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曼荼羅アートセラピー

こんにちは!
idumi.artのいづみです。
感性を高め、周波数を整える動植物画アイテムを作っています🦋


曼荼羅
(マンダラ)いう言葉をご存じでしょうか?

サンスクリット語に由来するもので、
円(丸)や、本質を得るという意味 です。


アートの世界では、対称に描かれた幾何学模様を指しますが、ユング派アートセラピーにおいては心の変容の重要な段階で曼荼羅が現れることが多く、それが表現された時は何らかのサインとして注目されます。



河合隼雄著/ユング心理学入門】より抜粋致します。


                   p231〜
【ユングは、患者たちが夢や幻想などにおいて、円や四角をテーマとする象徴的図形が患者の心の内部より自発的に生じてくることに気づいた。

そしてこの出現の意義は患者自身にとっては不可解ではあったが、その際に深い平安の感じや調和の感情が伴うこと、あるいは治癒の起点とさえ感じられることを重要視していた。

彼がチベットの文献を知り、東洋においてはこの円と四を主題とする多くの図形が宗教的に大きい意義を持つものとして存在し、マンダラと呼ばれていることがわかった。

ユングが患者から集めていた多くの象徴図形は、東洋のマンダラを知っていて描いたとは考えられぬので、
普遍的無意識の存在を考えるユングにとっては非常に意義深い発見であった。



密教においては「本質」を意味する

栂尾祥雲『曼荼羅の研究』では
「元来、曼荼羅(mandala)なる語は、曼荼という語基と羅なる後接語とから成立している。

曼荼とは、心髄本質の義
とは、所有・成就の義

つまり
曼荼羅とは本質心髄を有しているものという義である」。



さてこのようなマンダラは、ある個人が心的な分離や不統合を経験している際にそれを統合しようとする心の内部の働きの表れとして生じる場合が多いとユングは言っている。

「これは明らかに自然の側から自己治癒(self healing)の企てであり、それは意識的な反省からではなく、本能的な動きから生じてきたものである」



意識的には分裂の危機を感じ、あるいは強い不統合性を感じて解決策もなくて困っている人がこのマンダラ象徴が生じることによって心の平静を得て新たな統合性へと志向していく過程を見ることを経験すると、人間の心の内部にある全体性と統合性へ向かう働きの存在、自己治癒の力の存在を感ぜずにはおれないのである。】

河合隼雄著/ユング心理学入門


仏教的には曼荼羅とは
「密教の教えである仏の世界観をあらわしたもの



このマンダラ模様を描く(塗る)ことはアートセラピーとなり、リラックス効果や瞑想効果だけではなく、インスピレーションを得ることができたり、脳への特別な働きかけによる認知症予防効果がある とさえ言われています。 


白紙から描くのは難しく感じる方には、曼荼羅塗り絵がおすすめです!

市販の塗り絵下地とマーカーや色鉛筆があれば簡単に始められますよ♡
慌てて仕上げようとしたり、アート作品としてうまく塗ろうとする必要はありません。

↑使用する色からも
その時の状態が見えてきます🎨



※長く集中しすぎると疲れてしまうので、、
30分以内を目安に、心のままに塗ることで自然と脳の活性化・こころの癒し になってゆきます。

塗り絵に集中したあとは、ぼーっと美味しいお茶を飲んだり、お散歩したりしてリラックスの時間をお過ごしくださいね♡
思考と感情のバランスがとれて良きインスピレーションがくるはずです✨

皆様の健康と、幸せをお祈りいたします。

追記(2024.3.20)
曼荼羅塗り絵を、ご自身のラッキーカラーで制作し飾ってみられるのはいかがでしょうか☺️



idumi.art 花曼荼羅アイテムあります♡


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