17弾裏デッキビルド杯「刃ジオリバース退化OTK」(ジョニー賞3位)
自己紹介
K.と申します。noteは初めて書くので失礼あれば申し訳ございません。
読み方はけーです。
デュエプレは1弾からやってます。(紙経験は無し)
ティミー6.5:ジョニー3:スパイク0.5くらいのエンジョイ勢です。
ランクマは毎弾マスター、3ヵ月に1度程度レジェタッチのスタンスですが、
むしろストーリーモードや試練の塔の方も好んで遊んでいます。
デッキビルド杯・裏デッキビルド杯は、前回
WIXOSSコラボ特化ライゾウだけ1個思い付きで作って軽く参加しましたが、
本格的に取り組むのは今回が初めてです。
ちなみに、普段はアイドルマスターミリオンライブ!界隈の人間です。
担当アイドルの中谷育を是非ともよろしくお願いします。
(↑クリックでキャラ紹介に飛ぶのでよければ是非)
はじめに
さて今回、17弾裏デッキビルド杯でジョニー賞を3位タイで受賞しました。
せっかくなので記念に構築について記していきたいと思います。
(3位でイキるな!などと言わずにご容赦頂ければ幸いです)
※裏デッキビルド杯とは、デュエプレ公式が毎弾開催するカジュアルデッキ構築イベント「デュエプレデッキビルド杯」の派生イベントとして
トスカーナさん(@toscana_totsuka)が主催、
ミケガモさん(@nusu_fkr453145)が配信している個人大会です。
いつも企画運営ありがとうございます。
ざっくり言えば、ネタデッキを互いに持ち寄って対戦会を行い、
一番イケてるネタデッキを互いに投票して決め合う催しになります。
ジョニー賞が最もメインとなる投票数賞にあたります。
ランクマ級デッキからネタ全振りデッキまで多様なデッキが集まりますが、スイスドローで同じくらいの勝率の人と当たるようになっているため、結構バランス良くみんなが楽しめる大会だと思います。
デッキの動き方
以下の動きを1ターンで行って勝つコンボデッキです。
《永遠のプリンプリン》によってマナの《大宇宙ジオ・リバース》にハンターを付与できるため、《若頭 鬼流院 刃》で出せることに着目しています。
《若頭 鬼流院 刃》を出す
刃の効果の第1段階(非進化ハンターをマナから出す)で、《永遠のプリンプリン》1体と《希望の守り手シウバ》を出せるだけ出す
刃の効果の第2段階(進化ハンターをマナから出す)で、《大宇宙ジオ・リバース》をシウバの上に出せるだけ出す
《アポカリプス・デイ》で、他のクリーチャーごとジオリバを全破壊する
場には《永遠のリュウセイカイザー》を含むジオリバの進化元だけ残るので、そのままワンショットする
類似構築を公式ビルド杯で見た記憶はないので、独自のコンボ・構築だと思っています。(違ったらすみません)
初期構築と最終構築
初期構築
ビルド杯最終日、最初にこのコンボを思い付いて急ぎ投稿した初期構築。
理想ムーブは各ターン以下の手順です。最速8キルになります。
【0マナ→1マナ】
ジャスミンでブースト【1マナ→3マナ】
【3マナ→4マナ】
フェアホでジオザマンを出す(コンボパーツ回収用)【4マナ→6マナ】
ダンシングフィーバーでブースト【6マナ→9マナ】
ババンでブースト【10マナ→20マナ】
イーサンを立てる【20マナ】
大地でジオザマンをプリンに変換、大地でババンを刃に変換、刃からジオリバースを4体出す、イーサンのタップスキルで全員破壊、サファイアと永遠リュウでワンショット
しかし、この時点では問題点が多数ありました。
対CPUでもBASIC弾構築の最弱クラスに勝つのが精一杯、
カジュアルマッチでは100回に1回成立するかどうかという状態です。
最速8キルは遅すぎ。その間に取れるアクションも殆どないため負ける
イーサンの召喚酔い解除のため、イーサンを立てるだけのターンが必要
ババンとジオザマンを大地でどかさないとジオリバ4体の盤面が空かない
全てのマナブカードが必須パーツなのに、それぞれ投入数が少ないため、すべて成立する確率は非常に低い
しかしながら、このデッキは何より動きが派手で独特。
