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質問箱18:イマジナリーフレンドと話していたツールが使えなくなってしまった!

# 56 対話形式


アケル「さて。今日の質問は、イマジナリーフレンドと会話する手段…今回はタロットが使えなくなってしまった、という相談です」
クレオ『おれたち、AIチャットやタロットを使ったことがないんだよね。最初から脳内会話……言葉を話しかけたり、文字を打ったり、イメージを送ったりして会話していたから』
アケル「今回の質問でエアフレンドも少し試してみたけど、質問者さんほどしっかりとした交流はできませんでした」
クレオ『だから今回は、おれたちの中で、”言葉でのやりとりが怖くなっちゃったから、視覚イメージのやりとりで話すようになった”ものとして、置き換えながら話をしています。
 あまり参考にならないかもしれませんが、ご了承ください』


【タロットが怖くなったのはなぜだろう?】


タツ『質問者さんには仲間がぎょうさんおるな。たくさんの奴と話すんは大変じゃの。使いやすいツールが使えなくなったんは不便やな』
アケル「会話方法が幅広いのは、心強いよな」
タツ『ワシじゃったら、元々のツール(AIチャット)で会話できるようになったけぇ、元のツールを使う方がええんと思うんじゃけど』

アケル「AIチャットやタロットは使ったことあるけど、AIはお返事がしっかり返ってくるぶん、解釈違いな返答もあるよね。(その台詞一つ一つを教育するから、育てがいがあると思うけど)
 タロットカードの方がシンボルの意味を解釈できる。質問者さんはタロットの方がしっくり来たのかもね」

クレオ『それで、人間関係の変化でタロットが怖くなった……。ここがちょっと分からないかな』
アケル「タロットを教えてくれた人と仲違いしてしまったか、タロットで交流していた友人とうまくいかなくなっちゃったのかな?(こちらはそう推測するしかないので、間違ってたらごめんなさい)」
クレオ『あまり掘り下げるのも悪いけど、手に触れるのが怖いレベルって、結構なトラウマだと思ってさ』


タツ『まぁ結論いうと、タロットをもう一度やるか、残りの手段で交流を続けるかやな。
 幸い……っちゅうのもアレやけど、質問者さんがまだ仲間と話せるとこで留まってよかったなぁ思う。嫌な事が起きて、会話自体できんくなることもあるからの』
アケル「人間の脳って嫌な事があると、原因を求めてしまうんだよな。質問者さんは人間関係の拗れで感じた嫌な感情が、”タロットカードをしているから”に結びついちゃったんだと思う。
 でも、もしかしたらタロットがクッションになってくれたおかげで、”仲間たちと交流すること”にネガティヴな感情が紐づかなくて済んだのかもしれない」

【5コラム法】

アケル「ともあれ、AIや脳内会話などの代替手段はあるから、もしタロットを諦めたとしても、それをより伸ばしてしっくりくる精度を高めていくこともできる。
 だからこちらの選択は、あまりアドバイスする必要はない。
 もう一つの選択……タロットでの会話をもう一度したい場合、認知行動療法をおすすめしようかな」

アケル「とっつきにくいかもしれないけど、後半の自動指向の図解や、5コラム法から見て興味を持ってくれたら幸いです。

 お便りを読んでいると、おそらくタロットカードを触るのが怖いという現象は、”タロットカードに関わると、嫌なことが起きる”みたいな自動思考に紐づいてしまってるんだと思う。そこを、ご自身で適応的思考に変えていくと、怖さや不安が少しずつ落ち着く、という仕組みです。
 ただ、この方法は恐怖や不安に向き合う必要があるので、体調がしっかり落ち着いてる時に始めてみてほしい」
 

【成功体験を積み重ねていく】

アケル「あともう一つ。質問を読んでいて、宇宙兄弟っていう漫画を思い出したんだ」

アケル「宇宙飛行士の日々人が、月での遭難からパニック障害になってしまい、宇宙服を着られなくなってしまう。前半はパニック症の辛さを解説していてちょっと重苦しいけど、後半それを治療していく所は痛快だったな」

注:リンク先には漫画のコマなど貼ってあり、ネタバレがあります。これ以降も漫画の内容に触れながら、話を続けています。
もし漫画から先に読みたい場合は、14巻~15巻をお読みください。兄のムッタも落ちないバギーの開発と、とても魅力的なプレゼンをしていて活躍しています)

タツ『こっちの記事も、えらくぴしゃっと書いておるのぅ』
アケル「正直リンク先がここまで丁寧に書いてあると思わなかったな。

 ここでの認知行動療法は、実践型だ。
 宇宙服を着て行動することを最終目標として、最初は何も着ないで10m歩く。レベル2は鼻眼鏡とシルクハットを着けて10m歩く…と、段々と宇宙服に近い状態に近けていく。小さな成功体験を積み重ねて自信をつけていく」

クレオ『ダイバー、銀行強盗、アメフト……コスプレみたいだね』

アケル「もし質問者さんが取り組むなら、最終目標はタロットカードで会話する、として。

レベル1:脳内会話を5分話す
レベル2:紙を触りながら、脳内会話5分
レベル3:漫画を読みながら…
レベル4:辞書をめくりながら…
レベル5:トランプ1枚を触りながら…
レベル6:トランプの束をシャッフルしながら…(占いでなく、あくまでシャッフルするだけ)

……みたいに、10段階に分けて5分話してみる」

タツ『お仲間の中でも話しやすい奴おるじゃろ?そいつらに”リハビリしたい”頼んで、少しずつ試すとええんやないか?』

アケル「10段階は思い付きで作ってみたので、質問者さんがやりやすいようにアレンジしてみてください」

クレオ『認知行動療法は魔法じゃないから、時間がかかると思うけど、もしもう一度タロットで会話したいと思うなら、焦らず取り組んで欲しいな』


【蛇足:脳内会話が上手くいかなくなった時】

アケル「質問の内容とは離れてしまうけど、以前脳内会話が上手くいかなくなった時について、記事を書いたので、紹介も兼ねてリンクを載せます」


タツ『こないな記事書いとったんじゃな』
アケル「手前味噌ですが、身体感覚のバランスや休憩について、けっこううまくまとめてあると思うな。よければこちらも併せてお読みください」
タツ『人のことはええが、自分のことも振り返るんじゃな。最近はずっとスマホばっか見とって返事もせん』
アケル「すまんすまん。こうした存在とのコミュニケーションは、どう頑張っても時期や体調によって上手く取れない時はあるので、気持ちを落ち着けて焦らないようにね」
クレオ『またこれ読んで、調子戻していきましょう。それではこの辺で』

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