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「ifLinkでリアル謎解き」

皆さん、こんにちは! ifLinkオープンコミュニティ会員の濱@ISEです。
5月9日は「謎解きの日」ということで、この記事では2023年5月~6月に、東芝未来科学館で開催中のイベント「ifLinkでリアル謎解き」をご紹介させていただきます。

イベント概要

このイベントは、東芝未来科学館、iLOC、株式会社セガ、株式会社ダーツライブがタッグを組み、iLOC会員の協力のもと、東芝未来科学館@川崎で実施中(2023年5月現在)のイベントです。
iLOC会員の僕も、ISE独自技術を引っ提げてギミック開発に参加しました。
ifLinkのIF-THENの仕組みと、センサーやデバイスを組み合わせたさまざまな仕掛けによって、IoTと謎解きを同時に体験できるイベントとなっています。

今回のイベントでは、「ベーシックコース」(予約不要、小学校低学年~)と「スペシャルコース」(要予約、小学校4年生~大人)の2コースを用意しています。
とくに「スペシャルコース」は、予約が必要ですが、その分難易度も高く、大人も子どもも楽しめる内容となっています。

ストーリー

科学館の大切な「からくり人形」がロボットの「バッドくん」に盗まれてしまった!
取り戻すには「バッドくん」が仕掛けた謎を解くしかない…。
科学館に隠された謎を「ifLink」を使って解き明かし、からくり人形を取り戻せ!

開催期間

2023年5月3~5日、5月・6月の毎週土曜日

開催時間

ベーシックコース:10:00~16:30受付終了
スペシャルコース:①10:30~12:00 / ②13:00~14:30 / ③15:00~16:30

●東芝未来科学館 イベントページ
特別イベント「ifLinkでリアル謎解き」|東芝未来科学館 (toshiba-mirai-kagakukan.jp)
※「スペシャルコース」5月分は満席!ですが、6月分は5月10日から予約開始です。
※当日キャンセル枠が出る場合もあります。空き状況はスタッフの方にお聞きください。
※6月分は増枠検討中とか。

●プレスリリース
ifLink×SEGA/ダーツライブによるIoT謎解きイベントの開催 ~ 「茶運び人形を取りもどせ!」リアル謎解きを東芝未来科学館で無料体験 ~|株式会社ダーツライブのプレスリリース (prtimes.jp)

制作裏話

制限時間の設定①

「スペシャルコース」の想定所要時間は60分~90分となっていますが、ゴールデンウイーク中の参加者の所要時間は実際にそのくらいに収まっています。
僕は30分かからないと思っていたのですが、東芝未来科学館のスタッフさん曰く、「子供たちは、自分たちがかかった時間の3倍くらいかかる」とのこと。(ほんとにそうなっててスゲー!って思いました)
数々のイベントを経て得られた知見ですね。

制限時間の設定②

「スペシャルコース」の最後、時限装置付きの謎解きがあります。
こちらは、時間切れの緊張感との戦いもドキドキするところですが、イベントぎりぎりまでギミック製作に追われていたため、十分なリハーサルが出来ていませんでした。
いざ、イベントが始まってみたところ、時間ぎりぎりでの成功や失敗となる参加者が続出。(早い人はほんとに早かったです。)
この時間設定をしたダーツライブの三浦さん、さすがですね!

力を合わせて

今回、僕以外の協力者として、学校法人 岩崎学園、東芝ITコントロールシステム株式会社、東芝デジタルソリューションズ 株式会社が参加しています。
皆さん、それぞれの知見・得意分野で数々の難題を乗り越えてきました。
Amazonで機材をそろえ、手作業でパネル類を工作し、ホームセンターや100均に買い出しに出て、途中トラブルもありつつ、最終的にイベントに間に合いました。(4月頭からだったら無理だった。。。)

これより先は若干の謎解きのネタバレを含みます。
気にしない方、すでにイベント参加済の方はそのまま下へスクロールしてください。
気になる方は、イベントに参加してからあらためて見ていただければと思います。











ギミック製作①

僕がメインで製作したギミックについて、少し紹介します。
1つ目は「スペシャルコース」の判定装置です。

判定装置

イベント参加時に配布される回答用紙を装置のカメラで読み取ることで、正誤判定を行い、次のアクションを促す装置になっています。
この装置の仕組みに弊社「worktransform®」の仕組みを組み込んでいます。
回答用紙の回答欄を読み取るための位置調整、正しく読み取るためのカメラ(とくに明るさ)調整が大変でした。
ゴールデンウイーク中、大きなトラブルもなく動いているのでほっとしています。

ギミック製作②

2つ目は、「スペシャルコース」の最後のギミックです。
本当は全容をお見せしたいのですが、ネタバレになるので、ギミックの中身を公開します。

最後のギミック(フタを閉めるとネタバレになるのであえての中身公開)

ボタンとAndroidをどうつないでifLinkと連携させるか、という話になったときに、シングルボードコンピューター(SBC)であれば割と簡単にできますよ、と軽くいってしまったが最後、言いだしっぺの法則が適用され、実装に至りました。
実際、SBCについてはUSBシリアル通信で制御した実績もあったので、それほど難しくなく実装できています。
なお、このギミックには、株式会社 東芝の「透明蛍光体」も使われていますので、ぜひ多くの方に体験していただきたいところ。(アッとおどろくのを見てニヤニヤしたい)

先の判定装置も含め、僕が実装したギミックのifLinkは、すべてラズパイにAndroidをインストールして動作させています。(スマホじゃなくても動くんだよ!)

最後に

本イベントは無料で参加可能ということで、残念ながら当日キャンセルも出ていますが、「ベーシックコース」含め多くの方に参加していただいています。
中にはTwitterで感想をツイートしてくれている方も。(https://twitter.com/FLIGHTNZ/status/1653710427011031040?s=20
ifLinkを活かした謎解きを作れると期待しているとのこと。ぜひとも実現してほしいところ。


ifLinkオープンコミュニティについて

一般社団法人ifLinkオープンコミュニティは、さまざまな企業・団体に所属する人々が、その垣根を超えてオープンに交流しながら「誰もがカンタンにIoTを使える世界」の実現をめざすコミュニティです。
2020年3月2日に複数企業により設立され、現在100社以上の企業や学校が参加し、IoT機器のifLink規格への対応やIoTソリューションの試作、アイデア発想、マーケティングなどを行っています。
※ifLinkは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標です。

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