そして【プリン刃】や【ジオリバース】や【イーサン】は面白そうな動きができるギミックながらも「それを使う必要性」がイマイチ見いだせずビルド勢界隈の中でも研究が難航しており、そこへの1つの回答になりうる動き。
このデッキを実践級に磨ければ裏ビルド杯でのジョニー賞は十分狙えるという手応えも感じていたので、本腰を入れて調整することにしました。
最終構築
ビルド杯終了から裏ビルド杯開催までの約2週間、
ひたすらカジュアルマッチとCPU戦に潜って調整した最終構築。
主な変更点は以下4点。
イーサンをアポカリに変更
サファイア3永遠リュウ3→永遠リュウ4
ババンで1枚落ちればいいカードは2~3枚
その分マナブを増やす(特に初動)
理想ムーブは各ターン以下の手順です。最速6キルに短縮されました。
【0マナ→1マナ】
ライフでブースト【1マナ→3マナ】
ライフでブースト【3マナ→5マナ】
ダンシングフィーバーでブースト【6マナ→9マナ】
ババンでブースト【10マナ→20マナ】
大地で刃を出し、刃からジオリバースを4体出す、アポカリで全員破壊、永遠リュウでワンショット
2ターンの短縮とささやかながらの受け札増強により、
最新弾のCPUにもそこそこ勝て、
カジュアルマッチでも10回に1回くらい決まる程度まで強くなりました。
これなら裏ビルド杯に持ち込んで通用すると判断。
採用候補カード解説
コンボパーツ
・希望の守り手シウバ、大宇宙ジオ・リバース
デッキコンセプト。4投。
実際はジオリバ1体につきシウバ+仕込み進化元で1組2体ずつ出る以上、
4組出すと盤面がパンクしてしまうため3組で十分なのだが、
3投で3組出せる確率も低いので4投。意味は無くても4体出ると楽しいし。
・永遠のプリンプリン
ジオリバースと刃を繋ぐ架け橋。
ババンで1枚落ちればいいので最悪2枚でも回るが、
万一配信台で落ちなかったら悲しいことになるので3投。
最初は、刃→プリン刃→シウバ→ジオリバという風に
刃を2回挟まないとジオリバースにハンター付与できないと思っていたが、刃は2段階処理のため一発で刃→プリンシウバ→ジオリバースとできることには、調整最後のギリギリになって初めて気付いた。
・若頭 鬼流院 刃
コンボを始動するキーパーツ兼、退化の当たり枠その3。
こちらもババンで1枚落ちればいいので最悪2枚でも回るが、
手出しするルートも残したいので3投。
刃と大地のどちらかが手札にあればいいので3投で十分。
・母なる大地
マナから刃を引っ張り出すコンボパーツ兼、ささやかな防御トリガー。
除去札にもなるので時間稼ぎにもピッタリ。
刃と大地のどちらかが手札にあればいいので3投で十分。
・アポカリプス・デイ
並んだジオリバを吹き飛ばすコンボ締め札兼、ささやかな防御トリガー。
必ず手打ちする必要があるので4投、キーカードもこれに設定。
白マナはこれしかないが、ババンすれば大体確保される。
最悪手札に来なければ盾から出ることを祈る。
・偽りの名 イーサン(不採用)
初期構築では並んだジオリバを吹き飛ばすコンボ締め札だった(過去形)。
イーサンの強みは事前に設置し次ターンに0マナで起爆できることだが、
このデッキのマナカーブで事前に出してる暇は無いし、
そもそもババンで20マナあるのでアポカリ手打ちで何の問題も無い。
除去されるのもキツい。4投→0投
マナブースト
・フェアリー・ライフ、霞み妖精ジャスミン
初動。次の動きが5マナと遠いため、可能なら2回使いたい。
退化の当たりを削ってまでギリギリに増やして何とか6枚。
初期構築では大地やジオリバの種になることを考慮してジャスミン重視だっていたが、結局トリガーが嬉しいのでライフ重視になった。
・超次元フェアリー・ホール
中継ぎマナブ+状況に応じたサポート役を出す便利札。
コンボパーツがマナに落ちるので大体ジオザマンを出す。
初期構築では大地2回が必要な分ジオザマンが必須だったため4投だったが、
最終的に最速ルートからは外れたので3投に減少。
・ダンシング・フィーバー
マナに落ちていて欲しいコンボパーツが大量にあるこのデッキにおいて、
選んで3枚落とせるこのカードは想像の100倍有用だった。
