まものとようせい

家族大好きで、地元の友達大好きで、地元大好きで、神戸帰りたいのに、何でこんなに離れとるんや、何で東京におるんやって問う声が何度も心に浮かんできたけど、すべての好きをうず高く積み重ねても敵わないくらいやりたいことがまだあるんだって毎度思う。8年、9年。迷ったことがない。変わらない。

好きなことよりやりたいことを選んで、好きな場所よりやりたいことに手が届く場所を選んで、その繰り返しでここまで来たけれど「だからもう引き返せない」とか「せっかくここまで来たんだから」という気持ちはひとさじもなくて、ただ、もっともっと、まだやりたいと思う。

私にはサンクコストを惜しむ気持ちが存在しないから「やりたい」がなくなったらすぐに手放せる。もう、いつからだろう。最も私らしく、最も私らしくない自分の中の私に胸を掴まれて、有無を言わさず引っ張られている。少なくとも10年はそうだ。それを意志と呼んでいいのか分からない。ただこれからもそうなのだということだけは分かる。

何が自分にとって幸せなのか、考えたところで仕方がない。胸を掴んだ腕を離してもらえないから、進むしか生きる術がない。その道で、私らしく咲いていられるよう。にこにこご機嫌でがんばろっ。

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