会社員 モーゼの十戒 パロディ
会社員 モーゼの十戒
モーゼは水を真っ二つに割ってしまう。
モーゼは「バーのマスター」で水割りをつくる。
店の看板は石板で、石板そのものは光らないからライトで上から照らしている。
酔っぱらいサラリーマンがうっかり看板におしっこをかけると、石板は濡れずに、おしっこはカーブして、サラリーマンの顔とその同僚の顔にぜんぶかかった。おしっこには酔いざましの効果があるから、飲むなり、頭からかぶるなりするのはよいことだ。
モーゼはある時は「サラリーマン」をしている。
彼が会社のトイレでおしっこをすると、おしっこが左右に割れて同僚の服がびしょ濡れになった。
「先輩、トイレの時くらいは石板を離してくださいよ~!!」
これはモーゼ自身の戒め(いましめ)となり、十戒に新たな項目としてつけ加えられた。
モーゼの「11戒」
「トイレではわたし自身、石板を身につけないこと。わたしが目を離したすきに石板を盗んだものには天からイカズチが落ちるだろう」
モーゼがおしっこが割れないように石板から目を離したすきに、ふとどき者の後輩が石板を懐に隠して逃げだした。
会社に天からイカズチが落ちた。
会社は木っ端微塵に砕け散った。
焼け跡から這い出てきたモーゼは、「モーゼの11戒」に新たな項目をつけくわえた。
モーゼの「12戒」
「やっぱり石板は盗んでもOK」
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