アイカツプラネットを見たので雑感想

映画に備えてアイカツプラネットを全話見たので雑感想。

本当は映画行く前に投稿しようと思ったんですが時間が無くて後手になってしまいました。とりあえず映画行ってきましたよ報告。

(実際最後じゃなかった)武道館ライブや5thフェス以降アイカツモチベがどんどん下がっていきアイカツというコンテンツから遠ざかる日々が続いていたのですが7月15日にアイカツの新作映画がやるという事を知り、最近まで寝かせていた作品たちをついに見ることに。

そして3週間ほどかけて今まで寝かせていたフレンズ2期、オンパレード、プラネットと大連続視聴。合間合間にコツコツとやっていくことが大事。
ゆめちゃんの言葉を借りるなら草の根アイカツ。

『だって私、アイカツ大好きじゃないですか(杏ちゃん並感)』

「別にアニメの方目当てならプラネット見なくて良くない?」
って意見もまあ分かるんですけど、知らない作品の続きだけ見るってのが昔からどうしても苦手なんですよね・・・そのせいでスパロボ系列とかクロスオーバー系のゲームほぼ遊んだこと無いんです。難儀な性格だ。

(昔の東映まんがまつりみたいに全く関連性のない作品3本同時上映!とかなら多少妥協出来たとは思うんですけどね)

■アイカツプラネットはどうだったの?

ここから本題(※基本的に本編ネタバレは無いです)

とりあえず率直な感想。
『面白かった。あと1クールあれば傑作になっていたかも』

これに尽きます。
最初に言われていた実写云々に関しては元々抵抗なかったので別に気になりませんでした(アニメより実写ドラマや映画見る機会の方が多いので)

あと、アイカツ好きの知り合いに「プラネット、天才てれびくん内のドラマっぽかったよね」って言われて笑っちゃいました。すごく分かる。
もしくはドラマ愛の詩枠(世代がバレる)

以下アイカツプラネットのあらすじ

私立星礼高等学校に通うごく普通の高校生音羽 舞桜は、突然姿を消した陽 明咲に代わり、誰でもアイドルになれる世界「アイカツプラネット!」のトップアイドルハナとしてアイドル活動をすることになってしまう。
ハナになった舞桜は、ドレスの妖精ドレシアが宿るカードスイングを使い、ライバルたちと切磋琢磨しながら本当のトップアイドルを目指す。

ウィキペディア(Wikipedia)より

今風にざっくり説明すると業界1番人気のvtuberの中身が突然いなくなったから主人公がその代役に抜擢されたって話ですね。

(誰とは言いませんがトップアイドルが周りに迷惑をかけるのはアイカツ界ではよくあること)

■他のアイカツシリーズと大きく違う要素

・舞台がアイドル育成学校ではない(普通の共学)
主人公は普通の高校生で事務所に所属する事になります。
これに関してはアイカツフレンズ辺りからアイドル学校の必要ある?と感じていたのでそこはあんまり気になりませんでした(ちなみにアイカツフレンズのスターハーモニー学園は普通科/アイドル科がある設定でした)
また、共学設定も後半結構生きる部分があったので結果的に良かったと思います。終盤のオタク君、やるじゃないか・・・。
実際アイカツにおける男キャラのポジションって大事なんですよね。
無印におけるメガハンバーグ弁当の彼だって太田君だって例外ではない。

・アニメ+実写パートの2部構成
基本的に前半は実写、後半はアニメパートでアイカツプラネット界でのライブ、最後にまとめの実写パートといった感じで構成されています。

尚、毎度の如くアイカツにおけるSF要素は今作も一切説明がありません。
前シリーズまでは謎技術に対して『アイカツシステムの応用らしいわ』といった本当に申し訳程度のフォローがあったんですけど今回はそれが一切無くてちょっと笑っちゃいました。

尚、アニメパートのアイカツプラネット世界はアバターの外見は自由に弄れるけれどフィジカルだけは現実世界のスペックが持ち越される絶妙に都合の良くない世界なのでちゃんとトレーニングはしないとダメっぽいです。
謎に変なとこだけ厳しいのはアイカツだなって感じがして安心しました。

最初はデカいヘッドギアでも付けてゴテゴテした装置の付いた椅子にでも座るのかなと思っていました・・・(中々に夢の無い展開)

・アイカツランキングシステム
今までのシリーズにあって無いようなモノだったランキングが今作では結構重要な要素になっていました。頻繁に順位が変動するので仲間だって時にはライバル真剣勝負よがシリーズ1体現出来ていたような感じがします。
・・・というかフレンズ2期とオンパレードが特にそういった上を目指す目標が無い作品だったので個人的にちょっと物足りなかったんですよね。僕はあの人に勝ちたい・・・!が無いとちょっとそれはアイカツじゃないじゃない、じゃない?と思ってしまうので。

