薬学部生活@高学年(6回生)
今日は薬学部高学年の生活について簡潔にまとめていきますね。
この記事は
・薬学部受験を考えている高校生
・現在薬学部に通っている薬学部低学年
・今年度薬学部に合格した高校3年生(もし読んでたら合格おめでとうございます)
あたりですね。
箸休め的な感じで読んでください。
研究室
4年生で配属され(学校により配属時期に少々ずれあり)、行なっていた研究成果の発表・卒業論文作成を行います。僕は研究発表だけだったので、卒業論文はどんなものなのかは正直わからないので詳しく知りたい方はググってください。
また研究室によって研究室配属の終了時期が異なります。夏休み前の7月から冬休み前の12月までなど様々です。故に薬剤師国家試験のみに集中できる期間もこれによって左右されますので、研究室を選ぶ際にはこのようなことも考慮しながら選んだ方がいいでしょう。
定期試験
前期に1〜3科目ほどあります(大学により科目数や難易度に差があり)。僕のところは2、3回生の時に受けた定期試験の勉強に比べたら勉強量は比べ物にならないほど少ないので問題ないです。
就職活動
病院薬剤師、調剤薬局、製薬会社の営業(M R)、研究職など薬学部はたくさんの職種が選べます。これが薬学部を選ぶメリットでもありますよね。
正直僕はちゃんとした就職活動をしたことなく、参考になるような記事が書けません。
そのため、薬学部の就職活動について詳しく知りたい方は、実際に就活をした方の記事を参考にしてください(丸投げすいません)。
卒業試験
これは国家試験とは別のもので大学独自で行う国家試験形式の試験です。これは大学によって難易度に大きく差が出ると思います。ほとんど合格させる大学から、かなりの学生が不合格となり、留年させる大学まで。ここで落ちると留年ですね(再試験あるところはあるのかな?)、しっかり勉強しよう!
薬剤師国家試験
6年制薬学部の集大成ですね。
勉強する範囲は主に9領域(物理/化学/生物/衛生/薬剤/病態・薬物治療/法規・制度・倫理/実務)に分かれ、それを3区分(必須/理論/実践)に分けて受けます。要は必須問題に9領域あり、理論問題に9領域、実践問題に9領域の問題があるという感じです。
そして合格ラインは
以下のすべてを満たすことを合格基準とすること。なお、禁忌肢の選択状況を加味する。
1 .問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること
2.必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること(メディセレHPより抜粋)
です。
受験する年により若干基準が異なります。僕が受けた第100回は
・全問題への配点65%以上で合格
・一般問題と必須問題に合格基準を設定
(一般問題:各科目35%以上であること)
(必須問題:全問題への配点の70%以上であり、各科目の得点が50%であること)(メディセレHPより抜粋)
だったみたいです(よく覚えてない)。
私立大だったら大体のところは薬ゼミやメディセレなどの薬剤師国家試験対策予備校と契約して週に何回か予備校の先生が大学に講義にしにきて、国試対策をしてくれます。
国公立大学はどうかわからないですが、おそらく自身で予備校と契約して対策するのかな〜と思います(イメージ)。
薬学部の6年間はざっとこんな感じです。薬学部は勉強する科目や量、必須取得科目数は医療系以外の大学に比べたら明らかに多いです。しかし上記にも記しましたが、薬剤師や企業、研究職、公務員職などいろんな職種を選択できるメリットもあります。
よく「薬学部に入ったら勉強・研究ばっかりして、遊んだりバイトしたりする時間はないのですか?」と聞かれますが、まったくそんなことないですよ!メリハリつけて真面目にすれば、たくさん遊んで、バイトもできますよ!もちろん試験期間はしっかり勉強しなければいけませんが、これは医療系学部生の宿命でしょう笑
進路に迷っている高校生が読んでいたら、一度薬学部を考慮に入れてみてはいかがでしょうか。
ではまた次回!