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『ノートルダムの鐘』を見て vol.216

職場でよくディズニーの歌を口ずさんでいます笑。

そんな私に同僚がおすすめの映画を教えてくれました。

ディズニー映画はほとんど見たことがあると思っていたのですが、実は知らないものもありました。

それは、『ノートルダムの鐘』です。

「美女と野獣」のスタッフが贈る、心に響く感動の名作 舞台は中世のパリ。空高くそびえ立つノートルダム大聖堂の鐘楼に、カジモドという心優しい鐘つき男がひとりぼっちで暮らしていました。冷酷な判事フロローに育てられた彼は鐘楼の外へ出ることを許されず、いつも塔の上から街を眺めては自由を夢見ていました。そして、年に一度の“道化の祭り”の日、愉快な石像ガーゴイルたちに励まされ、ついに塔を抜け出します。生まれて初めての華やかな世界。カジモドは自由を愛し強く生きるジプシーの娘エスメラルダと出会い、初めて友情を知り、そして自らの運命を変えてしまうような冒険に引き込まれていくのです。

https://www.disney.co.jp/studio/animation/0116.html

世界を知り思い込みから抜け出す

カジモドは鐘突きとして、ずっと鐘楼の中に閉じ込められていました。

そして、世界はひどく冷たいものと思い込まされていたのです。

フロローはカジモドの母を殺してしまった贖罪のために、仕方なくカジモドを育てていたのです。

カジモドの中には当然好奇心はありましたが、フロローに育ててもらい唯一の育ての身内から、世界について教わっていたカジモドは世界に飛び出していく勇気も、フロローからの言いつけを破る勇気もなかったのでしょう。

年に1回の道化の祭りの日に思い立って、祭りに飛び出しては見たものの皆に酷い仕打ちを受けてしまいますが、その中でエスメラルダの温かさにも触れることになります。

これまで知らなかった人の温かさを感じ、徐々にカジモドは世界に目を向け積極的になっていくのです。

自分の知らなかった世界を知るということは、自分が決めつけていた思い込みからも脱却することにつながるのです。

人の幸せを願う気持ち

カジモドはエスメラルダに恋をします。

そして、その気持ちから彼女を助けたい、世界をもっと知りたいと動き始めるようになります。

しかし、そのエスメラルダの逃走中にエスメラルダとフィーバスはいい関係になります。

そのことを知ったエスメラルダは、逃げているエスメラルダを助ける気持ちに一瞬翳りを見せるようになります。

なんとも微妙な心の動きを表現しています。

私たちも同じような経験があるのではないでしょうか?

好きな人に好きな人がいる時に自分に自信がなければ、自分はそもそも興味がなかったんだと言い聞かせ、知らないふりをする。

そんな描写を表しています。

しかし、そんなカジモドも決心をしてエスメラルダを助けにいこうとしまう。

好きな人に好きな人がいたから、その人を助けないというのは理由として、自分がってかつかえって寂しいものと理解したのでしょう。

自分が自分を認めて好きになる

そして、これを機にカジモドの行動により積極的になっていきます。

自分から動いて仲間を助け、フロローと戦っていきます。

自分自身の行動に自信を持てたからこその行動でしょう。

そして、最後にも同様に一人の女の子がカジモドを認め、抱きしめます。

カジモドが街の中に溶け込んでいったきっかけになりました。

ここで物語は終わりますが、おそらくカジモドにとってはこれが物語の始まりになるのでしょう。

世界を知り、自分を知り、自分を表現していく。

まさに、今の私たちにも大事な心構えなのではないでしょうか?


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