出撃
重厚な装甲に守られているコックピットに 身を滑り込ませ、
私は出撃の準備をしていた。 いくつかのディスプレイに目を通しながら
機体やシステムの異常がないか、確認する。
今まで幾度となく戦い抜き、運良く生きて来れた。
それでも毎回出撃前にはやはり緊張は隠せない。
「また生きて戻って来られるといいが......。」
エリア内を守る防衛システムが 未確認の猛威の攻撃を受けている。
そのままにしていれば
安全であるはずのこのエリアにも危険が及んでしまう。
「まぁ 何とかなるだろう.....。」
私は機体のメインシステムを起動させ、
出撃の為、機体をカタパルトへ向けた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?