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像を追いかける

「この人になりたい」「追いかけたい」というモデル像みたいな感覚を、抱いたことがない。それで良いと思っていた。他人になれるはずがないのだから。
しかし、ふと、モデルがあった方が生きやすいのかなと思った。それならばと、まずはモデルを決めようとしているのだけど、できそうにない。どうしたものか…。

誰もが美点を持っているわけだから、世界は素敵な人々で溢れている。
尊敬する人は星の数ほどいる。取り入れてみたい習慣や、はっとする大切なことに気づかせてくれる人もたくさんいる。部分を取って良いならば、憧れる人もいる。
だけど、なりたい像はというと、自分の中に描いた自分自身の姿なのだ。ただ心の中にゆらゆらと存在している。よくもあるんだけれど、一方で、すこし苦しいことなのかもしれない。

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