゲーだなということに気づく(もちろん見たことない問題にも当たるが、聞かれる知識はほぼ決まっているので過去問を覚えれば合格点の6割に到達しそうという感覚を得る)。

過去問は、FP協会やきんざいのホームページに無料で載っていて、pdfでダウンロードして回数別で解くことができる。

また、「過去問道場」さんという最強無料クイズサイトがある。
こちらは、FPのQBみたいなイメージのサイトで、過去問を一問一答+その解説を見られる。
分野別で解いたり、回数別で解いたり、正答率を確認したり、全国順位を見たりできる。まるでQB。超便利。


オンスク
教科書代わりに使う。これは言ってみればFPの「Q-Assist」(ここは各々medu4などに変えて読んでください)。
オンスクは月額1078円(税込)で利用できる講座受け放題オンライン学習サービス。FP2級の講座もあり、分野ごとに1動画10分程度で解説してくれる。
それぞれの講義動画ごとに6題の復習問題(過去問やその類題)がついていて、「動画を見る→6題解く」を永遠ループしているとなんかわかった気持ちになる。

オンスクを使おうと思ったのは、教科書が高く感じる&買ったのに読まなかったから。
FP3級受験時に買った教科書&問題集は合わせて3000円くらいした気がする(なのに結局ほぼ読まず過去問を覚えて合格…もったいない…)。
教科書買うのは高いと思っちゃうけど、過去問をいきなり解き始められるほど知識ないし、過去問解くだけじゃなんか不安だし、知識をまとめておく場所がほしいという人にはおすすめしたい。

1ヶ月で見終わると期限を決めて、強制力がある感じが自分には合ってたのかもと思う。
講座内容も淡々と進むけどわかりやすかった。
進捗状況がグラフで示されるのもちょっと楽しかった。

オンスクの講座には、FP2級以外にも、FP3級はもちろん、行政書士や気象予報士、パーソナルカラーなどがあって非常に楽しい。
(ちなみにFP3級の解説動画は、カネスタさんが無料でわかりやすくて好きで教科書をほぼ見ていなかったです。)

私が実践したおすすめの最安勉強法

私が使った教材は、オンスク+過去問道場のみ。
どうしてもわからない部分はググったり、YouTubeを見たりしていた。

●試験1ヶ月半前
申込みも完了し、そろそろ勉強しなきゃと思い立ってオンスクに加入。
ここから1ヶ月で全範囲を見終わるようにスケジューリング。
FP2級の出題範囲「6分野+実技」の7章に分かれていて、章ごとにそれぞれ10くらいの講義動画がある感じだったので、一日3講座とか見ればスムーズに進むなと思った(が、そんなにコツコツはできないので気が乗ったときに7個とか見進めていた)。

動画を見ながらipadのgoodnoteにメモ→復習問題6題でポイントとなっていた部分に色を付ける、みたいな感じで進めた。

本当は前日にオンスクで勉強した範囲を、翌日に過去問道場で解いて記憶していく予定だったがそこまでできなかった。
案の定、動画は入会してからピッタリ1ヶ月後に見終わった。達成感を感じながら勝利の退会。

試験2週間前
気づけばあと1回の週末、前日(土曜日)しかまとまった勉強時間が取れないことに驚愕。

まず自分の状況をしるために、最新一年分の過去問を解いてみた。
実技は大丈夫そうだが、学科がギリギリ6割到達せず。

ここから急に本気をだして、過去問道場をやりこみ始めた。

最新一年分を解いてみたときに苦手だった分野(タックスプランニングが苦手だった)のなかで、さらに細分化された小分野ごとに解いていた(消化器分野を解くんじゃなくて、解剖をやりつくす→生理をやりつくすみたいな進め方)。小分野も、問題数が多いもの=頻出分野と捉えてその小分野から解いていた(最後は時間がなくなったので問題数が少ない小分野は解かずに本番を迎えたが)。

小分野で過去問を解きまくっていると、見たことある、どうせここが間違いなんでしょ?という問題文を何度も目にすることになるので頭を混乱させすぎずに覚えられた(気がする)。あとから見返したい問題はスクショしていた。

行きと帰りの電車でそれぞれ1小分野ずつ、最低でも進めて、なるべくストレスを溜めないように気をつけていた。
家でゆっくり解けるときは、オンスク見ながら作ったメモに、知らなかったことを書き足したり、数字関係を強調したりしていた(場所で覚えるタイプの人間なので…)。

試験3日前くらい〜
不安が押し寄せてきたので、過去問を回数別で時間測りながら解く、本番の電卓を使って実技の過去問を解く、というのをやった(できて1日1回分とか)。
ここで初めて、もしかしたら合格できるかもと思った。

前日
過去問を回数別で解いたり、スクショしていた問題を見直したり、ipadのオンスクメモ見直したり。

当日
直前までipadで数字などの知識を詰め込む(12.9インチのipad必死で見てるやつなんて私くらいだった)。
休憩時間はTwitterでみなさんの感想を見ながらリラックス。


まとめ

もう少し早め(2ヶ月前とか)にオンスクに入っていれば、余裕をもって過去問道場できたと思います。。が、短期集中で覚えきっちゃうのもありかなと思いました。

せっかく受けたから本当に受かってよかった!
少しでも参考になったら幸いです。

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