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女性初の決勝トーナメント進出は実現したのか? 第92期ヒューリック杯棋聖戦二次予選  屋敷伸之九段VS西山朋佳女流三冠

こんばんは。いつも投稿をご覧いただきましてありがとうございます。

今日は、以前から追っていた投稿のタイトルの棋戦の日でした。
ちなみに前回の記事はこちらです↓

西山三冠が勝てば史上初の凄い快挙です!

屋敷伸之九段のご紹介おさらい

屋敷伸之九段は現在トップより一つ下の順位戦B級1組、竜王戦2組に属していますが、棋聖のタイトルを通算三期保持している実力者です。
藤井聡太二冠に破られるまで最年少タイトル獲得者でした。
今シーズンの通算成績はここまで12勝12敗の勝率5割であるものの、
最近10局は7勝3敗と好調と言えると思います。

プロ将棋棋士とは?

ちなみ前後し今更の説明となりますが、プロの将棋棋士というのは将棋を指す、指導することを生業とし日本将棋連盟に属し、男女混合と女性限定の二種があります。

日本将棋連盟のWebサイトによると将棋の歴史は古くによるとインドから中国もしくは東南アジアを経由して日本に伝来し、平安時代の駒が出土されているようです。

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日本では独自に相手から取った駒の再利用等の改良がなされたそうです。
江戸時代には将棋を指すことで俸禄(給与)を与えられる方が出てきたそうです。
将棋の棋士奨励会制度は1928年(昭和3年)に設立されて以来、男女の差別なく「奨励会に入会し、昇級昇段規定を満たして四段に昇段すること」
棋士となる要件にになっているそうです。(Wikipediaより)
しかし将棋史上、女性棋士は登場していません。

一方、女子限定の女流と言われる棋士は1974年に日本将棋連盟会長だった故大山康晴十五世名人が中心となり女性や子供への将棋の普及を目指し設立されました。女流6名からスタートしたものだそうです。

以前は奨励会と女流と重複在籍可能でしたが、途中から認められなくなりました。しかし、女流が奨励会を受験するのは自由とされております。
現在、西山朋佳女流三冠は奨励会三段リーグに属し女性奨励会員の最上位となっています。

両者の戦いの概要

私は携帯中継を契約していないので、YouTubeの盤面のない【評価値放送】を見てコメントや次の1手をチョコチョコ見ながら想像を膨らましていました。

65手ぐらいまで両者ほぼ互角だったようですが、そこから後手の屋敷九段の方に形勢は大きく傾き、93手に屋敷九段の勝利となりました!

結果が出た後、YouTube「徹底解説!将棋の定跡」で棋譜を見ました。
序盤は先手の西山女流三冠が得意の「ごきげん中飛車」で飛車を中央に動かし始まりました。
屋敷九段はシンプルに飛車先を突き右銀を繰り出し、西山女流三冠は美濃囲いとなりました。

そこから、屋敷九段が揺さぶりをかけて8八歩からと金を作ります。
ただ、その後は評価値を見ると西山女流三冠がやや指しやすい状況と評価値も出ていました。

ただ、そこから屋敷九段が西山陣の美濃囲いに襲いかかり、美濃囲いの端を突破し「玉は包むように寄せよ」の格言の如く、角と銀2枚で中央を制圧していきます。

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桂馬を有効的に打って瞬く間に勝勢となり、最後は西山女流三冠の角が取られてしまうような状況で大勢を決し、無念の投了となりました。

私の棋力では西山女流三冠の何が悪い手なのかまったく分からないままあっという間に負けてしまった感じでした。

いやー強豪だったのでかなり勝つのは難しいとはおもっていたのもの、快挙ならずで残念です。

女性初のプロ棋士に向けて

現在、西山女流三冠は男女一緒のプロ棋士になる登竜門、第68回奨励会三段リーグで6戦を残し7位と有望な位置(上位2位又は次点2回で四段になれる)にいます。
既に1回次点をとっており上位7名のうちの3名とは直接対決があり、かなりチャンスがあります。

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竜王戦でも6組でベスト16と勝ち残っておりそちらも期待できますが、
なんとか奨励会三段を突破し史上初の男女混合の将棋組織のプロ棋士になることを願っております。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日も皆様にとって良い1日でありますように。

未来志プロデューサー きむきむ #YouTube  「未来志【史】チャンネル」やっています。良かったら訪問してみてください。
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