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まだ間に合う!TOMORROW X TOGETHERのココがすごい!


2020年1月に日本デビューが決定したばかりのTORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥゲザー、略称 TXT)。TXTは2019年3月4日、BTSの所属するBigHitエンターテイメントからデビューした期待の5人組ボーイズグループです。
BTSを世に送り出したBigHitエンターテイメントが6年ぶりに手がける新人グループとして高い注目を浴びているTXT。5人の奏でる音楽と個性豊かなメンバーの魅力をおさらいします。


1 せつなさ香るファンタジーな世界観


TOMORROWXTOGETHERは、『それぞれ異なる君と僕がひとつの夢に集まり、共に明日を作っていく』というコンセプトのもと、ひとつの夢と目標のために集まった5人の少年たちによる明るく元気なアイドルグループ。(BigHit 公式HPより

デビュー前から高い注目を浴びてきた彼らの記念すべきデビュー曲、
「CROWN」。原題は「ある日頭からツノが生えたよ」という個性あふれるタイトルの楽曲で、ツノというキーワードは成長痛のようなものを表現しているそうです。
まずはそんな個性あふれるコンセプトの「CROWN」を聴いて下さい。

なんと言っても、まずはかわいい!!!!!!!!!!!

ある日、頭からツノが生えた少年は世界中で一人ぼっちになったような気分で、自分が怪物になってしまったのか、と悩んでいた時、“翼を持った“君”と出会い、魔法のように世界が変わった…という喜びを歌ったこの曲。

외로움 멈춰라 마수리 수리(うぇろうむ もむちょら ますりすり)
さみしさよとまれ マスリスリ

というフレーズにある“マスリスリ”とは、日本語でいう、ちちんぷいぷいのようなおまじないの言葉で、かわいらしくもほのかな切なさを感じさせます。

この曲の他、TXTの楽曲の多くの楽曲制作・メインプロデュースを行なっているSlow Rabbit氏はBTSの「House Of Cards」や「枯葉」をはじめ、「NEVER MIND」や「Wine」「Seesaw」などSUGAプロデュース作品に名前を連ねていることの多いBTSの楽曲作りの中心的メンバーで、最近公開されたJINの自作曲「この夜」のプロデュースでも記憶に新しい、バラードや切なさを感じさせる楽曲を得意とするPDです。
そんなSlow Rabbit氏の持ち味とも言えるエモーショナルな色合いがTXTの楽曲の世界に色濃く反映されています。


最新曲「9と4分の3番線で君を待つ」でもそのカラーを失うことなく、5人の新たな魅力が引き出されています。

夜の学校、懐中電灯、誰もいないプール、未知の世界に迷い込んでしまう少年たち…80年代の映画好きにはたまらない、グーニーズやE.T!スタンドバイミーにストレンジャーシングスを彷彿とさせる空気感!!
キラキラと輝いている少年たちと彼らが迷い込む不思議な世界との相性がきっと刺さる人にはぐさぐさくるはず!



2  個性豊かなメンバーたち


BigHitによって作り上げられていく彼らのコンセプトや楽曲もとても興味をそそられますが、それだけじゃない、メンバーひとりひとりの個性がこのグループの大きな魅力のど真ん中にあります。

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・チェ・スビン(サブボーカル)
グループのリーダー スビンくんは、高身長でスラリとしたモデル体系や笑うとくしゃっとなる目がとても魅力的。
BTSのJINに憧れ、5人のメンバーの中で唯一自らオーディションを受けたというスビンくんは、家にいることが好きで、読書や音楽鑑賞が趣味だと話していたり、日頃から運動は嫌いだと発言していることからインドアなのかな?…と思いきや「Cat&Dog」のMVでBMXのような自転車に乗り、技を決めている人物がスビンくんなのではないか?と話題になり、普段の穏やかなイメージとのギャップに驚かされました。