■良かった点

・実写パート
メイクやファッションを現実世界でやるのがかなり良かったですね。
これは実写化最大の恩恵だったかと。

また、修行(アイカツ)パートでも実写はアニメ的な表現を控えてあくまでもリアル基準でアイカツをし、プラネット界ではシリーズ恒例の無茶なアイカツをやるってのがメリハリあって凄く良かった部分だと思います。
無印でどこかのトップアイドルはニュース番組で経済コメントまでやってましたからね・・・今思うとシュールで笑えてきます。流石に厳しい。

伝統だった木の伐採も斧→チェーンソー→日本刀+正拳突きときてさらに進化していました。新日本のヤングライオンでもそこまでやらない。

・キャラクター(主に主人公)
主人公のタイプがこれまた今までにないタイプで良かったです。
圧倒的ポジティブモンスターな部分だけシリーズ主人公を上手く受け継いでいました。ハナちゃん歴代の中でもビジュアルだけで言えば一番好き。

10話以降心機一転気持ちを切り替えて頑張るハナちゃんも良かったけど初期のスマブラでノーコンテストになって不服そうに拍手するフォックスみたいな曇った表情のハナちゃんも好きでした。

他のキャラもシリーズで言う~ポジションがしっかりしてて良かったです。
個人的にポップ担当が急にマジレスするの結構好きなんですよね。
(無印おとめちゃんの時折見せるマジレスモード良い)
ルリちゃんは話数が進むにつれて良いキャラになっていきました。

毎度恒例ゴシック枠もちゃんと外さなかったのも流石でした。
ストイックモンスターのキューピットさんはそら幼女先輩に人気出るわって感じ。杏ちゃんもまどかちゃん枠っぽくて結構好きでした。

・楽曲(これが特に良かったです)
今作の楽曲は今までの製作陣と変わっていたので結構不安でしたがいざ聞いてみたらかなり良かったです・・・。ちゃんとアイドルソングでした。
曲に関しても固定曲が無く色んなバージョンで見れたのも良かったです。
フレンズはユニットの話がメインだったから曲が固定だったんですよね。
(個人的にフレンズの勿体なかった部分でもあります)

中でも『またまたまたまたまた明日』は特に声優さんが歌ったらここまで良くなってない代表でした。この曲プラネットで一番好き(特にハナ&栞バージョン)。アイドル活動ポジション曲もかなり好きです。
個人的に好きだった曲は以降にまとめてあります。

■良くなかった点

・バトルシステムの弊害
今作の楽曲パートは基本的にバトルがメインになっています。
早い話そこで勝てばランキングが上がる仕組みですね。
仕方ないんですけど個別回があると相手がどうしても噛ませになりがちなんですよね(違う回もありましたが)そこがちょっと勿体なかったなと。

・終盤のシナリオの雑さ(多分全体話数の問題)
これは放送話数が決まってたから仕方ないんでしょうけどかなり面白く出来る要素が残ってただけに残念でした。それでも見たいものがある程度見れたので満足はしてるんですけどね。せめて終盤あと1話か2話あれば・・・

・・・とまあ書きましたがこれくらいしか思いつかなかったので普通に本編は面白かったと思います。2クールなのでアイカツの入門編にもおすすめの1本かなと。

瞬間最大風速の無印、平均点が高いスターズ、みおちゃんを楽しむフレンズ、コンパクトに質のいい作品を楽しめるプラネットとシリーズ毎に上手く住み分けが出来ていると思いました。

■まとめ

アイカツプラネットは無印のリブート的作品になっていたと思います。
普通に面白かったですしやはり多少バチバチしてるのがアイカツの良さだなと再確認しました(でもそのバチバチを引っ張りすぎないのも良いところ)

プラネット世界に関してはわざわざ行く意味ある?って意見も分からんでもないですがまあ、誰もが自由に中身1本で自由に勝負できる場所って考えたら結構納得できました。その辺は今のYouTuberっぽい感じですかね。
誰にもチャンスがある場所なんですよプラネット世界は(ただフィジカルは現実世界基準だからちゃんと鍛えなきゃいけませんが)

とりあえずこれで映画に行く事ができます(※行ってきました)
プラネットが予想以上に良かったのでなんなら無印より楽しみです。

■良いと思った曲(※大分本編補正が入っています)

・HAPPY∞アイカツ!

・ココロノトモ

・またまたまたまたまた明日

・ファンタジっくイマジネーション

・FLYING TIPS


最後にまあちょっと愚痴なんですけど映画の上映前舞台挨拶で終わったらさっさと帰る客はホンマ・・・って思います。基本上映終了後の舞台挨拶にしてほしい。

映画の感想はまた機会があれば。

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