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おかえりマイユーフォリア(ジョングク編4)



ジョングクってかわいい。


SNSを更新することは彼らの義務ではないとしても全然SNSを更新しないし、一生忘れてるな…ときっと全ARMYが思ってるんじゃないかというタイミングで現れて、たった一枚のセルカと添えられた文章のたまらないかわいさで全部許されてしまう。
タトゥーを入れたことはどうだろう?
タトゥーを入れたことをARMYたちが知ることになった経緯の苦さに、彼が一番の推しだったファンたちの中には、受け入れられずに去った人や変わらない気持ちがブレないよう折り合いをつけた人など、様々な人がいただろう。それぞれの中でいろいろな決着をつけたはずだし、今でも自分の中の着地点が見つからない人もいるだろう。
だけどその後、あんなにびっしりタトゥーを入れるなんて誰が予想できただろう?

現時点で完成形なのか、まだ増やしていきたいのか分からないし、個人的にはやりたいようにして欲しいしとても似合っていると思うけれど、2021年現在の彼は真っ白できれいだったあの腕にゴリゴリのタトゥーを入れ、曲のコンセプトに合わせて、眉ピまであけてしまった……。

前髪を分けたヘアスタイルを“オッパみたいな髪型”と言ったり、りんごヘアーをしてくしゃくしゃの笑顔で歩き回ってはお兄ちゃんたちを笑わせていた、あの純粋無垢に見えた少年は、猛スピードで見た目までもすっかり大人になってしまった。

だけど、アイスクリームのトッピングもパンに塗るチョコクリームの量も一度始めたらなかなか切り上げられない個人Vliveも、一度では終わらないネタツイートも、、考えてみれば何事も“少しだけ”ということをやらないジョングクがあんなに腕いっぱいにタトゥーを入れたのも彼らしいとさえ思ってしまう。
眉ピをあけた理由が、“活動のたびにピアスシールを貼るのが面倒になった”ということもなんとも彼らしく「 かわいい 」と思ってしまう。

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その証拠に彼は今でも、たまらないかわいらしさを放っている。
2021年8月31日、誕生日を目前に控え例の如く久々にweverseに現れたジョングクは、ファンたちに“僕に話したいことがあったら書き込んで下さい(歌詞のように)”という内容を投稿した。
サプライズで何かを作ってくれているのか、“歌詞”のヒントが欲しかったようだけど、案の定ARMYたちから「ハッピーバースデー」の大量のコメントが届いたであろうジョングクは、
「みなさん、僕まだ誕生日ではありませんw w w w w 僕の意図をよく把握して下さい…!」と言っていた。
日本語に変換するとかわいさが少し違ってしまってもったいないけれど、アミたちの勢いに笑いながら、ちょっと困っている様子がとてもとても伝わってくるような一文字一文字が愛おしい。
(追記: 同日、誕生日1時間前に始まったVliveでファンが書いたコメントを元に曲を作る過程を見せてくれている。)


ジョングクはすごく大人になったように見えるけど、いまだに頻繁にゲームのルールを理解していない。
『Run BTS!』でタイムスリップしスパイを探すゲームのときにも、スパイだった2人の頭の切れるお兄ちゃんたちに騙されて、スパイではなかったのに自分もスパイなの?!?!?!と一瞬信じてしまっていたし、挙手をして答えを言う方式のクイズもだいたいチーム名を忘れるか間違っていたりする。
一生懸命ゲームや企画に参加しているけれど、実際の結果にはあまり興味なさそうで、せかせかと走り回って動いているけれど、どこか醸し出す雰囲気がすごくのんびりしている。


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6月30日、Vliveをつけてくれたジョングクはたくさんの歌を聴かせてくれた。
ジョングクのVliveは1時間を軽く超える。
スケジュールが許す限り、ファンと交流できるその場所にいてくれるのだと思うけど、配信を長引かせすぎて、マネージャーさん的な誰かを待たせてしまっているような気がしなくもない……。

そろそろ終わります!あと一曲!などと切り上げようとするのになかなか終われず、うっかり流れてしまった曲までも、捨てることなくちゃんと歌って聴かせてくれた甘さにファンに対する誠意と優しさを感じる。
それはずっとずっと前から変わっていないことだ。(2021.9.1 最新のVliveは、眠たそうな顔をしながら永遠にファンのリクエストに答え続けてくれ、なんと2:30:45もの長さになった)


2016年に日本のファンミーティングに来ていた日、日本のコンビニで買ったお菓子をたくさん抱えておしゃべりしたVliveは超絶にかわいかった。

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(画像元: http://www.vlive.tv/video/17878   )


