4 心術下 52

 心気和平にして、人を咎めず。
わが身にかえり求め、己を責めれば、身修まりて、楽しみ多し。
此の工夫、甚だ益あり。
常に、これを以て、わが心を修むべし。
もし、此の工夫を忘れれば、必ず、道を失い、楽しみを失う。
古語に曰く、君子は己に求む、小人は人に求むといえり。

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