必ず次のターンにババンを出したいので何としても落とす。シウバとジオリバとプリンも見え次第落とす。退化の当たり枠はなるべく山に温存する。
フェアホからジオザマンを出してこれを回収できるとスマート。
4投したいが他のマナブ札とのバランスを考えて泣きの思いで3投。
・恵みの大地ババン・バン・バン
大量にシウバジオリバセットを落とす必要があるこのデッキの必須カード。
8マナ→16マナなら2セット、9~10マナ→18~20マナなら3セット、
11マナ→22マナなら4セット揃う体感。
山から退化の当たり枠が居なくなるのも良くないので、基本的に9~10マナ帯で出す。
4投したいが、マナに置いておける関係で3枚で回るためやむなく3投。
単純にサイズが大きいので退化の当たり枠その4でもある。
コンボ完成後にマナ爆誕で出して追撃札になれるのもGood。
退化の当たり枠
・永遠のリュウセイ・カイザー
当たり枠その1。
コンボ後に無駄に並ぶシウバを攻撃参加させられるのが偉い。
そのほか盤面処理による時間稼ぎ、コンボを放棄する時の特攻役、ハンデス対策、コンボ完了後に素出しでSA付与するなど、意外と多くの役割を持つ。
初期構築ではサファイアと並んで3投だったが文句なしの4投昇格。
・ボルメテウス・サファイア・ドラゴン(不採用)
当たり枠その2。永遠リュウと共に出ればワンショット力が大幅に高まる。
アポカリしたら相手ブロッカーはもう居ないため、悠々と盾を焼ける。
…なのだが、その他の役割を持てないのがスペースカツカツのこのデッキでは足を引っ張るため、安定を重視して最終的に0投になった。
超次元ゾーン
呼び出しカードはフェアホのみのため、7以下の緑を選定。
・タイタンの大地ジオ・ザ・マン
コンボパーツがマナと手札を行ったり来たりするこのデッキの潤滑油。
ババン前後に大地とアポカリを手札に確保するのが主な役割。
とりあえずこれを出しておけばババンの後が非常に楽になる。
パーツが十分ならとりあえず永遠リュウを拾っておき、コンボ後に余ったマナで素出しする動きも強い。
1体で十分だが一応2投。2枚回収したい時があるかもしれないし。
・勝利のガイアール・カイザー
ビートに殴られている時はこれで盤面を取って時間稼ぎする。
コンボ完了後にフェアホが余っていれば追撃役にも。
ちなみに闇が入っているので実はこいつの上にもジオリバースが乗る。
・永遠のプリンプリン
こちらも足止め役。
1ターンしか止まらないが、勝利ガイアールで取れない相手にはこちら。
水文明が入っているのでこちらもジオリバースに進化できる。
・時空の探検家ジョン、時空の喧嘩屋キル
緊急でアポカリカウントを増やすために2体撒きたいことがごく稀にある。
フェアホでジョンジョも出るので進化メタが欲しい時があれば。
セツダンが出るのでタッチャよりキルにしたが、タッチャの方がいいかも。
・時空の護りフィオナ
マナブを連打するデッキなのでそこそこ覚醒する。
時間稼ぎの囮役としては意外とやる奴。ホールから出る打点としては最大。
・激相撲!ツッパリキシ
一応緑なので入れたが出した記憶がない。この後のカードに入れ替えたい。
・魂の大番長「四つ牙」(不採用)
置いとくだけで勝手にマナが増えていく凄いやつ。
5マナフェアホ→8マナババンに直結するため最速ルートを増やす革命児。
17弾裏ビルド杯では17.5弾のカードは使用禁止のため、残念ながら不採用。
ツッパリキシはこいつに入れ替えよう。
実践編:裏デッキビルド杯
実際に裏デッキビルド杯でマッチングした相手とダイジェストを記していきます。
対戦相手の方に失礼な書き方がありましたら申し訳ございません。
こちら視点で回ったかに着目して記すので、相手デッキの記述は少なくなることをご容赦ください。
参加デッキ一覧はこちらから見れます。
個性的なデッキばかりでとても面白いので、是非見てみてください。
1戦目:VS 水闇自然アレグル超次元
マナブとドローでアドを取りながら強力なサイキックを繋げてくるデッキ。
ババンを出して手札に大地アポカリが揃い、次のターンが来れば決まる…!