メンバーのテヒョンくん曰く『年齢に関係なく大人の考えが出来る人』だそうで、普段からリーダーとしてメンバーたちからも信頼されている様子が伝わってきます。



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・チェ・ヨンジュン(メインラッパー、メインダンサー、リードボーカル)
TXTの長男ヨンジュンくんは、伝説の練習生という異名があったほど、ダンス、歌、ラップ全ての項目でその高いスキルを魅せてくれるパフォーマンスの中心的メンバーです。
BigHitに入る前はCUBEで練習生をしていたといわれていますが、彼がBigHitに入った頃からヨンジュンくんを中心とした新しいグループの構想が始まったのではないかと思います。それほどにスキルが高く、とても魅力的なパフォーマンスを魅せてくれるヨンジュンくんですが、練習生期間が2019年時点で5年間と長く、そのことから、まだBTSが人気を確立する前に事務所に入ったことが伺えます。
デビュー時に放送された番組の収録中、涙を流していたその姿からも、これまで様々な困難を乗り越えてきたであろう彼は“マンネのような長男”といわれているほど、普段はとても柔らかく可愛らしいキャラクターですが、練習生の頃、新しく入ってきた子に怖がられることが多かったと話していたり、ハロウィンの動画では、メンバー内アンケートで満場一致のスリザリン寮(『ハリーポッター』で闇の魔法使いが所属する寮)にされたり…といった一面も。
またアメリカショーケース中に怪我をしたボムギュをなぐさめる姿もとても長男らしく、優しい言葉の掛け方が印象的でした。



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・チェ・ボムギュ(センター、サブボーカル、メインダンサー)
ムードメーカーでおなじみのボムギュくん。社交的で、その弾けるような笑顔や愛嬌が魅力的なメンバーですが、自分の中の理想とする目標は高いようで、時に厳しくストイックな面を見せることも。
BTSのV先輩のファンだと公言しており、Vをたくさんモニタリングしたという彼のパフォーマンスは、Vの持つ表情の豊かさを彷彿とさせつつも、ボムギュくんなりの個性が生かされたパワフルなダンスや表情豊かなパフォーマンスがとても魅力的です。練習生期間が最も短く、スカウトされた1ヶ月後、大邱からソウルに上京してすぐデビューチームに入ったというエピソードからもさらなる今後の成長が期待されるメンバーです。
最後に合流したにも関わらず1日平均8時間から11時間にも及ぶレッスンもこなした努力家で、負けず嫌いで気が強いように見えますがとても正義感が強く、メンバーや周囲の人に細やかな気遣いの出来る優しい一面も…


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・カン・テヒョン(リードボーカル)
伸びやかな歌声とハッキリとした目鼻立ちが魅力のテヒョンくん。
“人生2回目”や“名言製造機”の異名をもつカンテヒョンくんは、頭の回転が早く、活動中の様々な場面で、キッズモデルの経験もあってか、新人とは思えない受け答えや機転を利かせられるマンネとは思えないしっかり者のメンバー。

『明日の心配は明日の自分に任せよう』
『結果だけじゃなく、その過程が幸せだったらいいです』など、
心が軽くなるような名言を残すことでおなじみのテヒョンくんですが、練習生時代はとても愛嬌があったとメンバーたちからも言われており、ボムギュくんに朝学校に送ってもらう約束をしていたり、とてもかわいらしい一面も。空港や音楽番組の出勤時にメンバーと腕を組んでいる場面も多く、その理由は『迷子になるかもしれないから』というなんともかわいらしい魅力も持っています。
またメンバー内で一番初めにカバー音源を出しており、音楽や歌うことが好きだという熱い気持ちが感じられるメンバーです。



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・ヒュニンカイ(メインボーカル)※本名はカイ・マムル・ヒュニン
TXTのマンネ(末っ子)ヒュニンカイは、ぬいぐるみを集めるのが趣味で、いつもおもしろい言動で周囲を和ませたりと、メンバーたちからとてもかわいがられているメンバーです。
またアメリカ国籍の父と韓国国籍の母を持つハーフで、お父さんは音楽家のNabil David Huening氏といわれています。幼い頃から音楽をやってきて『いつかはステージに立って人の心を動かし感動を与えられるかっこいい歌手になりたい』と話しており、1stアルバムに収録されている「Roller Coaster」では、さっそく楽曲制作に関わっていた、プロデューサーとしても今後が楽しみなメンバー。


