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コンデンサマイクで宅録をしよう~セッティングして使ってみた~

概要

DTMや歌ってみたをやっていると宅録をする機会が結構あります. 最初は多くの人がダイナミックマイクを使って録音しているかと思いますが, 次第にコンデンサマイクを使ってみたくなりませんか.  私はなりました. この記事では今までダイナミックマイクしか使ってこなかった人を対象にコンデンサマイクで宅録をする時に必要な機材や組み立て方法をまとめました.最後には実際に録音して音質を確かめています. 

用意するもの

太字を押すと今回使った機材のサウンドハウスのページに飛びます.

コンデンサマイク 
この記事はとりあえずコンデンサマイクを使った宅録ができることを目標に
していますのでどのマイクがお勧めかみたいなのは割愛します.自分は1万円くらいで人気がありそうなやつを選びました.

ショックマウント
コンデンサマイクは衝撃に弱いのでスタンドに取り付ける際には衝撃を吸収してくれるショックマウントというのが必要です.さっき買ったマイクにはセットで専用のスタンドマウントがついていますが,それとは別に新しく買いました.マウントは自分のマイクに対応しているか確認してから買いましょう.

マイクスタンド
マイクやらショックマウントやらポップガードやらが全部ここに乗っかるのでしっかりした作りのものを選ぶといいでしょう. まあネットで見ただけじゃそういうの分からないので自分は勘とレビューで選びました. 値段は安めですが不安定な感じはしないので十分だと思います.

リフレクションフィルター
コンデンサマイクは感度がいい分壁からの反射音や環境音を拾ってしまいが
ちなので, このフィルターを付けるとボーカルの方角以外からの音(壁からの反射音や環境音など)が遮断されて音質が良くなるらしいです.

マイクケーブル
XLRケーブルとも言う. マイクと接続してファンタム電源[*]をONにする時にはマイクのゲインが0になっていることを確認しましょう.

オーディオインターフェース
コンデンサマイクにファンタム電源[*]を供給してくれるやつならなんでもいいです.まずしてくれないやつとか多分ないので適当に選んで大丈夫です多分.

ポップガード
これはダイナミックマイクでの録音の時にも使いますね. コンデンサマイクは湿気に弱いので口から出る唾などの水分から守る役割も果たします.

変換ネジ
ショックマウントとしてマイク付属のものを使う場合には不要です.今回使うマウントの場合,3/8と5/8を変換してくれるやつが1つ必要になります. リフレクションフィルターに1つ付いてきますがそれに加えてもう1つ必要です.

[*]ファンタム電源とはなんぞやという方へ
ただケーブルをオーディオインターフェースに繋げば録音できるダイナミックマイクと違ってコンデンサマイク はオーディオインターフェースと繋いだ上でそこから電源を供給してあげないといけません. これをファンタム電源といいます.  +48Vなんて書かれたりもします.

組み立ててみよう

いよいよ組み立てですが1番の難所であるフィルターの組み立てはわかりやすいYouTubeの動画が上がっているのでそれを参考にしてください(じゃあこの記事いらなくねとか言わないで;;) .

画像1

フィルターの取り付けが終わったらマイクを取り付けていきます.まず取り付け部の先端にこんな感じで変換ネジを付けてあげます.

画像2

画像3

そしてショックマウントやらマイクやらポップガードやらを取り付けて宅録セットの完成です!!

使ってみた

記事のタイトル的にはもう終わってもいいのですが,このままでは内容がスカスカなので実際に使ってみて音質がどうなのかを確かめてみましょう.
 早速ですがこれまでの私の歌ってみた動画の中から宅録かつダイナミックマイクで録ったものの例としてこちらの動画の加工前のボーカルと比較してみましょう. 余談ですがコンデンサマイクは繊細なのでケーブルの取り外しの際にはファントム電源がちゃんとOFFになっているか確認し,保存する場所は湿気のない場所にしましょう.

この動画の1番の加工前のボーカルがこちら↓

このボーカルはSM58を使って8畳の自室で録りました.我ながら綺麗に録れているのではないかと思います(自賛).ではコンデンサマイクを使うとどのくらい音が変わるのでしょうか.同じ部屋で先程作ったマイクセットを使って録音してみたものがこちら↓

こうして比較してみるとダイナミックマイクの方は若干もわっとしている感じに聞こえますね. やはりコンデンサマイク 買ってよかった.
リフレクションフィルターがある場合とない場合についても比較してみました. フィルターがない時のボーカルがこちら.

(lemonを選んだ理由は特に)ないです.
そしてある時のボーカルがこちら.

遮音材がある方が声が前に出てきているような印象を受けますね.

まとめ

コンデンサマイクを使って宅録をする時に必要な機材とその組み立て方法を記事にしました.また,それだけじゃ物足りないので実際に録音してみてダイナミックマイクの時とどのくらい違うかを検証してみました.しかしこの辺はマイクの種類によっても大分変わると思うので参考程度に留めていただければと思います.
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もしよかったらYouTubeやニコニコ動画に歌ってみたやオリジナルのボカロ曲をアップしてるのでそっちも聞いてくれると嬉しいです.
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