国語力③の解答・解説

今日もはりきっていきましょう!では、まず本文の確認から。

しんご:デートに2時間も遅刻するって、どういうことだよ!!

みなみ:ごめんなさい。そんなに怒らなくても・・・

しんご:怒るに決まってるだろ!2時間も待ったんだぞ!!

みなみ:あなたは今日私が来るのを2時間待っただけ。でも私は付き合ってから2年間待ってるのよ。

しんご:何を?

みなみ:あなたからのプロポーズ♪


正解は、「2時間みなみを待つしんご」⇄「2年間プロポーズを待つみなみ」

です。対比とは本来「比べる対象をそろえる」ものなので、

「2時間」⇄「2年間」:時間

「しんご」⇄「みなみ」:人

は対象がそろっていますが、

「みなみ(人)」⇄「プロポーズ(事柄)」は対象がそろっていません(とは言っても、微妙なところではあるのですが、ブログでそこまで細かくやると混乱を招く恐れがあるので、今回はそういうことにします。今回は「男女のよくある会話を使って対比を学ぶ」がテーマなので、よしとしましょう♪ )。

論説文では明確にここがきっちりそろいます。論説文を解くときに、ぜひ文章中の対比を意識して解いてみてください。

対象がそろっていない例は、たとえば、

「姉は中学生である。一方で、弟は頭が良い」です。「中学生」と「頭が良い」は対象が揃ってないですよね。論説文を読むときは、どことどこが対比の関係になっているか印をつけながら読むと、文章がとてもシンプルに見えてきます。

論説文でなくても、我々は対比を日常生活の中でよく使います。

単に「ねぇ、あれ買ってよ」というよりも「クラスで持ってないのは自分だけだよ。だから買ってよ」と言った方が効果的だったりするわけです。

トレーニングとしては、普段の会話の中で、「意識して対比を使う」ことが大切です。

さあ、次回は因果関係です。

では!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?