見出し画像

大丈夫。

胸がつまる。じんわりと沁み込んで、初夏からずっと乾涸らびている心の根に、根毛のすみずみまで水が行き渡るよう。

以前のアカウントから拙文を読んでくださっている聡明で温かな女性から「10年迷ってもペイするから大丈夫です。そして、書き続けてください」と言葉をかけていただいた。

それでも「胸がいっぱいになる」ではなく「胸がつまる」という言葉が出てくる私の、自身に対する心許なさへのセンチメンタルはこれからもしばらく続くのだろう。けれど、ひとつの大きな大丈夫となって私の心に生きつづけると思う。ありがとうございます。

丈夫という元々の意味は、ますらを・じょうふ、と読んで一人前の男子のこと。これに大をつけた大丈夫は、一人前の男子のなかでもとりわけ優れている者、転じて、危なげがなく間違いのないさま。
「大丈夫」という言葉がくれる力の強さはすごいなぁと思う。その人との関わりが太い分、力になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?