"再生"への道
激しい雨が打ちつけるその場所に 私はひとり、たたずんでいた。
辺りには誰も居ないこの場所で 私は過去の自分自身と向かい合う。
過去を織りなす幾多の日々。
その無限とも思える時間の流れの中に大粒の雨が
私のこころと身体に打ちつけ、少しづつ調和し、溶かしてゆく。
生きたい、もっと自分らしく。
生きたい、もっと自分を大切にしながら。
そして自分が望むものをこの手につかみ取りたい。
ただ 崩れ落ちるこころと身体に残された時間も
刻一刻と少なくなってゆく。
私は"再生"への道を模索していた。
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