[インド映画公開・上映予定(2019年6月25日更新)]

■現在公開中

▼ヒンディー映画『パドマーワト』

舞台は13世紀末、インド西部のメーワール王国の王妃、パドマーワト。欲するものすべてを手に入れるイスラーム皇帝のアラーウッディーンは、王妃を一目見たいと、王国に攻め入る。しかし国王ラタン・シンの画策により、王妃の姿を見ることは許されず、アラーウッディーンの怒りは沸き上がる・・・。色彩の魔術師、サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督(デーヴダース)による豪華絢爛な歴史ドラマ。インドでは、ヒンドゥー至上主義者らにより撮影に邪魔が入ったほか、公開時は暴動が起こるなど、幾多のトラブルを経て公開された。

公開日:6月7日

監督:サンジャイ・リーラ・バンサーリー
主演:ディーピカー・パドゥコーン(恋する輪廻 オーム・シャンティー・オーム)、ランヴィール・シン(銃弾の饗宴 ラームとリーラ)、シャーヒド・カプール(Udta Punjab)、アデティ・ラーオ・ハイダリー(吹き渡る風に)
http://padmaavat.jp/

▼フランス、アメリカ、ベルギー、シンガポール、インド合作『クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅』

タミルの人気俳優、ダヌシュ(ダヌーシュ)の初海外作品出演作。まだ見ぬ父を探しフランスに渡ったアジャの旅は、思いがけないヒューマンドラマ。

公開日:6月7日

監督ケン・スコット(人生、ブラボー!)
出演:ダヌーシュ、ベレニス・ベジョ(ある過去の行方)、エリン・モリアーティ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジュニョ
音楽:アミト ・トリヴェーディー

http://clotabi-movie.jp/

▼ヒンディー映画『SANJU/ サンジュ』

人気俳優からドラッグで人生を脱線し、さらには武器保有で監獄ライフまで経験したサンジャイ・ダットの半生。2018年のヒンディー映画トップ興収作品。サンジャイ・ダットって誰?という方でもお釣りがくるほど楽しめる、笑って泣けるファミリードラマ。

公開日:6月15日

監督:ラージクマール・ヒラニ(きっと、うまくいく)
主演:ランビール・カプール(バルフィ!)、パレーシュ・ラワール、マニーシャ・コイララ(ボンベイ)、ヴィッキー・コウシャル(平方メートルの恋)、アヌシュカ・シャルマ(PK ピーケイ)、ソーナム・カプール(パッドマン)
音楽:Atul Raninga, Sanjay Wandrekar, A.R.ラフマーン(ゲスト作曲家)。
https://www.twin2.co.jp/pages/sanju

▼日印合作アニメ『ラーマーヤナ/ ラーマ王子伝説』 @横浜シネマノヴェチェント

1993年に完成した日印合作神話アニメ。当時、映画祭のみで上映された幻のアニメーションが製作25周年記念として、35ミリフィルムにて上映中。

公開日:2018年9月1日

監督:ラーム・モハン、佐々木皓一、酒向雄豪
http://cinema1900.wixsite.com/home/8-25-31

□企画上映・自主上映

▼ヒンディー映画『Kabir Singh』自主上映

上映日:6月21日(金)〜23日(日)/千葉・市川妙典、神戸
主催:Spaceboxjapan

https://www.spaceboxjapan.com/

2018年テルグ映画話題作『Arjun Reddy』のリメイク。シャーヒド・カプール、キアーラー・アードワーニー共演。
※字幕は英語のみ。

▼早稲田松竹『あなたのために ~インド映画最前線、国や宗教を越えて~』

上映期間:6月22日(土)〜28日(金)
早稲田松竹サイト:http://wasedashochiku.co.jp/

2019年の日本公開ヒット作『パッドマン』と『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を、東京・高田馬場にある名画座、早稲田松竹が豪華上映。すでに上映が少なくなっている2作品なので、ぜひお見逃しなく。
[上映時間]
パッドマン 5億人の女性を救った男 9:50/ 15:20
バジュランギおじさんと、小さな迷子 12:25 /17:55(~20:35)