当時、私は韓国語が一言も分からなかったのに彼がカップラーメンやお弁当を食べている姿をただ眺め、“かわいい”という概念だけでとても楽しくその1時間弱の時間を過ごしたことを覚えている。

中でも日本のカップラーメンを食べるのが初めてだったようでお湯が沸いて小さくスキップしたり、 スープがないと探してみたり、一口食べて初めての味に大きな目をうさぎのようにまん丸にして驚いていたのが本当に本当にかわいかった。
しかもラーメンを食べながら
「熱いものを食べるとき(フーフーする仕草)息で冷まそうとすると咳が出ませんか?!」
「僕はいつも咳が出ていたよ、こうやってフーフーってすると痒い感じがして」と言い、ARMYの返答コメントを読む為にぐっと画面に顔を近づけて返事を待っていたのだけど、このたまらないかわいさはどうしたって言葉にはならないかわいさだ。

『In the SOOP』でナムジュンとジミンくんと
「チャパグリってなんでこんなに美味しいんだろう」「どうやってこれを思いついたんだろう?」という話になったときに、
「ラーメンを2つ食べたいとき、ちょうどノグリとチャパゲティだけあったのかも」
…と言ったジョングクのあのかわいさとフーフーすることによって出る咳の話のかわいさは共通している。
ちなみにそのときのジミンくんの見解は
「チャパゲティが食べたいけど若干辛くて
ノグリ特有の匂いがほしかったんだろう」というものだった。
日曜日の夕方のアニメの平和さなのだ。


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ジョングクは変わった。
まだあどけない表情をして6人のメンバーの後ろで静かにしていた末っ子の少年が25歳の青年になったのだ。
満足に人並みの学生生活も味わえず腕や手の甲に描かれた数々の言葉やモチーフがそれを語るように、彼のすべてを捧げたBTSという生き方を私たちは受け取り見守ってきたのだ。

15歳で一人、生まれて初めてソウルに訪れたジョングクは「これからここで自分はどう生きていけばいいのか」と途方に暮れていたそうだ。
練習生になって何ヶ月か経ったとき、お母さんに会いたくてコンビニでカップラーメンを食べながら泣いていた幼い男の子は、今では世界で最も注目されているグループの一員だ。
デビュー後も、メインボーカルとしての責任を感じ、成長する姿を見せたいと、24時間、車の中でもトイレやシャワーを浴びながらでも、歌える時間があったならいつでもどこでも歌っていたという。(2021年放送『ユクイズ』より)


彼が美しい顔をしているのは、汚れないかわいさを保ち続けているのは、時にはそのまっすぐさ故に危なっかしくも思える情熱のせいだ。
時々ゆらゆらしているように見えても、実際は努力を惜しまないから、まっすぐに想いを届けてくれるから、とてもきれいで、キラキラと輝いた瞳で、逞しい顔つきをしている青年になったのだろう。



私たちはどれだけアイドルを知ったつもりになったとしても、どれだけの時間ただ一人の人を見守ってきたとしても、彼らのことを実は何も知らないのかもしれない。
どこでどんな努力をしてどんな痛みを抱えて日々を過ごすのか分からないように、どこで誰と会い、何を考え、どんな行動をとっているのか…それが明るみに出たとき、人によっては裏切りと感じられるものであったとしても、私たちは何も知らないままで、誤魔化された現実の中から自分なりの真実を選ぶしかないのだ。
だけど、ジョングクはどうだろう?
私たちに見せてくれる彼の努力の滲み出る歌や踊りや日常のふとしたかわいらしさ、私たちに向けてくれるその眼差しは信頼に値する、と私は思う。



自分のことを
「結構やらかす末っ子」だと言っていた。
「ただ良い人であって欲しいです。
“この人はそれでも良い子だ” “BTSに必要な人だ”と思われたいです。」と少しいたずらっぽく丸い目をキラキラと輝かせて話していた。
そんな話をしていたことを彼は覚えているだろうか?

私の目に映る彼は、とてもかっこよくて、アーティストなのに撮影が終わればセットを片付けてみたりと親切で、彼の作る曲はとても重く愛に溢れていて、人柄が滲むような優しくて少しさみしそうな歌声はこの世界で唯一無二だ。



「ただ良い人であって欲しいです。
“この人はそれでも良い子だ” “BTSに必要な人だ”と思われたいです。」


私の目に映る彼は、
とても“良い人”で、
BTSにとって絶対的に必要な存在だ。

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※おわりに
最後まで読んでくださりありがとうございます。
このnoteは人物の考察ではありません。だれかの中の“好き”という気持ちがいっぱいになりますように。


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