詩:硝子

真夜中の改札口を思い出す
あまりにも白すぎる蛍光灯によって乾燥したそこでは
たった今割れたばかりの、鋭利な硝子が落ちている

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109字
本づくりを中心とした、クリエイティブディレクターが満を辞して作ってしまった詩集です。 書籍版では、「精興社書体」を使用。神秘的でシックなデザインに仕上げました。

2020年4月27日に発行。 混乱と悲鳴に満ちた青年期の余暇から生まれた第一詩集「凍える言葉」のnoteバージョンです。 「凍える言葉」…

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