5人ともバラバラの個性を持つメンバーですが、特記しておきたいのは5人の誠実さです。デビュー前から独自のコミュニティ(現在はweverse)で不定期に公開されていたメンバーそれぞれの日記の更新頻度はとても高く、お気に入りの曲のプレイリストをファンと共有したり、その時々の心境を吐露したりと、一つ一つの文章にとても心がこもっていることが感じられ、それに加え、忙しい日々の合間をぬっては、Twitterでセルカの投稿まで毎日のようにしてくれるマメさは、彼らの誠実さを物語っています。
(プロフィール参照元 「Debut Celebration Show」、公式プロフィールより)



3  華々しいデビューの裏側で

今世界中で大人気のBTSの弟グループとして、大きな注目を浴びながら華々しくデビューしたTOMORROW X TOGETHERは、デビュー1年目にしてアメリカでのショーケースツアーやわずかデビュー9ヶ月目の2020年1月に日本デビューも決まり、順風満帆なように見えますが、彼らの口から語られる練習生時代のエピソードは、17時間夜通し踊り続けた話や評価の前のダイエットの苦労話、毎日続く厳しい練習のスケジュールの中、朝学校へ行くときに起きれないからバスタブで仮眠をとり弟たちにシャワーをかけて起こしてもらっていた…など、スポ根漫画も顔負けの話ばかり。
メンバー全員が英語も堪能で、日本語の発音もとても良く、歌やダンスだけでなく、アイドルとして、アーティストとして必要になるであろうスキルを一人一人が必死に磨いてきたのであろう努力を感じる点もグループの大きな魅力の一つです。



1stフルアルバム「MAGIC」のカムバック活動でみせた彼らのパフォーマンスは、デビュー活動期間からわずかなブランクながら、一段と成長を遂げたすばらしいパフォーマンスで魅せてくれました。デビュー後の忙しいスケジュールやアメリカショーケースツアー、レコーディングと、めまぐるしい日々の中で、さらに飛躍を遂げた彼らのダンスパフォーマンスをご覧ください。


(日本語の字幕を出すと歌詞の和訳が表示されます)

ちなみにこの「New Rules」はデビューアルバムの「Cat& Dog」に続きBTSの「Cypher」シリーズや「Anpanman」など多くの楽曲を手がけ、元BigHit練習生だったことでも有名なSUPREME BOI氏のプロデュース作品です。

続いてTXTのメンバーの5人の声の混ざり合う心地よさを味わえる一曲をお聴きください。

大人になった少年がいつの間にか自分の肩が“幼馴染の君”の背とぴったりになるほど成長した自分の身長と心の距離の変化を“20cm”という言葉につめこんだ切ないラブソングです。
TXTの魅力の一つとして個人的に感じているのは、メンバーの声が混ざった時の耳心地の良さです。一人だけ突出したパワフルなボーカリストを置いたグループなども多い中、あくまでも5人の声質のバランスを重視して結成されたかのように、きれいに混ざり合う優しい歌声はこのグループだけの持つ大きな魅力です。


そして、何といっても2019年 Melon Music Awardでのパフォーマンスは、新人とは思えない作り込まれた演出とそれに負けないパフォーマンス力は3月にデビューし走り抜けてきた男の子たちの涙と汗の滲んだ努力の結晶が光るとてもすばらしいステージでした。



BigHitの仕掛けるグループの特徴である激しいダンスと数々の謎解きのようなキーワードを散りばめられた独特の世界観。そして世界に羽ばたいても自分らしさを忘れないでいられるメンバー、一人一人の豊かな感性や素直な個性はそのままに、今までに誰も見たことのない、全く新しいパフォーマンスや珠玉の音楽の数々…
大型新人と呼ばれ、大きな器を用意されたようにみえるTOMORROW X TOGETHERは、持ち前の誠実さと夢に向かって突き進む、努力を惜しまない5人のパワーにより、その看板にも負けないだけのスペックを兼ね備えた、唯一無二の新しいグループです。
2020年、日本デビューした彼らの紡ぐ物語はまだ始まったばかり。
“異なる君と僕がひとつの夢に集まり、共に明日を作っていく”という彼らの物語はこれから、どんな夢を見せてくれるのでしょうか?





⬇︎ストーリーのあらすじ、考察などはこちらで随時更新中です。



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