本屋さん

実店舗の書店や古本屋がなくなって欲しくない話

便利な世の中になりました。買い物の大半はネット上で完結する時代です。

それは食料品、衣料品に限らずあらゆる物やサービスがそのまさにその通りで、スマホ、パソコン、タブレットとネット環境さえあれば、実際にお店にいかなくとも翌日から遅くて一週間後には希望の商品が手元に届きます。

けれど、そうしたネット型の販売店舗の普及に伴って、実店舗を持つお店の多くの客足が落ち、頭を悩ませているのも現状です。

その代表的な分野が書店です。

現在、日本人はあまり本を読まなくなったと言われています。とはいえ、もちろんヘビーな読書家の方もいらっしゃる事だと思います。

しかし市場という面で見た時、オンライン書店に比べて実店舗は明らかに目減りしているのも事実です。

本を読む、読まないに関わらず、実店舗の書店さんはかなり厳しい状況に立たされています。

Amazonなどの大手通販サイトはもちろん、電子書籍など、紙媒体の本をあまり買わなくなったユーザーもいらっしゃる事でしょう。

僕は圧倒的に紙の本派なので、今でも電子書籍ではなく紙の本を買います。確かに割高なのですが、その分ずっしりと重く、実際の知識を得る事に加え、本を読んでいるな、という実感もあり、大好きです。

電子書籍が合わない、という人も一定数いますしね。

そして、書店は本との出会いの場です。目的がなくてもふらりと立ち寄り、お店の中をぐるりと見回ります。

そうして気になった本を手に取って、表紙を眺めて背表紙を眺め、パラパラと内容を斜め読みしていきます。

面白そうだな、と思ったら購入し、じっくり読み込みます。

普段から読む分野の本だったらもちろん買いますし、普段はなかなか手に取らない分野の本だったら新しい出会いに胸が躍ります。

ネット書店の場合だと、どうしても自分の興味関心のある分野からじゃないと検索が進みません。

例えば「メンタリストDaigo」と検索をした場合、Daigoさんの書籍がずらりと並ぶでしょう。しかし、Daigoさん関連の本としか出合う事ができないという悲しい現実もあります。

反論、反対意見はあるでしょうが、これは僕が感じている事です。

実店舗は出会いの場。婚活パーティに出席するように、著者や知識やキャラクターや書店員さんとの出会いを楽しめる場でもあるのです。

ですから、僕は実店舗の書店がなくなって欲しくないな、と感じています。

ここまで僕の独り言を読んでくださり、ありがとうございました。共感していただけたら幸いです(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?