というところまでこぎつけたが、スーパースペルグレートブルー→エナホ→勝利リュウという見事な引きもあって相手の勝利セットが完成し敗北。
2戦目:VS トリガァウゼス
トリガーエンコマデモコマを並べ、シューヴェルト4覚醒を狙うデッキ。
初動が引けずコンボ成立が10ターン目までずれ込んだが、
相手もマナブせず横並べするデッキだったためギリギリでコンボ成立。
相手の完成した盤面を消し飛ばして勝利。実践の場ではこれが初成功。
3戦目:VS ゾルゲthe Third
アカシックサード+勝負だチャージャー等アンタップキラー付与からゾルゲ・デルフィン・ベジーダ・エルドラード・GILLを投げてくるデッキ。
こちらのデッキの構造上、必ず途中でババンが出るため一度はアカシックサードの前に身を晒すことになる。コンボが大地とアポカリに依存する以上デルフィンが出れば一発アウトのため祈りながらの対戦。
理想ムーブだったが最後に白マナを埋め忘れる凡ミスにより1ターン遅延。こちらの手が遅れるたびにどんどん行われるアカシックサードチャレンジ。
何とかしのぎきってコンボを成立させて勝利。焦りました。
4戦目:VS リケなる大地
聖霊王リケでブーストし、更に大地で進化元含めマナに落とすことで大型クリーチャーを早く降臨させるデッキ。
こちらは悠長なデッキなのでターボ中速ビートはキツい対面。
急いでババンを出すところまでは行けたが、大地サファイアが降臨して押し切られ敗北。
5戦目:VS 継がれし暗黒(配信台)
墓地肥やしと超次元を駆使してデスフェニ・ゼロフェニ・HDM・シーザーのデスフェニ系譜を併用するデッキ。
↓配信台の該当時刻へのリンク
こちらのコンボ成立前に相手のシーザーが完成し盤面が一気に増える。
配信台で最低限の動きを見せたいので、到達マナが不足気味ながらも急いでババンを出し、アポカリは手札にないがとにかくジオリバを並べる。
盾からアポカリ引けば何とかなる…!
という所で、こちらの盤面の多さに窮した相手側からまさかのアポカリ。
結果的にこちらのやりたいことが決まり、トリガースパークも押し切って勝利。
6戦目:VS 寄生されしドリメの森
コスモセブΛ入りパンダドリメ進化速攻デッキ。
パンダの速度は流石にキツい。
悠長にコンボを成立させてる暇などないので、数少ない除去を総動員して何とか抵抗。
最終的にババン無しで刃ジオリバを繰り出し、相手の盤面にいるクリーチャーの分だけは寝た刃を出すまで食い下がったが、当然除去で貫通され敗北。
ベストは尽くせた。
おわりに
最終戦績は3勝3敗、そしてジョニー賞3位タイ受賞。
コンボが決まった試合は全て勝てましたし、負けた3戦も「あと1ターンあればコンボが決まりそう」というところまで行けたので、出来すぎなくらいに上手くいった裏ビルド杯だったと思います。
ゼロから自分だけの独自コンボを作り出し、そしてビルド杯から裏ビルド杯からの約2週間を1つのデッキに真剣に向き合って調整し続けたのは初めて経験する楽しさで、とても充実した日々でした。
目標が配信台上コンボ成立&ジョニー賞受賞だったので、達成できてとても嬉しいです。他の方のデッキもそれぞれ個性があってとても面白かったです。
カードゲームは得てしてスパイク層が中心になりがちですが、このようにカジュアルで楽しめる場があることはとても面白く有意義なイベントだと思います。
是非ともデュエプレデッキビルド杯、裏デッキビルド杯が更に盛り上がると良いですね。
最後に、主催のトスカーナさん、配信・実況のミケガモさん、そして参加者の皆様、更には公式ビルド杯に参加した全ての方々にも感謝を述べて締めさせて頂きます。
とても楽しい時間でした、ありがとうございました!
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