LINEを仕事で使う。(前編)【新ビジネスマナー】

女性向け研修会社(株)シェリロゼ代表で、人材教育家、マナー講師の井垣利英です。ここ数年で、ネットもスマホも新しいものがどんどん生まれ、一気に定着して来ています。マナーの世界も「今までのマナーでは・・・」なんて古臭いことを言っていたら、まったく時代に合いません!

そこでこれから、このコーナーで『新しいマナー』を紹介していきます。今回は、プライベートでは、すっかり定着している『LINEのマナー』について書きます。参考にして頂けたら嬉しいです。

そもそもマナーは、形を暗記することでなく、相手への「思いやり」が大切です。臨機応変を心がけてくださいね。

◆LINEを仕事に使って良いの?

これまでのマナーでは「仕事のやり取りは、ビジネスマナーとして正式な順に、1.会って話す  2.電話で話す 3.PCメール 」です。携帯メールは、ビジネスマナーとしてNGで、「顔文字や絵文字の使用はもってのほか」とされていました。

今、LINEがこれだけ普及して、利用している誰もが、使い勝手の良さも分かっているはず。このLINEを、仕事で使っても良いのか? ビジネスマナーとしてどうなのか? 気になるところだと思います。

実際に私は、プライベートでも仕事でも、LINEを使っています。ただ、相手との関係性、立場などによってLINE交換をしていません。相手や状況に合わせて、臨機応変にPCとLINEを使い分けています。

もちろん、これまでのビジネスマナー通り、謝罪、ややこしい内容の場合は、直接話すことが一番です。また長文や添付ファイルが多い場合はPCメールにするなど、上手に使い分けましょう。

◆仕事でLINEを使う効果的な方法

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例えば上の写真は、実際に私と私の本の編集者が、出版前に原稿チェックの段階で、LINEでやり取りしたものです。

PCメールのやり取りだと、自分がPCメールを送ってから、相手がメールを読むまでに時間差が出ることが多くあります。PCメールをスマホでも受信できるように設定していても、添付ファイルが見づらかったり、開かなかったり・・・ということもあります。

LINEだとすぐにメッセージが確認出来たり、写真や動画なども確認が簡単にできます。早く返事が欲しい場合や、写真や動画などの場合は、PCメールより、LINEの方が便利なケースもあります。

これも「相手への思いやり」がベースなのです。「ビジネスマナーとして、LINEは失礼だから、PCメールをしないといけない」では、スピード感ある仕事はできないこともあるので、臨機応変にやっていきましょう。

◆LINEスタンプを使うときのビジネスマナー

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この写真は、私の取材をされたあと、本のライターさんから来たLINEです。長文の原稿チェックはPCメールですが、急ぎの連絡や短文のチェックなどは、LINEでやり取りもしています。

仕事相手に使える敬語のLINEスタンプも、色々あります。上の写真のように丁寧な文章と、敬語のLINEスタンプであれば、ビジネスマナーとしても失礼はないでしょう。

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ただし、いくら敬語のラインスタンプだからといっても、スタンプだけのやり取りはおススメしません。ちゃんと文章を入れて、スタンプは相手が笑顔になるように「思いやり」として使うようにすると効果的です。

また、目上の相手がLINEスタンプを使わない人の場合は、こちら側もLINEスタンプを使わない方が良いかも知れません。

◆顔文字、絵文字の効果的な使い方

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LINEスタンプを使わない人でも、「顔文字」「絵文字」を効果的に使う人もいます。内容によっては、文章だけだと硬く、冷たく感じることもあります。その場合「顔文字」「絵文字」が一つ入るだけで、相手に温かい印象を与えることが出来ます。

相手との関係や状況、連絡する内容によって、電話、PC、LINEなど上手に使い分けていきましょう。すべては、より良い人間関係を築くための大切な文明の利器ですから。



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