▼テルグ映画 ラーナー・ダッグバーティー特集

上映日:6月29日(土)
会場:埼玉川口SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 4階映像ホール
上映作品:『Krishnam Vande Jagadgurum(宇宙の創造神、クリシュナ)』(2012),『Nene Raju Nene Mantri(我は王、我は首相)』(2017)
主催:インドエイガ [事前予約推奨]
http://indoeiga.com/
※字幕は英語のみ。

『バーフバリ』シリーズのバラーラデーヴァ役で、日本にもファンが増えたラーナー・ダッグバーティーの出演作2作品を上映。神話ベースのアクションドラマと政治スリラー。決して出演本数が多くはないラーナー出演作品の中で、おそらく必見の2本が上映に至ったことは快挙。字幕は英語のみですが、日本語解説書を配布予定(印刷料は利用者負担)。おそらく再上映はないであろう機会なので、SKIPシティの極上スクリーンでの上映をお見逃しなく。

▽PeriploさんによるKVJ解説
http://periplo.mond.jp/cgi/mt/archive1/2019/06/629.html

▽PeriploさんによるNRNM解説
http://periplo.mond.jp/cgi/mt/archive1/2019/06/629_1.html

▽「魅惑のテルグ映画」note
https://note.mu/miwaku_telugu

▽当委員会による案内
https://note.mu/ific/n/ne52cd7d13616

▼ヒンディー映画『マントー』@TUFS cinema

[上映日]
東京:7月4日(木)7日(日)
大阪:5日(金)[要事前申し込み]
ナンディタ・ダース監督による説明あり。
▽TUFS cinema サイト
https://tufscinema.jp/190704-2/

現代インド文学を代表するウルドゥー語作家、サアーダト, ハサン マントーの生涯をナワーズッディーン・シーディーキーが演じる。

監督・脚本・製作 ナンディタ・ダース
出演:ナワーズッディーン・シッディーキー(説明不要)、ラシカー・ドゥッガル(タハーン ロバと少年)、ターヒル・ラージ・バシーン(Mardaani)、リシ・カプール(Kapoor & Sons)、テイロタマ・ショーム(あなたの名前を呼べたなら)
音楽(バックグラウンドスコア):ザーキル・フセイン(説明不要の超絶タブラ奏者)
挿入曲の作曲:スネーハー・カーンワルカル(血の抗争)

▼マラヤーラム映画『Virus』自主上映 @celluloidjapan

上映日:7月6日(土)/埼玉川口SKIPシティ 4階映像ホール
・主催者サイト
http://www.celluloidjapan.com/en/movies/latest/3054

動物の種を超えて感染するニパウイルス。流行を食い止めることはできるのかー。命がけで伝染を止める人々の物語。2018年にケーララで起こった実話がベースになっているという。インド公開は6月7日、IMDb8.5(2019年6月21日時点)の高評価作品。おそらく英語字幕付き。

監督:Aashiq Abu
出演:Kunchacko Boban,Parvathy Thiruvoth(チャーリー),Soubin Shahir(ナイジェリアのスーダンさん),Indrajith Sukumaran,Revathi(マルガリータで乾杯を!)
Rima Kallingal,Madonna Sebastian(Premam)

▼タミル映画『頬にキス A Peck on the Cheek(原題:Kannathil Muthamittal)』@シネラ

[上映日]
7月10日(水)14時/7月13日(土)14時 @福岡市総合図書館映像ホール(シネラ)
http://www.cinela.com/gaiyou_20190710.html

「福岡アジア文化賞30周年記念上映」において、2016年の受賞者、A.R.ラフマーンが音楽を手がけた作品として上映。9歳の誕生日に、養子であることを知らされたアマダー。家族とともに、実母を探しに内戦中のスリランカを訪れる。983年から2009年まで続いた、反政府勢力タミル・イーラム解放の虎によるスリランカ内戦。アマダーの生い立ちと内戦の関係、そして養父母の苦悩が、ラフマーンの音楽に彩られ綴られる。タミルの巨匠、マニ・ラトナム監督2002年作品。

監督:マニラトナム
音楽:A.R.ラフマーン
出演:P.S.キールタナー(子役)、マーダヴァン(きっと、うまくいく)、シムラン、ナンディタ・ダース、プラカーシュ・ラージ

