「戻ってこられて良かった」 パリ内定の池江璃花子、プールに一礼

競泳 パリ・オリンピック代表選考会(18日・東京アクアティクスセンター)女子100メートルバタフライ 池江璃花子(横浜ゴム)=57秒30(2位、五輪出場決定)苦しかった道のりを乗り越え、喜びをかみしめるように天を仰いだ。「本当にうれしい。その気持ちでいっぱい」。女子100メートルバタフライ決勝で、57秒30で派遣標準記録(57秒34)を突破し2位に入った池江璃花子。個人種目では2大会ぶりのオリンピック出場を決めた。「順位は負けてしまったが、パリの切符をつかめたことにはすごく満足しています」。レース後、プールに深く一礼すると、チケットが完売したスタンドから温かい拍手が送られた。「とにかく強くなりたい。もう一度、世界一を目指したい」。昨年10月、練習拠点を競泳強豪国のオーストラリアに移した。それから約5カ月。今では「(コーチのマイケル・)ボールができると言ったら私もできると思える」と確かな自信を取り戻している。復帰後、初めてプールに入ったのが20年3月17日。くしくも、4年後の同じ日にパリ五輪切符を懸けた大会が開幕した。「ここまで戻って来られて良かったし、もっと上に行ける自分がいると思う」。再び世界一に挑むべく、確かな一歩を踏み出した。【毎日新聞より抜粋・深野麟之介】

プールに深く一礼された彼女を画面上で見た時 彼女の思いが伝わって来ました。パリでの健闘を心から応援しています。


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