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第17回 地下アイドルというお仕事

今回からは、アイドルと言うお仕事の中でも大事なステージについてお話をしていきたいと思います。

ステージに立つって、アイドルを目指している皆さんにとっては、そのステージの大きさよりも、立てた事に感動をするかもしれないですね。

レッスンを頑張って、色々怒られたり、泣いたり、笑ったり、その集大成として初めてのステージに立つ。

立つ前は、緊張して上手く出来るかな?間違えないかな?と不安な事ばかりかもしれません。それでも、ステージの時間は待ってくれる事もなく、始まる。

この初めてのステージを、絶対に忘れないでください。

なぜ?

この緊張したり、色々な思いが入り混じった感情は、これからのステージでも同様に感じなくなった時は、きっと慢心が出ていたり、思いが軽くなってしまっている可能性があるからです。

ステージに立つ事は『慣れた』と言うものとはまた違います。

今まで、どんなステージに立っても緊張していた自分が、ステージでの経験をこなす事で、段々とステージに慣れる。
これは、間違いではありません。

しかし、上手く出来るかな?今日は良いステージが出来るかなと緊張する事は、絶対に慣れるものじゃないからです。

大きなステージに立てば立つほど、良いステージが出来るかな?お客さんは喜んでくれるかな?と不安になるのが普通だからです。

これを感じなくてなってしまった時、慢心で今までの熱の入ったステージや、緊張しながらも歌い踊った事が、出来なくなり、お客さんはそれを敏感に感じとっていきます。

ですから、まずはこの初めてのステージでの緊張感と言うのを絶対に忘れず心に宿してください。

そして、これを忘れずにいる事で、この先自分がこんな気持ちだったな、この時より少しは成長出来たかな?と振り返れる様にしてください。

一つ一つのステージを思い出せるぐらい、胸に頭に焼き付けておく事が必ずあなたのこれからの糧となって、素敵なステージをお客さんに届ける事が出来るはずです。

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