横綱大関陣が総崩れ…昭和以降初の異常事態 琴桜を除く4人は報道陣への対応を拒絶/夏場所

大相撲夏場所初日(12日、両国国技館)1横綱4大関が敗れる大波乱の幕開け。3月の春場所を途中休場した横綱照ノ富士(32)は新小結大の里(23)にすくい投げで敗れた。出場した5人以上の横綱、大関陣の総崩れは、初日では昭和以降初の事態となった。4大関は琴桜(26)が大栄翔(30)に押し出され、豊昇龍(24)は熱海富士(21)の上手投げに屈した。かど番の霧島(28)は豪ノ山(26)、貴景勝(27)は平戸海(24)に押し出された。取組が進むごとに深刻さが増していく。情けなさが、体たらくに。無残が悲惨になって、結びの一番で横綱照ノ富士に土がついて、目も当てられない。霧島、貴景勝、琴桜、豊昇龍と土俵に上がった4大関が次々に黒星。負の連鎖は止まらなかった。「(緊張は)関係ない。いつもどおり必死に相撲を取った。初日なのでしっかり切り替える」。琴桜が短い言葉を絞り出した。支度部屋へ戻って口を開いたのは琴桜一人だけ。ほか4人は付け人を通じて報道陣への対応を拒絶した。昭和以降、出場した5人以上の横綱、大関が総崩れになるのは平成18年秋場所(1横綱5大関)6日目以来18年ぶり。初日に限れば初めてで、上位陣が屈辱にまみれた。若元春、阿炎の両関脇も敗れた。大関2場所目の琴桜は今場所から琴ノ若改め、母方の祖父で元横綱のしこ名「琴桜」を襲名。先代が現役最後の相撲を取った昭和49年夏場所3日目以来、50年ぶりに「琴桜」のしこ名が館内にアナウンスされた。新たな船出の一番だったが、平幕大栄翔を土俵際まで押し込みながら、逆に押し返されて残す腰もなく土俵を割った。平成18年の前回の総崩れでは横綱朝青龍が13勝2敗で優勝しており、土俵下で見守った高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「勝った力士が元気よく、気迫のあるいい相撲を取ったということ。あと14日間ある。(上位陣が)どう立て直すか。全勝すれば14勝だよ」と取りなした。「番狂わせ」の言葉は江戸時代後期からみられ「番」は順番の番。予期しない出来事で順番どおり進まないこと。下位力士が上位を倒す大相撲の影響があったといわれ、次場所の番付が書き換えられて順番が狂うとされた。初日から、番付の威厳が試される。サンケイスポーツ(奥村展也)

年々、相撲の為体と言うのでしょうか?内容が薄くなって来ている様に思うのは少数派なのでしょうかね?相撲協会自体の在り方が問われているのではないのでしょうか?

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