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7期連続過去最高の売上高・利益を更新したオープンハウスの1棟当たりの粗利益は?

この記事では、株式会社オープンハウスの2019年9月期について、取り上げていきます。

オープンハウスは、『東京に、家を持とう。』のキャッチフレーズで、東京を中心に、不動産仲介事業、新築戸建分譲、マンション開発事業で自社ブランドを展開。東京以外のエリアでは、『名古屋に、家を持とう。』『福岡に、家を持とう。』といったそのエリアに合わせたキャッチフレーズで展開している。

2019年9月期 決算説明会資料

7期連続過去最高の売上高・利益を更新

トピックスを見ると、前期比20%以上の増収増益で、7期連続過去最高の売上高・利益を更新しています。

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全体の数字になりますが、売上総利益(粗利益)と販売費及び一般管理費(販管費)の比率の変化も見ておきましょう。

決算資料では数字がわからなかったので、決算短信を参考にしています。

2019年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

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粗利益÷販管費
18年9月期:70,251÷22,946=3.06
19年9月期:89,661÷31,881=2.81

7期連続過去最高の売上高・利益を更新ではありますが、前年と比べると、掛けているコスト(販管費)に対して、得られた粗利益の割合は減っていることになります。

事業は主に、「戸建関連事業」「マンション事業」「収益不動産事業」「アメリカ不動産」とありますが、ここでは、「戸建関連事業」に絞ってお届けします。


戸建関連事業は大幅に伸長

東京の杉並区を拠点とし、年間2,000棟ほど施工している住宅分譲会社のホーク・ワン(売上高639億円、営業利益45億1000万円、純資産206億円)を、2018年10月に完全子会社化したことで、戸建関連事業は大幅に伸長しています。

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売上高・営業利益ともに伸びていますが、その比率である売上高営業利益率を見てみましょう。

売上高営業利益率(戸建関連事業)=営業利益÷売上高
18年9月期:26,276÷218,540=12%
19年9月期:32,620÷340,528=9.6%

新たな会社が増えたことが影響しているのでしょうか、若干低くなっています。


戸建分譲1棟の価格は年々◯◯っている!?

戸建の中でも分譲事業を中心に手掛ける、オープンハウス・ディベロップメント(以下、OHD)の数字を見てみましょう。

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「建売」「土地」「請負」とそれぞれの単価まで、すでに掲載されており、その変化を見ると、

1件当たりの建売売上高
17年9月期:4,430万円
18年9月期:4,320万円
19年9月期:4,300万円

ちょっとずつですが、価格が下がっていて、2年で-130万円です。

1件当たりの土地売上高
17年9月期:4,360万円
18年9月期:4,340万円
19年9月期:4,070万円

土地もちょっとずつですが、価格が下がっています。2年で-290万円。建売の価格減は土地の価格にも影響されていると思います。

1件当たりの請負売上高
17年9月期:1,460万円
18年9月期:1,420万円
19年9月期:1,410万円

多くのハウスメーカーの請負価格が上がる中、オープンハウスは年々下がっていっています。2年で-50万円です。

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