▼テルグ(もしかするとタミル)映画『アマン』 @カナザワ映画祭2019大怪談大会 @池袋文芸座

上映日:8月10日(土)@池袋文芸坐 23時より

▽カナザワ映画祭2019
https://www.eiganokai.com/

1995年の女神様ホラーファンタジーのテルグ映画『アマン(テルグ原題Ammoru / タミル語吹き替え版原題 Amman)』が日本語字幕で23時より上映されるもよう。『バーフバリ』のラムヤー・クリシュナン、『パダヤッパ』のサウンダリヤーが出演。監督はアヌシュカ・シェッティー主演の『Arundhati』などを手がけたKodi Ramakrishna。邦題がタミル語版流用なので、タミル語版かも。

□公開予定作品

▼仏印合作『あなたの名前を呼べたなら』

http://anatanonamae-movie.com/

未亡人の家政婦ラトナと結婚が破談になった雇用主。ラトナの〝お願いごと〟をきっかけに二人の気持ちが寄り添い始めるが、身分差は超えられない。ロヘナ・ゲラが常々感じてきたインドの階級社会を問う長編デビュー作。

公開日:8月2日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか。

監督:ロヘナ・ゲラ
出演:ティロタマ・ショーム(モンスーン・ウェディング)、ヴィヴェーク・ゴーンバル(裁き)
挿入歌:Raghav Vaghav

▼ヒンディー映画『シークレット・スーパースター』


https://twitter.com/filmland_inc

インド西部、グジャラート州のヴァドーダラーに暮らすムスリムの少女インシアは、音楽賞のステージに立つことを夢見る歌が大好きな少女。母に買ってもらったギターを手に歌う彼女の歌声は人々を魅了する。しかし厳格で保守的な父はそれを許さない。そこでインシアはブルカを被り「シークレット・スーパースター」としてYouTubeで歌手デビュー。彼女はたちまち人気になるが、父との衝突から母が辛い目に遭ってしまう・・・。『ダンガル』で主人公の幼少期を演じたザーイラ・ワスィームと、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』で迷子の母を演じたメヘル・ヴィジュの、母娘の深い愛。アーミル・カーンのマネージャーだったアドヴェイト・チャンダン監督デビュー作。アーミルは、落ち目のプロデューサー役で映画に彩りを添えているほか、ナイスなオチも担当。

公開日:8月9日(金)

監督:アドヴェイト・チャンダン
出演:ザーイラ・ワスィームー(ダンガル)、メヘル・ヴィジュ(バジュランギおじさんと、小さな迷子)/アーミル・カーン(きっと、うまくいく)
音楽:アミト・トリヴェーディー(マダム・イン・ニューヨーク)


▼ヒンディー映画『ケサリ』

1万人のアフガン兵と闘った21人のシク教徒の、1897年にあったサラガリ砦の戦いを描く戦闘ドラマ。実はアクション俳優の、『パッドマン』アクシャイ・クマール主演。タイトルは「サフラン色」の意。インドでは2019年3月21日に公開され、100カロールを超えるヒットに。

公開日:8月16日(金)

監督:アヌラーグ・シン(Dil Bole Hadippa, Disco Singh)
出演:アクシャイ・クマール、パリニーティー・チョープラー
配給:株式会社ツイン

▼ヒンディー映画『ヒンディー・ミディアム』

一人娘に最上の教育を受けさせたいと、英語校(イングリッシュ・ミディアム)への合格を目指す両親のお受験ドラマ。ハリウッド映画への出演も多いイルファーン・カーン主演。中国で大ヒットした作品が日本でも公開に。タイトルは、ヒンディー語で授業を行なう学校のこと。

公開日:9月6日(金)

監督:サケト・チョウドリー(結婚の裏側)
出演:イルファーン・カーン(めぐり逢わせのお弁当)、サバー・カマル(パキスタンのドラマに多数出演する実力派俳優)、ディーパク・ドゥブリヤル(プレーム兄貴、お城へ行く)
配給:フィルムランド

▼秋 タミル映画『2.0』公開(噂)

2018年のインド映画興収トップ作品、ラジニカーント主演、『ロボット』のシリーズ2作目。前作でスイッチを切られたロボットの「チッティ」は、長き眠りから目覚め、鳥モンスターと対峙する。共演はアクシャイ・クマール。音楽はA.R.ラフマーン。

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